はじめの運動にオススメ! マット遊び・跳び箱遊びにつながる「進化じゃんけん」【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント】

今回は、低学年のマット遊びや跳び箱遊びのはじめにオススメの「進化じゃんけん」を紹介します。進化じゃんけんは、じゃんけんに勝つと動物が進化していく運動です。例えば、「アザラシ」から「クマ」へ、そして「ニンゲン」へと進化していきます。
この運動のおもしろさは、進化するたびに動き方が変わることです。アザラシでは、うつ伏せの姿勢から腕で体を引き寄せるように進みます。クマでは、手と足で体を支えながら進みます。こうした動きを遊びの中に取り入れることで、腕で体を支える感覚や、手で床を押す感覚、腰を高くして進む感覚を経験できます。マット遊びや跳び箱遊びの前に、主運動につながる体の使い方を楽しく経験できるところが、進化じゃんけんのよさです。
「はじめの運動」とは、体育の授業のはじめに子どもたちが軽く体を動かし、心と体を体育モードに切り替えるための短い運動です。準備体操も大切ですが、それだけでは、その日の主運動につながる動きを十分に経験できないことがあります。また、全員がそろわないと始めにくいという面もあります。だからこそ、状況や実態に応じて、短時間で取り組める「はじめの運動」を取り入れることが効果的です。
■体育授業がスムーズに始まる!「はじめの運動」の考え方【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント】
■準備体操よりも「はじめの運動」がオススメ! 楽しい鬼ごっこ遊び「復活増え鬼」で体育モードに切り替えよう【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント】
■はじめの運動にオススメ! 走るのが苦手な子も夢中になれる「じゃんけんサーキット」【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント】
執筆/環太平洋大学次世代教育学部講師・中安翼
目次
動物になりきって、体を支える動きを楽しむ
進化じゃんけんの基本は、とてもシンプルです。
まず、動物の段階を決めます。ここでは、低学年でも分かりやすいように、
「アザラシ」→「クマ」→「ニンゲン」
の三段階で考えます。
アザラシは、うつ伏せになり、足を伸ばしたまま、腕で体を引き寄せるように進みます。クマは、手と足を床につけ、四本足で進みます。ニンゲンは、立って歩いて移動します。
子どもたちは、自分と同じ動物の友達を探してじゃんけんをします。勝つと次の動物に進化し、最後のニンゲンまで進んだら、またアザラシに戻って続けます。
時間内に何回ニンゲンになれたかを競うので、子どもたちは「早く進化したい」という思いで、楽しみながら動き続けます。

基本のルール
- 「アザラシ」→「クマ」→「ニンゲン」の三段階を決める。
- アザラシは、うつ伏せで腕を使って進む。
- クマは、手と足を床につけて四本足で進む。
- ニンゲンは、立って歩いて進む。
- 最初は全員アザラシになり、体育館内に広がる。
- 教師の合図でスタートし、アザラシ同士でじゃんけんをする。
- 勝ったらクマに進化し、負けたらアザラシのまま続ける(負けても退化しない)。
- クマはクマ同士、ニンゲンはニンゲン同士でじゃんけんをする。
- ニンゲン同士のじゃんけんで勝ったら、またアザラシに戻り、ニンゲンへの進化を目指す。
- 時間内に何回ニンゲンになれたかを競う。
