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有意義にリフレッシュしよう! 若手先生のための夏休み「夏活」のススメ【学級経営1年間の見通しと毎月のアイデア#24】

連載
若手先生の航海図~学級経営1年間の見通しと毎月のアイデア~
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内田仁志

1学期を終えた若手先生のみなさん、本当にお疲れさまでした。4月から駆け足の3か月。目の前の仕事をこなすだけで精いっぱいだったのではないでしょうか。ここでホッとひと息の夏休みです。しっかり身体を休めつつ、二学期に向けてモチベーションを高めていけるような過ごし方、「夏活」を一緒に考えていきましょう。

執筆/環太平洋大学准教授・内田仁志
協力/教師実践研究塾(実践塾)会員 岡山市立清輝小学校・田口 彬

生活を整える夏活 ―ワークライフバランスを見直そう

子どもがいない時期だからこそ、定時で帰ろう

夏休みになると、若い先生の中には「この機会に遅れを取り戻そう」と考える方がいます。確かに、学期中にできなかった仕事を進めるよい機会でもあります。

しかし夏休みだからこそ定時で帰ることを心がけましょう。

研修や出張、校務もありますが、自分で時間を調整しやすい時期です。仕事が終わったら帰る習慣をつくりましょう。例えば、「今日は16時30分には退勤する」と決めたり、午前中に仕事を集中して終わらせたりするだけでも、時間の使い方は大きく変わります。

長く教員を続けるためには、働き続ける力を残しておくことが大切です。2学期は運動会や宿泊学習など、多くの行事が待っています。その前に、まず自分の心と体を整えておきましょう。

夏休みは、教員にとっての大掃除の季節

夏休みは、教室や職員室を見直す絶好の機会でもあります。

机の上にはプリントが積み上がっていませんか。引き出しの中には、もう使わない資料が眠っていませんか。教室の棚やロッカーにも、いつのまにか不要なものが増えていることがあります。

学期中は忙しくて後回しになりがちですが、夏休みこそ整理整頓を進めたいものです。

私は若い頃から、夏休みになると必ず教室と机の大掃除をしていました。不要な資料を処分し、必要なものを分類し、2学期の準備を進めます。不思議なもので、机の上が片付くと気持ちも整理されます。

学級経営も授業づくりも、まず環境を整えることから始まります。子どもたちが戻ってきたときに、気持ちよく2学期をスタートできる教室を準備しておきたいものです。

教師として成長する夏活

「自分の軸」となるテーマを探そう

1学期を振り返り、自分がどの方向へ伸びていきたいのかをぜひとも考えてみませんか?
例えば、
・授業づくりをもっと深めたい
・学級経営で心配をなくしたい
・特別支援教育に強くなりたい
・ICT活用ができるようになりたい

などなど、自分が興味をもっていることや、課題にしたいことを何か一つ決めて、そのことについて研究し始めるのがオススメです。
将来的な教科担任の可能性を開くことにもつながりますし、何か好きなことや得意なことを作るのは、社会人としての自己効力感を獲得するうえで非常に有効です。ただ漫然と仕事にあたっていると、多忙感と疲労感ばかりが蓄積していきます。

学校の外へ飛び出して、学びの刺激を得よう

夏休みには、各地で研修会や研究会が開かれます。若いときこそ、遠慮せずにどんどん学校の外へ出てほしいと思います。所属する学校の中だけで過ごしていると、その学校のやり方が当たり前になってしまいますが、授業の進め方、子どもの見取り方、板書、発問、学級経営など、まったく違う実践に出合うことがあります。
「こんな授業があるのか」「こんな子どもの見方があるのか」と感じる経験は、教師として大きな財産になります。研修は知識を増やす場であると同時に、自分の常識を揺さぶる場でもあります。

また、研修会や研究会では、他校の先生とのつながりが生まれ、コミュニティに参加するようになったりもします。この人と人との新たなつながりは非常に大きなメリットです。
さまざまな人との交流を通じて視野の拡大や自己成長が促されますし、職場とは異なる居場所を得られることにもなります。
自分の好きなこと・得意なことといった軸を見いだす上でも、同じような目的や使命感をもっている人々の仲間になることは、大きな助けとなるでしょう。

具体的な達成目標を決めよう

夏休みは、時間があるようで、気を抜くとあっという間に終わります。だからこそ、自分自身にも達成目標を決めましょう。子どもには「何ができればよいか」を示すのですから、教師自身も夏休みに「何を達成するか」をはっきりさせたいものです。

2学期最初の1週間の授業準備をぜひやろう

まず、最もオススメなのは、2学期が始まった後の1週間の教材研究をやっておくことです。
2学期が始まった直後は、子どもが下校した後に提出物の確認や作品募集の整理、行事の打ち合わせなどが続き、思うように授業準備できないことが少なくありません。
そこで、1週間分の授業の流れや発問、板書計画まで考えておけば、雑務に追われて多忙感に苛まれることもありません。
また、2学期が始まってすぐは、子どもたちに変わりがないかどうかも注意して観察したい時期です。教師に心の余裕が生まれることで、子どもたち一人一人の小さな変化にも気づきやすくなります。

特に図工・家庭科は教材の確認を忘れずに

これらの教科は教材や材料が必要になることがあります。
授業が始まってから「材料が足りない!」「注文していなかった!」と気づくと、授業計画そのものを変更しなければならない場合があります。
夏休み中に年間計画を確認し、必要な教材は早めに準備しておきましょう。

計画の可視化で達成感を得よう

教員の仕事で大切なのは、子どもたちをいかに効果的な学びへと誘導するかです。
そこで有効なのは、何と言っても達成感をもたせ、自己効力感を高めることでしょう。
これを教員自身も実践して、その有効性を実感しましょう。具体的な数値であらわせる、実現可能な小さな計画を立て、それを次々とクリアしていくのです。
例えば、「教育書を○冊読む」「2学期の教材研究を1単元分終わらせる」「学級通信のひな型を作る」「毎日三十分歩く」などです。
これはつまり、計画を可視化することで、達成したかどうかが明確に分かるようになる、ということです。モチベーションを維持が維持され、自己成長が推進されます。
夏休みが終わるときに、「なんとなく終わった」ではもったいないですよね。

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