みん教相談室

みん教相談室は、小学校・中学校の先生方、教職を志す方から寄せられた質問に対し、的確にアドバイスができるプロフェッショナルを編集部が厳選、その回答をみんなで共有する企画です。 
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※「公立小学校で小学1年生の担任をしています。」のように、可能な限り学校種や担任している学年など、置かれている状況がわかるようにお書きください。

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授業
クラス(学級経営、子どもとの関係、保護者対応なども含む)
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働き方(業務効率化、職員室の人間関係、メンタルヘルスも含む)
学校経営
その他
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子どもは成長する時期にいる

回答者:元中学校校長、「全国教育交流会」代表・中野敏治

中学校に入学する前にどんな子どもが入学してくるのかを、中学校1年生を担当する先生は知りたいものです。ピアノが弾ける子どもがどのクラスにもいるようにクラス分けをする中学校もあります。それは合唱コンクールなどでクラスの誰一人ピアノが弾けないとコンクールにもならないという理由だそうです。

新入生を迎える中学校の先生が知りたいことは、どんなことでしょうか。そのことを明確にする必要があります。一人ひとりの子どもの何を知りたいのか、それを知りたいのは何のためなのか。そのことを担任として、学年として、学校として明確にし、小学校へお願いする必要があります。伝えられるものを知るだけでなく、知りたいことを知ることが大切です。

しかし、どんなに新入生一人ひとりの様子を中学校の学級担任として知ったとしても、子どもは日々成長し、変化する時期です。中学校で担任をしていると、このことに気づくものです。中学校一年生から二年生に進級した時、さらに最上級生になった時、中学校の三年間でも子どもたちは大きく成長していきます。前年度の状態とはまったく違い、目立たなかった子どもが学校のリーダーとして成長することも多くあります。

まずは、新入生の担任となった時、このクラスをどんなクラスにしたいのか、クラスの一人ひとりの子どもたちがどのように成長してほしいのかをイメージすることが必要ではないでしょうか。目の前にいる子どもたちに直接聞くことが一番子ども理解に繋がります。4月の学級開きの時にアンケートを取り、自分について、どんな生徒になりたいかなどを書いてもらうと子どもの意欲も知ることができます。

それでも、学級担任としては一人ひとりの家庭環境や友達関係を知りたいものです。入学後でも、その方法は面談や家庭訪問などで、知る必要があれば知ることができます。

小学校から中学校への引き継ぎで、中学校側は「小学校の先生が、あまり伝えてくれなかった」「ちゃんと伝えてもらえていたら、こんなトラブルは起きなかった」など、いろいろな思いが出てくることがあるかと思います。

引き継ぎシートを使い、必要なことをそのシートに書き込んで、そのシートを基に引き継ぎをする小・中学校もあります。

でも、その引き継ぎシートは開示請求の対象となり、開示請求されれば、開示しなければならない場合があります。公立学校なら学校を管轄している行政における個人情報の扱いを確認しておく必要があります。

小学校では、事前に教師と保護者とで「このことは中学校に伝えた方がいいですね」「このことは中学校に伝えてほしいです」などと相談をし、大切なことをきちっと中学校に引き継ぎをされたほうがよいでしょう。場合によっては、小学校の担任が保護者に「このことは、直接、保護者から中学校に伝えた方がいいですね。アポは私がとりましょうか」「その時、担任の私も同席をしましょうか」など伝えると、保護者も安心をします。

引き継ぎが基で小・中学校の関係が崩れては連携もできなくなります。引き継ぎのあり方について、事前に小・中学校で話合いを持ち、両者がお互いに「こうしてほしい」という要望を出し合うことが大切です。

開示請求が出され、保護者が予想もしていなかったことが引き継ぎシートに書かれてあれば、良かれと思って引きついたことが子どもや保護者にとって、辛いものになってしまいます。

大切なことは、小・中学校の9年間の義務教育は、小・中学校の先生が共に力を合わせて一人ひとりの子どもを育てていくということです。

Category: クラス
Tag: 中学
トラックの上に並べたハードル
写真AC

見やすくするための工夫のようです

回答者:みんなの教育技術編集部

日本陸連による、陸上競技ルールブック2021をひもとくと、「22.5 上部のバーは黒と白または他の濃淡の著しい色(そして周囲 の景観とも区別できるような色)で塗り、両端は淡い方の色とし、その幅は少なくとも225㎜とする。その色分けは全ての競技者が見分けることができるものとする」とあります(陸上競技ルールブック TR22(ハードル)より)。誰もがハードルの位置と形をひと目で認識できるように施された工夫なのですね。

白黒以外にも、さまざまな色のハードルがあります。

白地に青の模様のハードル
写真AC

Category: その他
Tag: 体育

「誰でも苦手なことがある」と伝えて安心感を与えましょう。担任一人で悩まず、学校としての方針のもとに対応しましょう

回答者:元公立小学校教諭、上級教育カウンセラー・八巻寛治

お悩みの趣旨は、①「野菜を一切食べない子」への他の子との関係を踏まえた上での指導について、②給食が嫌で登校渋りの子の保護者との関係についての二点かと思います。

ここでは、①「食」に関する最近の幼児保育、②保護者との信頼関係づくりの視点からアドバイスさせていただきます。

①「野菜を一切食べない子」への他の子との関係を踏まえた上での指導について

1年生は、何をするにもはじめて尽くしの生活で、何かと不安が伴います。給食の時間もそのうちの一つです。また、1年生は成長の個人差が大きく、小食の子や食べるのが遅い子がいます。はじめから全員均等に配膳して残すことを禁じるような指導は避けた方がよいでしょう。

文部科学省が推進する食育のねらいにはいくつかありますが、最近は「たのしい食事につながる食育」を重点にしている傾向が強く、主体的に望ましい食習慣や食生活を実現しようとする態度を養うとされています。それを受けて、幼稚園・認定こども園・保育園などでは、“自由保育”の関係で“食”についても自分で考えて食べたい分だけ食べる「バイキング形式」にしているところも増えています(新型コロナウイルスの影響で保育士さんが配膳する園もありますが)。

質問者さんは、おそらく、「あと一口がんばろう」「昨日よりたくさん食べようね」といった声かけをし、できたときはしっかりほめたり、その頑張りを認めて他の子に紹介したりしていると思います。

加えて、「誰でも苦手なことやモノがある」こと、「アレルギーの関係などでも食べられないものがある」ということを伝えておくことがポイントになります。

子供や保護者と相談しながら、分量を見て、あせらず、徐々にでも食べられるようになるよう指導していきましょう。

②給食が嫌で登校渋りの子の保護者との関係について

1年生の登校渋りの場合、理由がはっきりしていない場合が多いので、その意味で「給食が嫌で」と理由がはっきりしていることは、その対応の仕方さえ間違わなければ、ネックを取り除くことがしやすいと言えます。

文面によると「幼稚園では担任の先生が上手くやってひと口は食べていたと」とのことなので、家で食べさせられない分、学校への期待も高いものと思われます。私立学校ならさらに。

まずは幼稚園の先生と連絡を取り、どの程度のものをどのように食べていたのか聞き取りを行えるとよいですね。そして、学校で対応できそうなことを、管理職の方と相談したうえで、栄養教諭等にも同席してもらって保護者と面談し、今後のことを約束していくのはどうでしょうか。

担任お一人で悩まず、職員みんなで対応し、学校としての方針のもとに対処するようにしましょう。

文章を上手く書こうとせず、伝えたいことをわかりやすく簡潔に

回答者: 神奈川県立総合教育センター主幹兼指導主事 鈴木夏來

貴重なご質問、ありがとうございます。質問してくださったことに、まずは感謝申し上げます。「所見や学級通信の文章がなかなか上手く書けません」とありますが、結論から申し上げると、所見も学級通信も、上手く書く必要は全くありません。

例えば、外国にかかわりのある子供がクラスにいる場合、その保護者が、日本語が分からなかったりするケースもあります。この場合、公用文のルールに則って正しく書いたつもりでも、保護者へ正しく伝わるとは限らないようです。

誰が読んでも読みやすい文章の極意として、「文章にしない」というのがあります。伝えたいことを箇条書きにするのも一案ではないでしょうか。

それでも文章にしなければならない時は次の点を心がけてください。

■文章は敬体(です・ます調)にする
である調で書くと「偉そうだ」、「主張するな」など、誤解を招く場合もあります。可能な限り、「です・ます」調でやんわりと書きましょう。

■一文を短くする
一文は短ければ短いほど良いと言われます。 一文の長さについては諸説あり、30文字前後までとも40文字前後までとも言われています。1行以内ないし、1行半くらい。文章が長くなったら二つに分けてみましょう。

■教育専門用語を避ける
教員の世界では通じても、保護者にはよく分かりません。 分かりやすい言葉に置き換えたり、解説を加えたり、別の表現方法を考えたりしましょう。

また、教務が変わることで評価が一変する経験は、私の教員時代もありました。そういう時は その学校において、学校長がもっとも信頼を寄せている教員の書いた所見や学級通信を見せてもらうなどしてはいかがでしょうか。ヒントが見つかると思います。

なお、学校長が変われば、「良い文章」なるものは変わるということも心に留めておいてください。

私自身、行政10年目ですが、文章については今も悩み、苦労しています。さらに具体的な解説につきましては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

Category: 働き方

「私のことは嫌っていてもいいので、話をよく聞いてあげてください。〇〇さん自身がいろいろな思いを溜め込むことが、一番しんどくなります」

回答者:京都教育大学附属桃山小学校教諭 樋口万太郎

私も、質問者さんと同じ悩みをもっていたことがありました。振り返ってみると、自分では気づいていないことで、相手を傷つけてしまっていたのかもしれないと、今では思っています。

過去の私の場合は、保護者には、「私のことは嫌っていてもいいので、話をよく聞いてあげてください。〇〇さん自身がいろいろな思いを溜め込むことが一番しんどくなります」と伝えました。そして、「もし可能なら、その情報を教えていただけると嬉しいです。もちろんお母さんから教えてもらったなどは言いません」とお願いをしました。

子供が教師のことを「気に入らない」と感じてそれが態度にも出るようになるのは、教師のちょっとした言葉遣いや対応などに原因があるのかもしれません。あるいは、そのような態度をとっていても、実はその子は、先生のことを特に嫌っているわけではないのかもしれません。正直なところ、わからないのです。

大事なのは、「嫌われている」と感じるからといって、その子を特別扱いしないことです。自分に対して必要以上に気をつかうような教師の態度も、子供は敏感に感じ取ります。

「みんなと同じように褒める時は褒める、叱るときは叱る」といったことを心がけるようにしましょう。

最後に、保護者に電話をかける際は、その子がいないタイミングを見計らうなど、子供に気づかれないように十分配慮してくださいね。

Category: クラス

なにかをやめたいときは、ゴールを示して旗振りを!

回答者:先生の幸せ研究所 コンサルタント 鳥居紗歩

相談者さまからのお悩み拝見いたしました。「休憩時間を確保するべき」という発言の効果はとても大きいと思います!「業間運動をやめるべき!」と否定語を使わない工夫が素晴らしいです(^^)

「ただやりたくない」というだけだと、個人の勝手な意見に聞こえてしまう場合もありますが、「やめた先に何があるのか」というビジョンを示すことで具体的なイメージを持てて、賛同・納得してもらいやすくなります。

特に今回のような何かを無くしたいときに気を付けるとよいことは、「やりたい派」と「無くしたい派」でバチバチしてしまい根本的な解決に至らないことです。そういった意味でも「休憩時間を確保しよう!」とゴールを示した旗振りは効果的です。

私がコンサルタントとして学校内で働き方改革を進めていてよく聞くのが「同僚がそんなこと思っているなんて知らなかった!」という声です。同僚とお仕事の共有をすることはよくあっても、個人的な想いや「もっとこうなればいいのに!」という話って忙しくてする暇がないこともあるのでは?

職員室内を見渡してみて、相談者様と同じような思いを抱いている先生はいらっしゃいませんか? 立ち話程度から探ってみてはいかがでしょうか。数人の意見が集まれば相談者様の言い出しづらさも無くなり、職員室内としても意見に耳を傾けるきっかけにもなります。

業間運動を無くすための第一歩として、数人の仲間を集めて、「休憩時間の確保」という共通のゴールに向かっていくための作戦づくりをしてみてはいかがでしょうか!

また、続報をお待ちしております。応援しています!

Category: 働き方

「土地の広さ」は「植物の成長」には関係ありません

回答者:奈良県公立小学校教諭 土作彰

この単元では、「条件を制御しながら調べる活動」を通して、植物が発芽後、「成長する」ためには「日光」が必要、さらに「よく成長する」ためには「肥料」が必要、ということを学びます。

「狭い土地」では植物は「成長しない」でしょうか?  します。 ですから、「成長する」ためには「広い土地」が必要ではありません。

では、「よく成長する」ためには「広い土地」が必要でしょうか? 「広い土地のほうがよく育つ」という予想が出たのなら、どんな実験をすればいいか考えさせてもいいですね。 その場合、「土地の広さ」以外の条件をすべて揃えなくてはなりません。

発芽の3条件に加え「日光」と「肥料」は同じ条件にして、例えば、「カップ」と「プランター」あるいは「学級園」と「カップ」や「プランター」で実験してみます。 はたして、インゲンマメの「成長」に差は出るでしょうか? 正確に条件制御できていれば、変わらないはずです。

ちなみに、観葉植物が小さな鉢のままだと成長しなくなるのは、根詰まりして水や養分や空気を吸う条件が変わってしまうからなど、実体験として感じる矛盾についても話し合えるといいですね。

植物工場では電灯と十分な栄養を与え、狭い場所で栽培し、出荷しています。このような事実も提示されるといいかと思います。

Category: 授業

覚えられなくて当たり前。気にする必要はないですよ!

回答者:追手門学院小学校講師 多賀一郎

どうしても全員の名前を覚えなければならない、特別なご事情がおありですか? もしそうでなければ、240人のマスクをしたすべての子供の顔と名前を覚える必要はありませんよ。そんなことは、普通の人間には無理です! マスク越しの子供しか見られない状況で、担任ですら、体育の時に初めて「ああ、こんな顔をしていたんだね」と気づくくらいなのですから。

写真は意味がないでしょう。写真を見て覚えたとしても、マスクをしていたら、子供の顔は判別できません。座席表はあった方がいいですが、席替えの度にいちいち確認しないといけなくなりますよ。

では、どうすればいいのでしょうか。

子供一人ひとりの顔と名前を覚えていなくたって授業はできるのだから、それをストレスにしないことです。どうしても顔を見たければ、「黙って一度マスクを外して、顔を見せてください」と言って、自らも一瞬マスクを外して、素顔を見せ合えばよいのです。

そして、子供を指名するときには、名簿で呼名すればいいでしょう。出席番号の順に当てていけば、どの子に当てているかはチェックできます。挙手指名したければ、手を挙げて当てた子供に、発表する時に名前を言ってから発表してもらえばよいのです。発表者のチェックは必要ですから、名簿を手に持って授業をしましょう。

何度も言いますが、子供たちの顔と名前を全部覚えていなくても、授業はできます。大人数の子供たちの顔と名前を覚えられないのは、当たり前。気にする必要はないのです。それよりも、授業の工夫について考えましょう!

Category: クラス

まずは悩んでいるご自身をねぎらってあげてください

回答者:東京未来大学非常勤講師・山中伸之

先生からのご相談を拝見いたしました。次のことでお悩みなのだと思います。

■通常学級の担任をしたいという願いが実現しなかったという落胆
■通常学級を担任したいという自分の願いが受け入れてもらえなかったという悲しみ
■自分の資質・能力が正しく評価されていないという悔しさ
■残された時間内に自分の思い描く教育実践をすることができるのだろうかという不安
■そのような心理状態で日々の勤務を続けることへの精神的な疲れ

数年前に定年を迎えた私には、先生のお心の中がよく分かります。おつらい毎日ですね。ご相談を拝見して心がふるえた部分があります。先生は悩みながらも、特別支援学級担任の業務や学級のお子さんとの関わりを、一切否定されていないことです。そのことからも、先生が今も、与えられた使命に真摯に取り組んでいらっしゃることがよく分かります。

先生、上に挙げたような悩みをもっているご自分に、まず心の中で声をかけてあげてください。

「そう思っているんだね」
「そう思ってしまうよね」
「そう思ってもいいんだよ」 と。

先生がまず悩んでいるご自身をねぎらってあげてください。そうしたら、次に解決方法を考えてみましょう。大きく2つあります。「相手(状況)を変える」か「自分(の見方)を変える」かです。先生もお気づきの通り、相手(状況)を変えるのは難しいでしょう。となれば、先生(の見方)を変えることが有効になります。

先生、5年後、先生の目指す先生になっているご自分を想像してみてください。そして、その理想の先生になったご自身から5年前の、つまり今の先生を振り返ってみてください。 すると「あのときがっかりしたけど、頑張ってよかった」「あのときの特別支援学級の経験がこんなところに役立っている」という思いがわいてくるのではないでしょうか。その思いをよく味わって大事にしてみてください。きっと勇気とやる気が少しずつわいてくると思います。今できることが必ず見つかると思います。

先生の毎日が少しずつ充実していくことを願っています。

Category: 働き方

学年が上がり、初めてのことばかりに不安が募っていらっしゃるのでしょうね

回答者:佐賀県公立小学校教諭 小倉美佐枝

とてもおめでたいお話ですね。ご妊娠おめでとうございます。ご家族が増えて、さらに幸せが広がることを心からお祝い申し上げます。このような状況下で、ご自身の体のことで不安や心配も多いことと思います。まずは、あなたには、健康第一でいていただきたいです。

私がこのご相談の文面を読み、感じたことをお伝えしますね。

「2年生」の担任なのですね。実は、2年生こそ、心配が増えていきます。初めての学級編成、また新しい先生、友だち、クラスメートとの出会いがありました。学習内容も、1年生のときと比べるとぐんと増え、難しさも増します。その学年を上がる経験については、2年生の子どもたちも保護者の方々も「初めて」です。

担任の先生の妊娠や育休に限らず、その保護者の方は不安と心配が募っていらっしゃるように感じます。あくまでも、先生の妊娠は、不安のきっかけのひとつだったのかもしれません。現在の状況下では、不安は募ることが多いのではないでしょうか。1年生のとき、感染症予防対策が必須の状態での小学校生活は、保護者の方にとっても、経験したことのない新しい形だったと思います。その1年間も、想像していたような学校生活ではなかったかもしれません。

そこで、私からの提案です。ぜひ、産前休暇に入るまで、お体を大切にしながら、学級の子どもたちに一生懸命向き合ってください。いいところ、がんばっているところ、うまくいかなくても一生懸命取り組んでいるところなど、子どもたちの成長する姿を、保護者の方々に伝え続けてほしいなあと思います。そして、保護者の方からのご意見やご要望についての「窓口」や「対応」を担任の先生ではなく、管理職の先生にしましょう。

担任の先生が産休に入った後も、学校として、2年生の子どもたちを大切にしていくことを伝えるために、ぜひ、「学校」として対応した方がよいと思います。保護者の方にとって、学校や子育て等に不安や心配があることもあります。そのようなときは、スクールカウンセラーや養護教諭と連携することをおすすめします。少しでも安心していただけるような体制づくりができたらいいですよね。どのようなことも、「担任ひとり」で抱えないことです。学校でのことは、学校全体で把握し、考え、対応していくことです。

ご健康にお気を付けて♪

Category: クラス

「花丸をためていく」という考え方はいかがでしょう

回答者:佐賀県公立小学校教諭 小倉美佐枝

私は、一年生のひらがなの書き取りの丸付けに関しては、「最初だから下手でいいの」って言っていました。だから、うまく書けていない字を書き直させるっていう方法よりも、よく書けている字にすっごい花丸を描いてあげていました。

字形が整って書けるって、奇跡なんですよ。あの4つますの中で整った字を書けるって。「すごいじゃん!」って言って、それにだけ花丸つけてあげて、形が整ってないのには目をつぶっていいと思います。

今日書いてきた中で、めっちゃ上手やん、っていうベスト3に花丸をつけてあげればいいと思います。どうしてかっていうと、私は、自分が子供だったら、やり直しを5個も6個もさせられたら、嫌です(笑)。それを考えないといけないと思ったんです。

だから、やりなおしも、一個だけって言ってました。書いてきた字の中で、「先生、これ気になるなって思うものだけに印をつけるから、そこだけ、消して書き直してね」って。そうしたら、ひらがなを嫌いにならないんですよ。

花丸つけるから、ハサミでチョキチョキ切って、その字だけノートに貼って、ひらがなコレクションにしている子もいましたよ。一生懸命やってきた自分を褒める材料になったんだなあ、それを、宝物のようにためていく姿が可愛いなあって私は思いました。

ダメな方を何度も指摘されたら傷つくけど、次のモチベーションのために「花丸をためていく」っていう考え方ではいかがでしょうか? そうすると、ちょっと難しいひらがなも頑張るよ! とか言って、書いてくると思いますよ。

Category: 授業
Tags: 国語, 小一

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