はじめの運動にオススメ! 走るのが苦手な子も夢中になれる「じゃんけんサーキット」【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント】

「はじめの運動」とは、体育の授業の始めに子どもたちが軽く体を動かし、心と体を体育モードに切り替えるための短い運動です。準備体操も大切ですが、毎回同じ内容になると、子どもたちが飽きてしまうことがあります。また、全員がそろわないと始めにくいという面もあります。だからこそ、状況や実態に応じて、短時間で取り組める「はじめの運動」を取り入れることが効果的です。
今回は、その具体例として、低学年から中学年にオススメの「じゃんけんサーキット」を紹介します。
走る運動の単元の場合、体を温めるために「まず走りましょう」と言ってしまうことがあります。
走ること自体は悪くはないのですが、ただ走るだけだと、子どもにとってはノルマのように感じられることがあります。特に、走ることが苦手な子どもは、始まる前から少し気持ちが下がってしまうこともあります。そこにゲーム性を取り入れて、誰もが楽しく走れるように工夫したのが「じゃんけんサーキット」です。
「じゃんけんに勝って次へ進みたい」という思いが生まれるため、子どもたちは自然に走り出します。走ることが苦手な子どもも、じゃんけんの結果次第でどんどん進めるので、楽しみながら体を動かすことができます。
■体育授業がスムーズに始まる!「はじめの運動」の考え方【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント】
■準備体操よりも「はじめの運動」がオススメ! 楽しい鬼ごっこ遊び「復活増え鬼」で体育モードに切り替えよう【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント】
執筆/環太平洋大学次世代教育学部講師・中安翼
目次
コーンを置くだけで、すぐに始められる
じゃんけんサーキットの場のつくり方は、とても簡単です。
まず、コーンを三つ、または四つ置きます。三つなら三角形、四つなら正方形やひし形のように置くと分かりやすいです。要するに、三角ベース型にするか、野球のダイヤモンド型にするか、ですね。コーンとコーンの間は、学年や子どもの実態に合わせて調整しますが、10〜20mくらいが一つの目安です。
スタート地点になるコーンを決め、進む方向をそろえておきます。これは野球と同じ、右手から左手へ、反時計回りに進みます。

基本のルール
- コーンを3本、または4本置く。
- スタート地点のコーンを決める。
- 子どもはスタート地点に集まる。
- 教師の合図でスタートし、近くの友達と2人でじゃんけんをする。
- 勝ったら次のコーンへ走り、負けたらそのコーンに残る。
- その後、それぞれのコーンで、同じコーンにいる友達とじゃんけんをする。
- 同じように、勝ったら次のコーンへ走り、負けたらそのコーンに残る。
- 1周したら2周目に入り、何周できたかを競う。
- 教師の終了の合図で終わる。
