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学校図書館【わかる!教育ニュース #88】

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中澤記者の「わかる!教育ニュース」
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先生だったら知っておきたい、様々な教育ニュースについて解説します。連載第88回のテーマは「学校図書館」です。

学校の図書館を「すべての子供を包み込む居場所」に

静かに本を読む空間。多くの人が図書館にそんなイメージをもっていることでしょう。地域や学校の図書館のあり方を議論してきた文部科学省の有識者会議が、このほどまとめた報告書は、これからの学校の図書館を「すべての子供を包み込む居場所」と定義しました(参照データ)。どんな役割を担うのでしょうか。

報告書で示した柱は主に3つ。まず、様々な蔵書を生かし、学びを深める場所にすること。調べ学習や探究学習にもっと活用して情報活用能力を育むとともに、子供一人一人の興味や関心を広げ、「得意」を伸ばす場にするよう促しています。 

次に、誰にとっても「居心地のいい場所」としての機能。館内や隣接エリアに、個別学習ブースや開かれた学習支援スペース、校内教育支援センターを設け、どの子も安心して過ごせる環境づくりを提案しました。登校時から下校時まで、常に開館する必要性にも触れています。

もう1つは、運営を担う人材の確保。司書教諭の発令拡充や複数配置、学校司書の専任化など、体制強化を求めました。

提言の背景には、多様化している子供たちの現状と、十分使われているとは言えない、学校図書館の現状があります。

特定分野に際立った才能がある、不登校傾向、日本語指導が必要。様々な子供たちを支えるには、居場所を広げる必要が出てきました。その1つとして、学校図書館が期待されているのです。

学校司書も多くが非常勤で、複数校のかけもちも珍しくない

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