インターネット・リテラシー【わかる!教育ニュース #93】

先生だったら知っておきたい、様々な教育ニュースについて解説します。連載第93回のテーマは「インターネット・リテラシー」です。
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ネット利用のルールがある家庭の子は、ネット上の危険への対応力が高い
多くの子供が、幼い頃からスマートフォンやタブレット端末を使い、インターネットに親しんでいます。一方で、SNSを介したトラブルや個人情報の流出、詐欺など、危険とも隣り合わせ。そういうリスクに対応する力は、どう育まれているのでしょうか。総務省の調査で興味深い結果が出ています。
ネット利用のルールがある家庭の子は、ない家庭の子と比べ、ネット上の危険への対応力が高く、年齢が低いほど両者の差が大きいことが、小学生から高校1年生までの計1万1889人に行った同省の調査で分かりました(参照データ)。
調査は、ネット上の危険や脅威に対応する能力を測るテスト「ILAS」と、家庭でのルールやフィルタリング利用、学校の取組を尋ねるアンケートで実施。高1生を対象に毎年行っていましたが、今回は対象を小中学生にも広げました。
ILASの平均正答率は、高1が72.4%、中学生は76.8%、小学校高学年で71.7%、低学年が71.4%と、ほぼ7割で並んでいます。
ただ、どういうリスクに弱いかは、年齢で異なりました。高校生で最も正答率が低いのは、フィッシングやネット上の売買など「不適正取引リスク」(62.9%)、中学生は不適切投稿など「有害情報リスク」(43.7%)です。一方、小学生は高学年が個人情報の流出など「プライバシーリスク」(53.8%)、低学年は著作権や肖像権など「違法情報リスク」(57.6%)。成長とともに、注意が必要なリスクが変わります。
