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小6国語科「 古典芸能への招待状」板書例&全時間の指導アイデア

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国語科 令和6年度版 新教材を活用した授業づくりー文部科学省教科調査官監修の実践提案ー
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文部科学省教科調査官監修「教科指導のヒントとアイデア」
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大塚健太郎

文部科学省教科調査官の監修のもと、令和6年度からの新教材、小6国語科「古典芸能への招待状」(東京書籍)の全時間の板書例、教師の発問、想定される子供の発言、1人1台端末活用のポイント等を示した授業実践例を紹介します。

小六 国語科 教材名:古典芸能への招待状(東京書籍・新しい国語  六)

監修/文部科学省教科調査官・大塚健太郎
編集委員/山梨大学大学院教授・茅野政徳
執筆/横浜国立大学附属横浜小学校・鈴木俊祐 

1. 単元で身に付けたい資質・能力

本単元では、古典芸能について理解し、自分で調べて気付いたことやおもしろいと思ったことから書くことを選び、伝えたいことを明確にする力を育みます。 

そのために、一人一人が興味をもった古典芸能や演目を選び、友達にその魅力を紹介するPOPを書く活動に取り組みます。 

解説「古典芸能への招待状」と狂言「神鳴」を、古典芸能に出会い、おもしろさを捉える視点を共有する入り口として扱います。その後は「神鳴」に限定せず、能、狂言、歌舞伎、落語などから各自が紹介する対象を選びます。 

解説を手掛かりに、作品の表現や内容と、昔の人のものの見方や感じ方を結び付けて考えられるようにします。 

学習内容は、調べた情報をそのまま載せるのでなく、「誰に、どんな魅力を伝えたいか」を確かめ、必要な材料を選ぶことです。集めた材料を整理し、伝えたいことと魅力として取り上げられる内容をつなげます。 

2. 単元の評価規準

単元の評価規準

3. 言語活動とその特徴

本単元では、古典芸能への招待状を読んで気付いたことやおもしろいと思ったことをもとに、自分の気になる古典芸能について友達に紹介するPOPにまとめる活動を行います。 

POPは、1人1台端末上で作成することを想定しています(手書きで作成した児童のPOPはデータ共有できるようにする)。データを共有したり、添削作業をスムーズに行いやすくしたりすることで、書くことに苦手意識をもつ子でも、言語活動に取り組みやすくできるようにします。 

この活動では、教科書や資料の解説を手掛かりに、古典芸能の内容や表現の特徴から、昔の人がどのようなことをおもしろがり、どのように人物の気持ちを表そうとしていたのかを考えます。自分が感じたおもしろさや驚きと結び付けながら、昔の人のものの見方や感じ方をとらえられるようにします。 

その上で、友達に魅力を伝えるという目的に応じて、気付いたことや考えたことから書くことを選びます。集めた材料を分類したり、自分の考えと関係付けたりして整理し、いちばん伝えたい魅力を明確にしていきます。 

限られた紙面にまとめるPOPの特徴を生かし、伝えたい魅力に合う材料を選ぶことを通して、古典芸能への理解を深めるとともに、目的に応じて書く内容を吟味する力を育みます。 

4. 指導のアイデア

〇「神鳴」で見つけた視点を活用し、各自の調べ学習を広げる

解説を読んだ後に「神鳴」を読み、「予想と違う姿」「人物のやり取り」「声に出したときの感じ」などに目を向けます。美しさ、驚き、笑い、語りや動きの工夫など、子供の感じた魅力を認めましょう。 
また、視点を一つもっておくことで、古典芸能としての共通点やそれぞれの特徴が見いだしやすくなるため、まとめのときに再度共有できるように掲示物として、その視点を残しておくとよいでしょう。 

〇 資料を限定し、調べる時間を短縮する

短い時間で調べるために、芸能ごとに子供向けの短い解説、写真、短時間で見られる公式映像などを事前に用意します。
教科書、学校図書館の資料、日本芸術文化振興会の文化デジタルライブラリー等を候補とし、授業前に内容と閲覧環境を確認します。 
無制限の検索から始めず、用意された資料から選んで調べ、必要なことだけを補います。 

〇 選んだ理由と、読み手の感想を残す

使う材料だけでなく、選んだ理由もメモに残します。完成後は「何のおもしろさが、どの説明から伝わったか」を交流し、材料の選択が伝えたいことにつながっていたかを確かめます。 
友達の感想を手掛かりに、自分の文章のよさを言葉にできるようにしましょう。

5. 単元の展開(4時間扱い)

 単元名: 「古典芸能って何?~昔の人の楽しみ方~」 

【主な学習活動】
・第一次(1時) 出会い、伝える対象を選ぶ
① 解説を読み、地域に伝わる芸能や古典芸能について理解する。 
②「神鳴」を読み、気付いたことやおもしろさを出し合う。
  →具体的な場面から、昔の人のものの見方や感じ方を考える。
③ 相手と目的、POPの形式例、今後の見通しなどを確かめる。 
④ 用意された資料を見て、一人一人が調べる古典芸能を選ぶ。

・第二次(2時) 調べて、伝えたい内容と魅力をまとめる
⑤ 資料から調べた内容をメモする。 
・資料から伝えたい内容と、自分の考えや感想を記録する。 
・どの資料のどこから分かったことかを記録する。
⑥ 伝えたい内容を仲間分けし、伝えたい魅力を一文にする。 
⑦ 紹介に使う内容と、その内容を選んだ理由をペアに説明する。
⑧ 伝えたいことに使うメモを作り、内容のつながりを確かめる。 

・第三次(3時、4時) POPを書き、読み合って、振り返る 
⑨ メモを基に、伝えたいことを書いてPOPを仕上げる。 
⑩ POPを読み合い、伝わった魅力や文章のよさを伝え合う。 
・伝えたいことと魅力、自分の考えとのつながりを確かめる。 
⑪ 感想を基に見直し、伝えたいことを明確にする書き方と、古典芸能について学んだことを振り返る。 

※本単元では、情報の収集・整理、POP作成(手書き、端末を選べるようにする)といった学習活動を、1人1台端末を活用して行うことを想定しています。 

6. 全時間の板書例と指導アイデア

【1時間目の板書例 】

イラスト/横井智美

令和6年度からの国語科新教材を使った授業アイデア、続々公開中です!

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