詩の授業は学級づくりに最適

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1年生の国語の教科書には多くの詩が載っています。文字を書くのが苦手な子や、長いお話が苦手な子も、詩のリズムのよさや言葉の少なさから、楽しんで詩を音読する子は多いのです。詩は一人称で書かれていることが多く、音読することで、読み手が話者と同じ気持ちを味わい、話者の世界を想像して読むことができます。そこで、詩の学習に使える活動を紹介します。

執筆/授業力&学級づくり研究会

国語の授業で学級づくり
撮影/浅原孝子

詩の学習で「どんな気持ち?」インタビュー

① ペアになる。
② ペアで一人ずつ音読する。
③ 相手の「ストップ!」のかけ声で、音読をしている児童は音読をやめる。
④ 聞いていた児童はマイク(グーの手)を音読していたペアの相手に向けて、「今、どんな気持ちですか?」と問う。
⑤ 問われた児童は、想像した景色や気持ちを自由に答える。
⑥ 聞いていた人は、その答えに対して「それはどうして?」などと質問をしてもよい。

詩を創作してポエムトーク!

① 学習した詩の一部を空欄にする。
② ①の空欄とつながる言葉も空欄にする。
③ 2か所の空欄に入る言葉を子どもに考えさせる。
④ 空欄に言葉を入れた形で詩をノートに視写させる。
⑤ どうしてその言葉を選んだのか、自分の考えをノートに書く。
⑥ みんなの前で音読し、どうしてその言葉を入れたのかを話す。
⑦ 聞いていた人は、発表のよかったところを伝える。

どちらの活動も、自分らしさが出る活動です。一人ひとりの発言のよさを認め、全体で交流していくと、自然と温かな雰囲気になり、子どもも話しやすくなるでしょう。

『小一教育技術』2017年11月号より

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