ドッジボールが苦手な子も参加しやすい! 2個のドッジビーで楽しむ「ディスクドッジ」【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント】

ドッジボールは、子どもたちにとって身近な遊びです。ルールもわかりやすく、ボールを投げたり、捕ったり、よけたりする楽しさがあります。しかし、実際には、全員が同じように楽しめているとは限りません。ボールが来ても、自分では投げずに、得意な友だちに渡してしまう子どももいます。速いボールが怖い、当たると痛いという理由で、ドッジボールを楽しみにくい子どももいます。
そこで今回は、ボールの代わりに、やわらかいフリスビーのような教具「ドッジビー」を使ったゲームを紹介します。ボールに比べるとスピードが出にくく、当たっても痛さを感じにくいため、どんな子どもでも楽しむことができ、体育の導入にもってこいです。
執筆/環太平洋大学次世代教育学部講師・中安翼
目次
ドッジボールが苦手な子も楽しめる、ドッジビーを使った「ディスクドッジ」
現在の小学校体育では、ドッジボールは学習指導要領解説のボール運動系の例示として示されているわけではありません。また、ゴール型、ネット型、ベースボール型のどれにも位置づけにくい運動です。
しかし、子どもたちが仲間と関わりながら、みんなで運動を楽しみ、「どうすればみんなで楽しめるか」を経験する上では、魅力ある運動と言えるでしょう。
そこで、ボール運動領域ではなく、体ほぐしの運動として位置づけます。低学年であれば「体ほぐしの運動遊び」、中・高学年であれば「体ほぐしの運動」として扱い、仲間との交流を深めながら、誰もが安心して運動に参加し、みんなで楽しもうとする共生の意識を育てることをねらいにします。
そのためには、用具を変えたり、ルールを工夫したりすることも大切です。怖さや痛さを減らしながら、ゲームとしての楽しさを残すことも意識したいところです。

そこで今回は、ドッジビーを使った「ディスクドッジ」を紹介します。
ドッジビーは、ウレタンやナイロンでできた、柔らかいフリスビーのような教具です。ボールに比べるとスピードが出にくく、当たっても痛くないことが特徴です。
学校現場では、この遊び自体も「ドッジビー」と呼ばれることがありますが、この記事では、教具名を「ドッジビー」、活動名を「ディスクドッジ」として紹介します。
基本のルール
ディスクドッジは、基本的にはドッジボールと同じように行うことができます。
- チームを二つに分ける。
- 内野と外野に分かれる。
- ボールの代わりにドッジビーを使う。
- 相手の内野にいる子どもにドッジビーを当てる。
- 当てられた子どもは外野に出る。
- 外野から相手に当てたら、内野に戻る。
基本のルールはシンプルです。
そのため、ドッジボールを経験している子どもであれば、すぐに活動に入ることができます。
