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子どもを適切に叱るには? ―「次は頑張ろう」と子どもが成長につなげられる叱り方を考える―【若手先生の航海図】

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若手先生の航海図~学級経営1年間の見通しと毎月のアイデア~
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内田仁志
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教師は日々様々な方法で子どもと関わりますが、「叱ること」も子どもを育てるための重要なコミュニケーションの一つです。「叱る」と「怒る」は全く異なります。叱るとは、子どもの誤った行動に気付かせ、よりよい行動へ導くための教育的な働きかけです。その根底には「あなたならできる」という期待があります。一方、教師自身が腹を立て、感情をぶつけてしまうと、これは「怒る」という行為になります。そこには子どもの成長という視点がありません。 アドラー心理学の「課題の分離」にもあるように、教師は自分の感情を子どもに背負わせず、子ども自身が自らの行動を見つめ直せるよう導く必要があります。詳しく見ていきましょう。

執筆/環太平洋大学准教授・内田仁志
協力/教師実践研究塾(実践塾)

ルソーに学ぶ「教育の原点」

近年、「叱ること」を避ける風潮もありますが、叱らなければ子どもは善悪を学ぶ機会を失います。 教員採用試験で学ぶルソーの『エミール』にあるように、子どもは「小さな大人」ではありません。理性や判断力が未熟だからこそ、発達段階に応じて「何がよく、何がいけないのか」を繰り返し伝え、判断する力を育てることが教育の原点です。叱ることは、将来自分で善悪を判断できる人間へと育てるための大切な働きかけなのです。

指導の土台となる「事実確認」

子どもの問題行動があった場合、最初に大事なのは事実確認です。教師の眼の前で子どもの問題行動があったとしても、事態の全貌を捉えているわけではありません。
最初から善悪を決めつけず、まずは事実確認を徹底することが重要です。

  • 出来事を時系列で整理する
  • 関係した子どもには一人ずつ話を聞く
  • 目撃した子どもがいれば確認する
  • 話が食い違う場合は、周囲の状況も含めて慎重に判断する

事情を聞く際は、複数の教師で対応することで信頼性が高まります。丁寧に積み重ねた事実は、保護者へ説明する際にも教師自身を守る拠り所となり、正しい事実に基づいた指導が結果的に子どもの成長につながります。

✕ 絶対にやってはいけない叱り方

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