「優太印」のオリジナルアプリ開発シリーズ③ 校内研、初任研、公開授業の事後協議が爆発的に充実する! ~参観メモと同時に時間を自動記録!「自動タイムスタンプ授業記録アプリ」~

URLを開くだけで起動し、インストールもアカウント連携も面倒な初期設定も一切不要。先生方のお仕事をサポートする独自開発アプリをお届けする好評シリーズ第3弾。今回は、研究授業等の参観時、気付きをメモすると同時に時間を自動記録してくれるばかりか、事後協議を充実させる様々な機能も搭載したアプリを紹介します。最後の有料パートまでお読みいただいた方全員に、そのURLをプレゼント!
執筆/鈴木優太(宮城県公立小学校教諭)
目次
1 なぜ「時間軸の記録」が、授業の腕を鍛えるのか
研究授業の事後検討会で、最も頻繁に聞く台詞があります。
「時間配分が…」
このように悔やむ先生が、全国にどれほど多いことか。授業がうまくいかない最大の要因は、タイムマネジメントの難しさです。
「導入に12分かかっている」
「子どもが活発になったのは、あの発問の直後だ」
「練り上げの時間は5分しか取れなかったけれど、濃い交流だったな」
時刻と事実をセットで記録して残せば、それだけで推測ではなく事実に基づいて授業を語れるようになります。授業を参観する際に、「いつ」「何が起きたか」を同時に記録して振り返ることができれば、授業の腕は一気に伸びるということです。
だからこそ、私は作りました。
自動タイムスタンプ授業記録アプリ
授業参観中に気付いたことのメモを、「記録」という欄(下画面参照)に入力すると同時に、自動的に「現在時刻」が入力されるアプリです。
↓

このアプリはURLを開くだけで起動します。インストールも、アカウント連携も、面倒な初期設定も、一切不要です。PCでも、タブレットでも、スマートフォンでも、ブラウザさえあれば次の瞬間から動き出します。
さらに、一度開いてしまえば「オフライン」でもサクサク動作します。ブラウザのキャッシュ機能を利用しているためです。だから、電波の届きにくい特別教室や体育館、校庭での授業参観でも、もう通信エラーに怯える必要はありません。以下の画面が使用イメージです。
過去記事「自動タイムスタンプ授業記録」では、Googleスプレッドシートを活用した類似の取組を提案しました。記事の公開後、全国から「校内研究の公式記録として手放せない!」という声をたくさんいただきました。
今回のアプリ化によって、現場の私たちにとって喉から手が出るほど欲しかった機能を追加し、惜しみなく全搭載することができました。
この記事を最後までお読みいただいた方には、この【自動タイムスタンプ授業記録アプリ】をそのままプレゼントします。お手元の端末でURLを開けば、すぐに使い始めることができます。
これまでの授業参観の常識が、今日からガラリと変わります。ぜひ最後までお読みいただき、先生方の授業力向上、そして校内研究のアップデートにお役立てください。
2 アプリ版の利点
記録欄に何か書き始めた瞬間に、その行の時刻欄へ「11:36:10」のように現在時刻が自動入力されます。
これによって、授業の参観者は、
授業を見ること
に、より集中することができます。
書き留めたい瞬間に、記録欄へ入力します。本記事ではそこからもう一歩踏み込んで、アプリ版だからこそ味わえる極上の新機能を3つご紹介します。
①プルダウンで行を「自動彩色」
記録欄の左の記号プルダウンで「◯」「⬤」「☆」「★」を選ぶと、その行全体の背景色が自動で切り替わります。何も選ばなければ白のまま、挿入・削除ボタンは、セルの数を増減したいときに使用します。
私の運用ルールはこうです。

濃い色がパッと目に飛び込んでくるので、振り返りのときに「今日の山場はどこか」が一目で分かります。これまでの授業記録の困りごとといえば、「メモは取ったけど、後から使えない…」問題でした。このように色を付けるだけで、メモが読み返せる資産に変わります。
②写真もタイムスタンプと紐付ける
板書、ノート、掲示物、子どもの作品。「これは残したい!」と思った瞬間、記録欄の「画像」をタップし、その写真を挿入することができます。
写真はその行に埋め込まれます。「いつ」の写真かが、秒単位のタイムスタンプと完全に結び付いた状態で残るのです。「撮ったのはいいけど、どの場面だったか忘れた…」という、あの定番のもったいなさが消えます。写真はセル上で拡大・縮小やトリミングも可能です。授業の振り返りの手元資料として、これ以上のものはありません。
③自動保存機能と履歴一覧機能で、参観記録が「自分専用ライブラリ」に育つ
参観のたびに「新規作成」を押すと、それまでの記録が履歴としてアプリ内に自動保存されます。
履歴は日付・授業名・学級ごとに一覧化され、ワンクリックでいつでも瞬時に読み込めます。
「先月のあの研究授業、どんな展開だったかな……」と思ったら、履歴を開くだけ。年間を通じて積み重ねれば、それはあなただけの授業記録ライブラリになります。
さらに、インターフェイスのビジュアルテーマを、ブライト、ダーク、ナチュラル、ポップ、シンプル、クラシック、パステル、オーシャン、フォレスト、モノクロの10種類から選ぶことができます。

「校内研はフォレストで、気持ちを落ち着ける」
「初任研の参観はパステルで、柔らかい空気感をつくる」
「公開授業はモノクロにして、徹底的に集中する」
画面をお気に入りのテーマにするだけで、不思議と参観に向かうエネルギーが整います。目に飛び込んでくる視覚情報は、私たちが思っている以上に大切な要素です。
3 発散と選択
授業検討会の時間には限りがありますから、メモした気付きの全部を扱うわけにはいきません。
そこで効果的なのが、アプリ上で行う「発散」と「選択」の技法です(過去記事『ナンバリングメモ&なるほどベスト3』の考え方を取り入れています)。
【ステップ1: 発散】
授業中にメモをする段階では、成果(◯)も改善アイデア(☆)も、目の前の事実に合わせていくつでも広く拾っていきます(下の画面例参照)。
【ステップ2: 選択】
授業後、特に深く協議したい行を「◯→⬤」「☆→★」へ格上げします。
選択するのはそれぞれ、「1〜3個まで」と決めておきます。たくさんのメモから「悩んで選び抜く3点」に絞り込むのです。この過程そのものが、授業の本質を見極める最高の学びになります。
4 充実の書き出し機能
本アプリには、お守りのような安心機能が備わっています。テキストを入力したその瞬間に、お使いの端末(ブラウザ)にデータがリアルタイムで自動保存されます。途中で電源が落ちたとしても、タブを閉じても、同じURLを開けば直前まで完璧に復元されます。
※ ただし「違う端末」で同じURLを開いても、データは表示されません。
これは児童生徒の個人情報を守るため、サーバーではなく手元の端末内(ローカル)にのみ記録する安全設計にしているためです。それでもやっぱり、端末の壁を越えて記録を共有したりバックアップしたりしたいですよね。そのために本アプリは、端末を超えて記録を運ぶための書き出し機能を充実させました。
印刷:ワンクリックで紙に。行の色もそのまま出力。協議会で「色付きの紙メモ」を卓上に広げ、「このピンクの時間帯が今日のターニングポイントですね」とすぐ本質的な議論に入れます。
Excel保存:行の彩色をセルの背景色として完全保持したままxlsx出力(書き出し、保存、ダウンロード)。全教員のデータを集約・並び替え・ピボット分析するときに真価を発揮します。
PDF保存:写真もそのまま埋め込んでA4横で出力。職員室での共有はもちろん、遠方の指導主事への報告にも最適。AIと授業を分析する際にも役立ちます。
JSON保存/読込:純粋なデータファイルとして書き出し。年度末のバックアップや端末の「引っ越し」に便利。職場で書き出し、自宅PCで続きを書くという柔軟な働き方も可能。
URL発行:ダウンロードもアップロードも不要。URLを送るだけで、一瞬で相手のブラウザに再現。このスピード感は、他の出力にはない魅力です。
アカウントは不要。URLを開けば、その瞬間にもう書き始めることができる。この手軽さと圧倒的な利便性を、全国の一人でも多くの先生方にお届けしたいと思っています。
今回の「自動タイムスタンプ授業記録アプリ」は、どこまでも現場第一主義の設計思想を貫きました。
参観メモが苦手で、協議会で何も言えず悔しい思いをしている先生。実習生や初任者を担当することになった中堅やベテランの先生——まずは気軽に一度、このURLをタップしてみてください。
時刻と色と写真で彩られた1枚の記録があなたの授業を見る目を研ぎ澄まし、授業観をさらなる高みへと引き上げてくれるはずです。
↓↓↓ 続きの有料パートをご購読いただけた方全員に、今回紹介した「自動タイムスタンプ授業記録アプリ」のURLをプレゼントします。
参照:
鈴木優太『教室ギア55』(東洋館出版社)
鈴木優太『教室ギア56』(東洋館出版社)
鈴木優太『「日常アレンジ」大全』(明治図書出版)
鈴木優太『クラス全員が「聞ける」「話せる」!ペア活動図鑑100』(学陽書房)
鈴木優太編『学級づくり&授業づくりスキル レク&アイスブレイク (ロケットスタートシリーズ) 』(明治図書出版)
鈴木優太編『小学6年の学級づくり&授業づくり 12か月の仕事術(ロケットスタートシリーズ) 』(明治図書出版)
鈴木優太編『どの学年でも通用する学級づくりのワザだけ集めました。 』(明治図書出版)
鈴木優太(すずき・ゆうた)先生プロフィール
宮城県公立小学校教諭。1985年生まれ。2013年より教育サークル縁太会を主宰し、アイデアに富む教育実践と学びの場づくりに定評がある。最近著に『クラス全員が「聞ける」「話せる」!ペア活動図鑑100』(学陽書房・3月31日発売予定)があり、『教室ギア55』(東洋館出版社)、『「日常アレンジ」大全』(明治図書出版)はベストセラーを記録。みんなの教育技術では5年にわたり連載を担当、現在は『「個」も「集団」も育つ 学級経営&授業アイデア』を連載中。
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