特才児童生徒【わかる!教育ニュース #90】

先生だったら知っておきたい、様々な教育ニュースについて解説します。連載第90回のテーマは「特才児童生徒」です。
目次
特才児童生徒が高校や大学、研究機関などで学べる仕組みを提案
学校には「枠に収まれない」子もいます。算数の問題を即座に解き、周りの学習ペースと合わない。国語の読解文のタイトルと最初の一文を読んだだけで全体の内容を理解し、授業に退屈してしまう。突出した才能があるけれど、悩みやトラブルを抱えがちな子供たちを、「枠に収めない」学びの制度づくりが進んでいます。
特定の分野で特異な才能を持つ(特才)子供のための「特別の教育課程」を検討している中央教育審議会の作業部会で先日、議論まとめの骨子案が示されました。目を引くのは、特才の小中学生(特才児童生徒)が高校や大学、研究機関などで学べる仕組みが提案されたことです(参照データ)。
案では、飛び級や飛び入学をせず、本来の学年のまま、一部の教科で上の学年や学校の学習内容を履修する、部分的な「早修」を導入。指導は高校、海外を含めた大学、研究機関、博物館などが担い、現地受講、大学教員による在籍校での指導、オンライン受講を想定しています。
学校現場が気になるのは、出欠や学習評価でしょう。今回は校外で学ぶ場合は移動時間を含めて出席扱いにし、在籍校の教員が学習評価をするとしています。ただ、それには、学習内容やリポートや作品などの成果を、受講先と情報共有する必要があります。教員の負担を増やさず、どう連携するか、今後、具体的に詰めていかなくてはなりません。
