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PISA【わかる!教育ニュース #98】

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中澤記者の「わかる!教育ニュース」
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先生だったら知っておきたい、様々な教育ニュースについて解説します。連載第98回のテーマは「PISA」です。

「学習到達度調査」で低得点層の増加と読解力の低下

経済協力開発機構(OECD)が各国の15歳を対象にした国際的な学力調査「学習到達度調査(PISA)」で、日本はここ数年、高水準の結果を出してきました。2025年の結果も同様ですが、気になる変化もあります。それは、低得点層の増加と読解力の低下。高い平均得点の裏で何が起きているのでしょうか。

ほぼ3年ごとに行うPISAは今回、91の国・地域の約76万人が参加。日本は約6500人が受けました。平均得点の日本の順位は読解力が4位(前回3位)、数学的リテラシー(応用力)が5位(同5位)、科学コンピテンシー(課題解決力)が5位(同2位)と、3分野ともトップレベルを維持。OECD加盟38か国に限ると、初めて全分野で首位になりました(参照データ)。

ただ、順位だけでは見えない課題もあります。PISAでは平均得点を基に習熟度を6段階に分類していますが、基礎的な水準に達していない最も得点の低い層を見ると、日本は読解力が18.6%と前回より4.8ポイント増。科学コンピテンシーも同3.3ポイント増の11.3%、数学的リテラシーは同4.1ポイント増の16.1%で、3分野すべてで増加しました。

低得点層を分析すると、家庭環境との関連が見えました。保護者の学歴や所有物などを基に4段階に分けた指標「社会経済文化的背景(ESCS)」と得点層の関係を見ると、低い水準の家庭ほど低得点層の割合が高い傾向があります。最も差が開いた数学的リテラシーは、ESCSが最も高い水準の家庭は低得点層が7.5%にとどまるのに対し、最も低い水準では24.5%に上ります。

家庭関連では対話の少なさも今回の特徴です。学校で何をしたかや抱えている課題、将来の教育などを保護者と話す頻度が、OECD平均を下回りました。

平均得点が前回より13点落ち込んだ読解力

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