生成AI【わかる!教育ニュース #91】

先生だったら知っておきたい、様々な教育ニュースについて解説します。連載第91回のテーマは「生成AI」です。
目次
2025年度で83.7%の学校が、生成AIを校務に活用
学習指導案を練り、ミニテストを作り終えたら、学級通信を書き、研修報告書のまとめ。終わりの見えない仕事に、日々追われる教員は多いでしょう。社会では生成AIを活用し、業務の効率化が広がってきました。でも、学校では「どう使えばいいのか」「使って大丈夫か」と戸惑いが根強いようです。
先日開かれた中央教育審議会の作業部会で、学校での生成AI活用に関する文部科学省の取組を整理した資料が示されました。学校での適切な利用に向けて文科省が作った指針や、全国のモデル校が行っている学習、校務、教材の3分野の活用事例などを取り上げています(参照データ)。
特に注目されるのが、校務での利用。文科省によると、2025年度で83.7%の学校が校務に活用しています。とはいえ、使用している教職員が「ほぼ全員」は、わずか2.6%。66.6%が「半分未満」です。一方で、活用した学校の98.9%が、教職員の働き方の改善に効果があったと答えています。生成AIで負担を軽減できる見込みと裏腹に、十分使いこなしている学校が少ないのが実態です。
モデル校では、情報発信や文書作成、分析作業など、幅広い場面で活用しています。
例えば、学校ホームページの記事作成に使い、月あたりの記事数が2、3倍に増えた学校があります。外国にルーツをもつ子が多い学校では、学級通信や学校だよりの翻訳に役立てていました。
