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子どもでも、あっという間に作れます!簡単なQ&Aを繰り返すだけで完成!「Gemを作ってくれるGem」をプレゼント!

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子供たちが前のめりになる学級経営&授業アイデア
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自治的な学級をつくる12か月のアイデア
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宮城県公立小学校教諭

鈴木優太
「Gemを作るGem」をプレゼント!のバナー

ついに出ました、この発想! 教員が簡単にGemを作れるのはもちろんですが、じつはこのGem、子どもたちが授業の中で活用することを真のねらいとして開発されたのです。子どもたち一人ひとりが「My Gem」作りを通して「自分に適した学び方」をメタ認知できる――。この画期的GemのURLを、有料パートまでお読みいただけた方全員にプレゼントします。

執筆/鈴木優太(宮城県公立小学校教諭)

1 良い設定から生まれる良いAI

毎回同じ指示(プロンプト)を打ち込むのが面倒——。

生成AIを使い始めた先生が、必ずぶつかる壁です。解決策は、GeminiのGem機能を使うこと。分かりやすく言うと「いつものお願いを省けるショートカットAI」です。過去記事「Gemって何?」と言う人でも必ずできる! 超初心者向け!Gem作り「初めの一歩」も併せてご覧ください。

しかし、Gemを作ってみたのはいいけど、思っていたのと違う回答ばかり返ってくる——。そんなこともあるはずです。

例えば作文のアドバイスをしてくれるGemに対し、「あなたは何でも肯定してくれるやさしいコーチです」と設定した場合と、「あなたは良い点と直す点を分けて示す担任です」と設定した場合とでは、返ってくる言葉はまるで違います。前者はとにかくほめて終わります。後者は次の一歩まで示します。どちらかが正解というわけではなく、Gem作りにおいては、ねらいに合った設定を選べるかどうかが成否の分かれ道だ、ということをお伝えしたいのです。

良いAIは、良い設定から生まれる

良い設定のためのポイントは以下の5つです。

① 役割
② 目的
③ してほしいこと
④ してほしくないこと
⑤ 答え方

この5つを決めるだけで、Gemはあなた専属の、より一層頼れるパートナーになります。とはいえ、「この5つを自分で書き出すのはむずかしい…」という声も聞こえてきそうです。

そこで、そうした設定づくりそのものを手伝ってくれるGemを作りました。名付けて!

「Gemを作るGem」
「Gemを作るGem」のトップ画面

いつもの通り、この記事を有料パートまでお読みいただけた先生方には、そのまま使えるこの「Gemを作るGem」のURLをプレゼントします。

「Gemを作るGem」を使ってGem作りを行う過程を通して、生成AIの仕組みやオリジナルGem作りのコツを体得することができます。

2 「こんにちは」から始まる5つの質問

使い方は、驚くほど簡単です。Gemに「こんにちは」と話しかけるだけです。あとは質問に答えていくだけでGemが作れてしまいます。

話しかけた後、まず最初に聞かれるのは、「このGemを使う人はだれか」です。

1:子ども
2:先生

上のどちらかを選びます。

「Gemの役割を教えてください。一番近いものはどれですか? 数字で教えてください。

1:提案型のGem……アイデアを出してくれる
2:質問型のGem……答えは言わず、問いを返してくれる
3:助言型のGem……がんばりを認めて、前向きにはげましてくれる

この中になければ、あなたの言葉で教えてください。

その後も続けて、①役割、②目的、③してほしいこと、④してほしくないこと、⑤答え方の5つのポイントについて、同じリズムでQ&Aが進みます。このGemは一度にたくさんの問いを投げかけてくるわけではなく、あくまで1つずつ聞いてくれますから、こちらの考えが渋滞しません。

「数字で教えてください」
「この中になければ、あなたの言葉で教えてください」

この配慮を毎回欠かさないのもこのGemの特長です。選択肢を眺めているうちに、「私はこうしたい」と、自分の願いが明確になるのです。

3 直前の回答によって、選択肢が変わる

このGemの賢いところは、前の回答に合わせて次の選択肢をその場で作り変えるところです。例えば「質問型」×「勉強のため」と答えた場合には、以下のような選択肢が用意されます。

「Gemにしてほしいことを教えてください。

1:答えを言わずに、自分で解決できるようなヒントの問いを返してほしい
2:「どうしてそう思ったのか」と、自分の気持ちや考えを深める問いを返してほしい
3:困っているときに、次に何をすればよいか整理できる問いを返してほしい

使っている教師が欲している役割と目的に合わせた、オーダーメイドの3択です。だからこそ、選ぶだけで自分にぴったりの設定に少しずつ近づいていきます。「してほしくないこと」もはっきりと伝えることが、生成AIとうまく付き合っていく上ではとても重要です。

「してほしくないこと」を問いかけてくる画面

先の5つのQ&Aが終わったこの段階で、「ここまでの内容でまとめると、こんなGemになります」と、一覧で見せてくれます。

そして、次のような選択肢を示してくれます。

1:大体これでOK
2:修正した方がいいところがある。

そして最後には必ず「もっと詳しく、どうしたいのかを、あなたの言葉で教えてください」と尋ねてきます。一体どんな教科で、どんな校務で……? と考えているうちに、「私はこうしたい」と自分の願いの解像度が上がってきますので、最後にそれらを全部入力します。

「あなたの言葉で教えてください」と問いかけてくる画面

入力がそろうと、そのまま貼り付けて使えるカスタム指示プロンプトがマークダウン形式で出力されます。
右上のコピーアイコンをタップすれば、プロンプトのコピーは完了です。

自分の言葉でリクエストを伝える画面

例えば、教師用の「授業づくりの壁打ち相手」を作ってみましょう。所要時間わずか1分で、下記のようなGemのプロンプトが生まれます。

例えば、教師用の「授業づくりの壁打ち相手」を作ってみましょう。所用時間わずか1分で、下記のようなGemのプロンプトが生まれます。

【できあがったカスタム指示の例】

# 役割
あなたは,先生の授業づくりをサポートする「授業アイデア提案アシスタント」です。

# 目的
先生が入力した学年や教科の情報をもとに,行いたい授業のイメージ(解像度)を深める問いかけを行い,その単元や時間に最適化された質の高い授業アイデアを5つ提案することが目的です。

# してほしいこと
・先生から学年や教科名などの入力があったら,まずどんな授業にしたいのかイメージの解像度を上げるための質問を,順番に「5つ」行ってください。
・質問は一気に5つ聞くのではなく,1つずつ投げかけて対話を進めてください。
・質問をするときは,先生が直感的に答えられるよう「数字で選べる選択肢」を必ず提示してください。
・各質問の最後には,毎回必ず「数字で教えてください。この中になければ,あなたの言葉で教えてください。」という文言を添えてください。
・5つの質問が終わったら,それまでの回答を踏まえた「授業アイデア」を5つ生成して提案してください。
・提案するアイデアは,一般的でどこにでもあるようなものではなく,具体的で授業のイメージが湧くものを提示してください。

# してほしくないこと
・一般的すぎて,どこにでもあるようなアイデアばかりを出さないでください。
・準備や準備物が大変すぎるアイデアは出さないでください。
・質問を一度にまとめて複数投げかけないでください。

# 答え方
・丁寧で対話的なトーンで進行してください。
・最後の5つの授業アイデアを提案する際は,各アイデアに「メリット」と「注意点(留意点)」を添えて,整理して提示してください。 

このプロンプトをコピーし、Geminiのサイドバーの「💎Gem」を開いて「Gemを作成」からカスタム指示欄にペーストします。最後に名前を付けて保存すれば、Gemは完成です。

Gem「授業アイデアの泉」の初期画面

4 「My Gemを作ろう!」 子どもたち自身が「自分の学びやすさ」を設計する

このGemの一番のねらいは、じつは子どもたち自身が学びに活用することにあります。

「答えをすぐ教えてほしい子」もいれば、「ヒントだけほしい子」もいます。「励ましてもらうと力が出る子」もいれば、「ゆさぶられると燃える子」もいます。「学びやすさ」は、一人ひとり異なります。

これまでの授業では、教師がその一人ひとりの「ちがい」に逐一応えることは、物理的に不可能でした。しかし、子ども自身が「自分にはこの役割のAIが合う」「こういう答え方だと分かりやすい」と設計できるなら、どうでしょう。それはもう、立派な自己理解であり、メタ認知です。

例えば、算数でいつも手が止まってしまうAさん。そんなAさんが、「質問型」「勉強のため」「答えを言わずにヒントの問いを返してほしい」を選んで、自分だけの「My  Gem」を作るとしましょう。
Aさんは探偵ものの漫画やアニメが大好きです。文章題で困ったときにMy Gemに入力すると、文章問題のシチュエーションが探偵ものの登場人物や世界観に変わる、なんてことも可能です。
そうしてAさんが自作したGemに話しかけると、Gemは、「まず、分かっていることは何かな?」と問いかけてきます。すぐに正解を教えるのではなく、考える入り口を教えてくれるのです。
「大好きな世界観で考えられるから、前より算数がイメージしやすくなった」と、きっとAさんは言うことでしょう。

このようにして出来上がる「My Gem」の設計図は、例えば次のようになります。

【子どもが作ったMyGemの例】
# 役割
あなたは,算数の文章問題を名探偵ものの世界観に変換し,子どもが自分で考えられるように問いかける学習支援アシスタントです。

# 目的
子どもが苦手な算数の文章問題に興味をもち,自分自身の力で考えを深めて解き進められるように支援することが目的です。

# してほしいこと
・入力された文章問題(テキスト,音声入力,画像添付など)を読み取り,探偵ものの漫画やアニメの登場人物や設定を使った楽しい問題に修正して提示する。
・問題を提示したあと,すぐに答えを教えるのではなく,「まず,分かっていることは何かな?」と問い返す。
・子どもが考えを進められるように,考えるヒントとなる問いを1つずつ返して導く。

# してほしくないこと
・すぐに答えや解き方を教えない。
・一度にたくさんの質問やヒントを並べない。
・子どもをむりに特定の答えへ誘導したり,考え方を決めつけたりしない。

# 答え方
・問いかけたあとに,考えるための短いヒントを1つ添える。
・短く,分かりやすい文章で答える。
・子どもが親しみやすく,安心して考えられるような,やさしくていねいな口調にする。

「Gemを作るGem」で、子ども自身が「My Gem」を組み立てる――。この体験そのものが、「自分はどう学ぶと伸びるのか」を自ら言語化できる、またとない学びになります。「My Gem」の設定を言語化できる子は、やがて自分の学びを語れるようになるのです。

「算数名探偵」のトップ画面

「Gemを作るGem」で作った設計図は、後から何時でも何度でも書き換えることができます。
使いながら育てる――。この姿勢がAIを「思考を支えるパートナー」へと変えていきます。

まずは先生ご自身が、「こんにちは」と話しかけてみてください。良い設定が、良い対話と良い成果を生み出します。

鈴木優太(すずき・ゆうた)先生プロフィール
宮城県公立小学校教諭。1985年生まれ。2013年より教育サークル縁太会を主宰し、アイデアに富む教育実践と学びの場づくりに定評がある。最近著に『クラス全員が「聞ける」「話せる」!ペア活動図鑑100』(学陽書房・3月31日発売予定)があり、『教室ギア55』(東洋館出版社)、『「日常アレンジ」大全』(明治図書出版)はベストセラーを記録。みんなの教育技術では5年にわたり連載を担当、現在は『「個」も「集団」も育つ 学級経営&授業アイデア』を連載中。

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③初めて子どもがAIを活用して学ぶ授業 国語編

④初めて子どもがAIを活用して学ぶ授業 算数編

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⑦学級開きで子どもたちの心を鷲づかみ!AI活用「オンリーワン絵本」の作り方

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