準備体操よりも「はじめの運動」がオススメ! 楽しい鬼ごっこ遊び「復活増え鬼」で体育モードに切り替えよう【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント】

「はじめの運動」とは、体育の授業のはじめに子どもたちに軽く運動をさせて、スムーズに授業モードに移行させるための短い運動です。準備体操は、毎回行うと子どもたちに飽きが来たり、形だけになったりすることがありますし、また全員そろわないとできないなどのデメリットもあります。ぜひ、状況や実態に応じて、はじめの運動をやってみましょう。
今回は、その具体例として、私がよく行っている「復活増え鬼」を紹介します。
鬼遊びは、準備が少なく、すぐに体を動かせるため、体育のはじめの運動としてとても使いやすい活動です。特に冬場は、体を大きく動かしながら自然に温まることができます。
ただ、普通の増え鬼には少し困るところもあります。一度捕まった子どもは、その後ずっと鬼のままです。早く捕まった子どもほど、逃げる楽しさがなくなってしまいます。また、全員が捕まるとそこで終わってしまうため、教師が思ったより早く活動が終わってしまうこともあります。
そこで、増え鬼のルールにアレンジを加えたのが「復活増え鬼」です。
名前の通り、鬼になっても途中で復活できる増え鬼です。ルールが簡単な上、子どもたちはかなり盛り上がります。どの学年でも使いやすく、4月の人間関係づくりや、冬場のはじめの運動にもオススメです。
執筆/環太平洋大学次世代教育学部講師・中安翼
体育授業がスムーズに始まる!「はじめの運動」の考え方【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント】
目次
「復活増え鬼」は、普通の増え鬼に復活タイムを入れるだけ
復活増え鬼は、基本的には普通の増え鬼です。
最初に数人の鬼を決めます。鬼は赤白帽子を赤にします。逃げる子どもは白帽子です。鬼にタッチされたら、その子も鬼になります。ここまでは、通常の増え鬼と同じです。
違うのは、途中で「復活タイム」があることです。
鬼が増えてきたところで、教師が合図を出します。私の場合は、太鼓を二回たたいてから、
「復活ターイム!」
と声をかけます。
復活タイム中は、鬼同士でじゃんけんをします。じゃんけんに勝った子どもは、赤帽子を白帽子に戻し、逃げる側に復活できます。じゃんけんに負けた子どもも、復活タイムの間であれば、別の鬼を探して再度じゃんけんをすることができます。白帽子の子どもや、じゃんけんに勝って白帽子に戻った子どもは、カウントダウンが終わるまで息を整えながら再開を待ちます。
復活タイムは、だいたい10秒くらいです。
教師が、
「10、9、8……」
と大きな声でカウントダウンしていきます。子どもたちは、その間に近くの鬼を探して、どんどんじゃんけんをします。10秒の間に一回でも勝てば、逃げる側に戻ることができます。
カウントダウンが「0」になったら、教師がもう一度合図を出し、
「逃げろー!」
と声をかけます。そこから、また増え鬼を再開します。
基本のルール
1.環境を整える
- 活動エリアを決め、安全を確認する。
- 最初の鬼を数人選ぶ(鬼=赤帽子、逃げる側=白帽子)。
2.鬼遊び開始
- 鬼にタッチされたら、その子も赤帽子(鬼)になり、追いかける側に回る。
3.復活タイムの発動(教師の合図)
- 鬼が増えてきたタイミングで、教師が笛や太鼓で合図し「復活ターイム!」と声をかける。
4.復活タイムは10秒
- 教師が大きな声で10秒のカウントダウンを始める。
- 鬼同士でじゃんけんをする。
- 勝った子どもは白帽子に戻り、逃げる側に復活する。
- じゃんけんで負けても、制限時間内なら別の赤帽子を探し、さらにじゃんけんして復活可能。
5.再開
- カウントダウンが終わったら、「逃げろー!」の合図で再開する。
