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「優太印」のオリジナルアプリ開発シリーズ④ これだけで「全員参加」の授業に変わる!ランダム指名を実現する「くじ引きアプリ」をプレゼント!

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子供たちが前のめりになる学級経営&授業アイデア
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自治的な学級をつくる12か月のアイデア
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宮城県公立小学校教諭

鈴木優太

全国の心ある先生方、学習への全員参加を促すために、授業での「挙手指名発表」をやめませんか? 全員参加は、挙手指名をやめ、「ランダム指名」システムを導入すれば実現します。今回はランダム指名をサポートする「くじ引きアプリ」をご紹介。課金パートまでお読みいただけた方には、そのまま使える形でプレゼントします。

執筆/鈴木優太(宮城県公立小学校教諭)

1 全員参加の教室

授業中、挙手しているのはいつもの数人……。

教師なら、誰もが一度は経験したことのある光景ではないでしょうか。どうすれば、あの子もこの子も授業に乗ってくるのか。毎時間のように頭を悩ませている先生方。全員参加に必要なのは、特別な話術でも、長年の経験からくる勘でもありません。誰にも同じだけチャンスが回ってくる、たった一つの仕組みです。

ランダム指名

教師が挙手指名発表という一つの方法しか持たないから、授業が手を挙げる子だけのための舞台になってしまっているのです。思い切って、挙手指名発表をやめてみましょう。子どもたちは「自分が当たるかもしれない」という心地良い緊張感の中で、「誰が当たっても言えるように」と学び合いの必然性を高めていきます。だからこそ、私は作りました。

「オリジナルくじ引きアプリ」
今回のアプリの三つのモード

「紅白福引き」「ルーレット」「カードめくり」という三つのモードを、ワンタップで切り替えられる欲ばり仕様です。この記事を最後までお読みくださった先生だけに、そのままお試しいただけるこの独自開発アプリのURLをプレゼントします。

2 紅白福引き

授業に「くじ引き」システムを導入するだけで、全員発表が当たり前の教室になっていきます。

過去記事朝から1日ワクワクドキドキ!『今日の福引き』では、赤と白の二つの箱とピンポン玉とで作る『紅白福引きBOX』を紹介しました(下写真)。

赤と白の二つの箱とピンポン玉とで作る『紅白福引きBOX』

赤と白の二つの部屋に区切られています。赤い箱から引いたピンポン玉を、白い箱へ移動していきます。赤が空っぽになったら、次は白から赤へとピンポン玉を移動します。ピンポン玉の置き場所に困ることがなく、同じ番号を連続して引くこともありません。そのため、授業における「ランダム指名」で全員を満遍なく指名することができます。紹介後、全国のたくさんの教室で実践していただけたようで、ありがとうございます。今回はこの『紅白福引きBOX』を、デジタルアプリとして完全再現しました。

紅白福引を使っている画面

せっかくのアプリ版ですので、嬉しい機能を追加しました。「+」や「-」ボタンを押して個数選択をすれば、2個、4個、6個、10個と「複数個」を一気に引くことができます。

複数個を引ける設定にしている画面

ピンポン玉が箱から転がり出る、「当たり」の時の演出が楽しいアプリです。グルーピングや席替えなどの際にも重宝します。

「当たり」の時の画面

また、一度アプリを閉じてしまったとしても、同じ端末であれば、アプリを開き直すと続きから再開できます。時間や日をまたいだとしても、最後の一人まで必ず当たる全員必中モードがデフォルトです。
「いつも同じ子ばかり」を完全解消できる仕組みです。赤が空っぽになったら白から赤へ、という演出も再現しています。

しかし、全員を満遍なく指名することができる一方、「一度当たると全員が出尽くすまで自分は当たらない」という点で、くじ引きのワクワクドキドキ感が減少するのでは? という懸念もあるでしょう。
ご安心ください。下画像のように「重複あり」にチェックを入れましょう。すると、「残り」という表示が消え、同じ人が何度でも当たる重複モードに切り替わります。つまり赤の箱から引いたピンポン玉を、再び赤の箱へ戻すという仕様になります。これらの基本機能は、「紅白福引き」「ルーレット」「カードめくり」全ての機能に共通して装備されています。

「重複あり」にチェックを入れた画面

また、児童名を入れたくじ引きを作ることも簡単にできるのがこのアプリの特徴です(作り方は後述)。

児童名を入力した画面

「児童名を入力するアプリなんて、情報漏洩が怖くて使えない」という先生、ご安心ください。
本アプリで入力した情報や設定は、ブラウザに内蔵されているLocalStorageに保存されます。
つまり、手元の端末内だけで完全に完結する仕組みです。後述する「共有URL発行」機能も、すべての情報をURLそのものに埋め込む「フラグメント形式」を採用しており、サーバーへの送信は一切ありません。児童名などのデータが外部サーバーへ勝手に送信されることはありません。各自治体や学校の規定を確認した上で、安心してご活用いただける設計をしました。
過去にご紹介した「円盤型当番表」楽々作成アプリなど、本シリーズのアプリは全て同じ仕様になっています。

3 「ルーレット」モード

「回転」ボタンを押すと盤面がぐるぐると勢いよく回転し、矢印が「ピタッ」と当選者を指し示します。子どもたちの目は釘付けになります。「次は誰だ?!」「当たれ!」と教室全体が高揚感に包まれるのがこの「ルーレット」モードです。

ルーレットモードの画面

「複数個」に設定すると当たりの矢印が増えます。デフォルトは全員必中モードのため、回を追うごとに当たった盤面が除外されていきます。

回を追うごとに当たった盤面が除外されていく様子

「重複あり」に切り替えれば、指定した分割数から盤面が減っていく演出は起動しません。切り替えは、ただチェックを入れるだけ。用途に合わせて使い分けましょう。

4 「カードめくり」モード

カードを1枚ずつ選び、めくることで当選者を発表します。デフォルトの全員必中モードでは、めくったカードが表になったまま表示され続けます。

カードめくりモード

「重複あり」にチェックを入れると、カードは選んだ数秒後には自動的に裏返しになります。裏返しになったカードの位置は元のまま変わりません。カードの位置を変えたい場合に押すのが「シャッフル」ボタンです。カードの位置がランダムに入れ替わります。

シャッフルボタンを示す画面

5 基本設定は超シンプル

アプリの基本設定はとてもシンプルです。分割数を決め、児童名を入力する、この二つだけです。

ステップ①:分割数を入力する

29名学級なら「29」と入力するだけ。手作業で29分割のルーレットを作る苦労を想像してみてください。このアプリなら、数字を変えた瞬間に29等分の盤面が即座に生成されます。最大50まで数値を自由に設定することができます。

ルーレットの分割数を設定する画面

ステップ②:「データを取込」をタップ

① 「コピペから」
…データからコピーして貼り付けるだけ。1行=1セクションとして読み込まれます。

② 「Excelから」
 …Excelファイル内のA列(または1列目)のデータがそのまま取り込まれます。

③ 「Googleスプレッドシートから」
 …閲覧共有したGoogleスプレッドシートのURLを貼り付けるだけ。

いずれかを選択します。

データの取り込み方法を選択している画面

どの学級にもある名簿のデータをそのまま使用できます。アクティビティの名称や、ジェスチャーゲームのお題などを読み込むことも可能です。もちろん手で入力することも可能です。

6 見た目は大事

「紅白福引き」と言いつつ、ビジュアルを青白福引き」や「緑白福引き」にすることだってできます。「色1/色2/文字色」を個別に設定可能なのです。「自動グラデーション」にチェックを入れると、2色の中間色が配置されます。色だけでなく、文字サイズ倍率も変更可能です。

さらに、「一括設定」機能も地味に嬉しい機能です。

「全空白」:全セクションを空白にしてゼロからやり直す。
「全消去」:項目名はそのままに、文字色や色設定だけリセット。
「全同色」:色を統一して、すっきりした見た目に整える。

本アプリの最大の特長、目的に応じて自在に切り替えられる「三つの抽選モード」は、画面上部のタブをタップするだけで切り替え可能です。

「テーマ」プルダウンから、学級のカラーや単元の雰囲気にぴったりの1枚を選びましょう。ご用意した着せ替えバリエーションは、なんと11種類です。

「テーマ」プルダウンからバリエーションを選ぶ画面

7 共有URL機能

「完成 → 共有URL発行」をタップすると、子どもたちとの共有も可能です。子どもたちが各自の端末からアクセスし、作成したくじ引きだけを開いて使うこともできます。

共有用URLを発行する画面

朝の会や帰りの会で「絆ゲーム」に毎日取り組む今日の福引き(過去記事)の活動など、日直当番の子どもたち自身の手で進めることができます。

「履歴」をタップすれば、過去に作成したくじ引きを最大20件まで遡って読み込むことができます。「朝の福引き版」「国語の発表仕様」「お楽しみ会レク用」……と用途別にテンプレ―ト化しておけば、必要な時にワンタップで呼び出せます。

履歴を表示した画面

「設定保存」「設定読込」はJSONファイルの書き出しと読み込みを行います。扱う端末(学校のPCとご自宅のPCなど)を変えても、現在のデータを丸ごと移行させることができます。端末が変わっても、強固なセキュリティを担保したまま同じ設定をシームレスに引き継ぐことが可能です。

8 真の価値は「全員前のめり」を生み出せること

私が教室でおすすめしているのが、「ペア活動」と「ランダム指名」の組み合わせです。

教師:ペアで聞き合った後に、くじ引きで代表を決めます。
代表の人はペアで聞き合ったことを全体に発表します。

児童A・B:私たちが当たっても説明できるように、がんばろう!

教師:(タイマー)ペア活動を終わります。それでは、くじ引きアプリ,スタート!

児童A:どきどきする~!

児童B:誰が当たるかな?

教師:選ばれたのは、Aさん!

児童A:はい! 聞いてください!

このように「ペア活動」と組み合わせた「ランダム指名」によって、教室に「話す相手」と「話す必然」が同時に生まれます。ペアで安心して声に出せた子は、全体の場でも臆せず語り出します。指名は、罰でも運試しでもなく、一人残らず出番が巡ってくる約束へと変わるのです。

挙手指名型の発表を続けている限り、どうしても発表する子は限られてしまいます。「分かっていても手は挙げない」「分からなくてもそのままでいい」――そんな子供たちが教室の片隅にうずくまっている状態を、私たち教師はこれまでずっと黙認してきたのかもしれません。

しかし、ランダム指名なら教室の景色が一変します。「全員に、平等に、発表の機会がある」――これが教室の空気を変えます。当たった子は「ペアで聞き合った後だから大丈夫」という安心感のもとで発表できます。当たらなかった子も、「次は自分かも」と前のめりで耳を傾けます。

アナログのくじ引き箱もぜひ教室に一つ設置してほしいと思います。でも、手作りには相応の手間がかかります。その点、このアプリなら「紅白福引き」「ルーレット」「カードめくり」とモードを切り替えるだけ。同じデータのまま、見た目の演出だけをガラリと変えて、子どもたちの「やってみたい!」を何度でも喚起することができるのです。

「これ、ずっと欲しかった!」

「もう、挙手指名だけの教室には戻れない!」

「授業はもちろん学級活動でも使おう!」

授業のあらゆる場面で、朝の会や帰りの会で、このアプリは縦横無尽に活躍します。子どもたちの学び合いと、教師の授業の腕を同時にアップデートする「ランダム指名」で、誰にでも発言や発表の機会が巡ってくる全員参加の教室を実現しましょう。インストールも、面倒な会員登録も一切要りません。
URLを開きさえすれば、明日の1時間目から使えます。

 

鈴木優太(すずき・ゆうた)先生プロフィール
宮城県公立小学校教諭。1985年生まれ。2013年より教育サークル縁太会を主宰し、アイデアに富む教育実践と学びの場づくりに定評がある。最近著に『クラス全員が「聞ける」「話せる」!ペア活動図鑑100』(学陽書房・3月31日発売予定)があり、『教室ギア55』(東洋館出版社)、『「日常アレンジ」大全』(明治図書出版)はベストセラーを記録。みんなの教育技術では5年にわたり連載を担当、現在は『「個」も「集団」も育つ 学級経営&授業アイデア』を連載中。

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