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自分の授業力を伸ばすための、研究授業の見方とは~先輩教師の授業から学ぶポイント~【若手先生の航海図】

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若手先生の航海図~学級経営1年間の見通しと毎月のアイデア~
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内田仁志
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授業力アップを目指すための学校の取り組みである研究授業。ベテランの先生の授業を見ると、「すごい授業だった」という印象だけで終わってしまったり、「自分にはまだ難しい」と感じたりした人も多いでしょう。しかし研究授業の見方をちょっと変えるだけで、先輩の実践を自分の力にするための学びをたくさん得ることができます。

執筆/環太平洋大学准教授・内田仁志
協力/教師実践研究塾(実践塾)

優れた授業は見えない技術の集大成

子どもたちの姿を引き出すものは

優れた授業の共通点は、子どもたちが楽しそうに活動している姿だと言えます。
友達と話し合ったり、自分の考えを発表したり、意欲的にノートを書いたり…。生き生きと活動しています。
本当に見てほしいのは、そのような子どもの姿を生み出した教師の工夫です。
次のような問いを自分に投げかけながら見てみましょう。

「なぜ子どもたちはここまで考えられたのだろう」
「なぜこの場面で自然に話合いが始まったのだろう」
「なぜ安心して発表できたのだろう」

優れた授業者は、教材研究を重ね、子どもの実態を考え、発問を工夫し、板書を計画し、活動の順序を組み立てています。授業が始まる前から、子どもの学びを何度も思い描きながら準備をしているのです。
教室では子どもたちが自由に学んでいるように見えますが、その自由な学びは、教師の綿密な授業設計の上に成り立っています。

研究授業とは、その「見えない技術」を学ぶ絶好の機会なのです。

授業が始まる前から学びは始まっている

まず研究テーマを知ろう

研究授業には、学校全体の研究テーマがあります。

「主体的・対話的で深い学び」「ICTの活用」「表現力の育成」など、学校によってテーマはさまざまです。授業者は、そのテーマを実現するために授業を構想しています。

そのため、授業を見る前には、「今日は何を明らかにしようとしている授業なのか」を確認しておきましょう。この視点があるだけで、授業の見え方は大きく変わります。

指導案は全部読まなくてもよい

指導案は全部読まなければ、と思っている人も多いと思いますが、「本時のめあて」「授業の流れ」「指導観」の3つだけ、しっかり読めば大丈夫です。

特に指導観には、「どのような子どもを育てたいのか」「授業者が何を大切にしているのか」が書かれています。
これを知って授業を見ると、「この発問にはこんな意図があったのか」「この活動にはこんな意味があったのか」と、教師の考えが読み取れるようになります。

漠然と全体を見るより、1つの視点を持とう

研究授業では、自分の伸ばしたいポイント1つに絞って見るほうが学びが得やすいです。
「今日は発問を見よう」
「今日は板書を学ぼう」
「今日は机間指導を見よう」
などですね。上述しましたが、優れた授業は、様々な事前準備の成果ですから、物語に例えると各所に張り巡らされた伏線が一気に回収される場面であるともいえます。
つまり、伏線の部分を知らないままでは、物語のよさが分からないのと同じことです。
優れた授業者が張る伏線にどのようなものがあるのか、一つ一つ情報を集めて自分のものにしていくことが、遠回りのようでいて最短の手立てといえます。

子どもの姿より先輩教師の姿に注目

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