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小6道徳科 男女とも信頼して「言葉のおくりもの」

特集
文部科学省教科調査官監修「教科指導のヒントとアイデア」
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小6道徳科

文部科学省教科調査官監修による、小6道徳科の指導アイデアです。今回は、B【友情、信頼】「言葉のおくりもの」の実践を紹介します。本実践では、ICTを効果的に活用し、友情を深めるために大切にしたい考えを多面的・多角的に考えることを通して、相手を信頼し、性別に関係なく友情を育もうとする態度を育てることを目指します。

執筆/鹿児島県公立小学校教諭・山口秀司
監修/文部科学省教科調査官・堀田竜次
 前鹿児島県公立小学校校長
 鹿児島県小学校道徳教育研究会参事・永里智広

学習課題(主題名、内容項目、教材名、ねらい)

小6道徳科 男女とも信頼して「言葉のおくりもの」

〇主題名 男女とも信頼して

〇内容項目 B 友情、信頼
 
〇教材名 「言葉のおくりもの」(日本文教出版) 
 
〇ねらい 友情を深めるために大切にしたい考えを多面的・多角的に考えることを通して、相手を信頼し、性別に関係なく友情を育もうとする態度を育てる。
 
〇準備物 板書道具(挿絵など)、授業支援アプリ「ロイロノート」

1 授業を展開するにあたり

「子供たちにとって楽しいと思える道徳の授業とはどんなものだろう」
これは時代の波に乗らねばならぬと思い、早速AIに問うてみました。すると、「楽しい道徳の授業とは、子供が自分の経験と結び付けて考え、友達と安心して意見を交わしながら『なるほど』『そうか』と心が動く対話中心の時間です。教材や活動を工夫し、正解探しではなく、価値観を深め合う場にすることで、子供にとっても教師にとっても充実した学びになります。」と返答がありました。まさしく、その通りだと感じました。それと同時に、「考え、議論する道徳」という言葉が頭に浮かびました。では、どうしたら、考え、議論する楽しい道徳の授業になるのか。そのための手立てと取組を具体的に検討し、実践してみることにしました。 

その際の大切なキーワードとそれに対する実践のポイントを次のように考えました。

1 自分の経験と結び付けて考える授業
・授業前に、学習する内容項目に関する自分の経験を振り返ります。
・「授業前の経験」に加え、授業の終末で「授業で考えたこと」「今後」の3点で振り返ることで、自己の生き方についての考えを深めます。

2 授業のねらいが明確である授業
・自分の経験の振り返りをもとに、授業で考えたいことを明確にします。

3 子供が「話したい・聞きたい」と思える授業
・「どちらの登場人物に、より共感するのか」の中心的な発問で考えます。選択することで自分の立場を明確にし、自分事として考えられるようにします。
・ねらいとする道徳的価値に関する発問をもとに、自分たちに大切な考え方などはなにかをそれぞれ考えます。

4 1つの答えに収束させるのではなく、多様な考えを尊重し、認め合える授業
・正解が1つでない発問を、同じ立場の3人グループでの議論や、立場を超えた学級全体での議論をもとに、対話を通して自分なりの考えを深めることで、物事を多面的・多角的に考えられるようにします。

これらを具現化するために、今回の実践を大まかに図式化しました。 ※数字は上の数字と連動

授業を展開 キーワードとる実践のポイント

2 展開の概略

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