8月13日(金)開催の研究会・研修会


今、目の前にいる子の「わかった!」を目指して -「できる」を疑い「できない」を疑うことからはじめる特別支援-

オンライン
主催
神奈川LD協会
テーマ

今、目の前にいる子の「わかった!」を目指して  
-「できる」を疑い「できない」を疑うことからはじめる特別支援-

09:30-10:40 講義1 「子ども側の問題」にしない支援を目指して
10:55-12:05 講義2 学び方のバリエーションが支える学びやすさ
13:05-14:15 講義3 選択肢を増やそう「アナログ教材を生かした取り組みから」
14:30-15:40 講義4 選択肢を増やそう「ICTを活用した取り組みから」
15:40-16:00 オンラインで質疑応答

講師:井上賞子先生(島根県安来市立荒島小学校 特別支援学級教諭)

井上先生からのメッセージ

 学びにくさを抱えて授業に参加できない子の相談を受けるとき、「力はあって、できるのにやらないんです」や「この子の力では学年の課題が難しくて拒否されてしまうんです」という話をよく聞きます。前者からは子どもの高い能力を感じながら生かしてあげられない切なさを、後者からは自分のしていることが子どもを追い詰めてしまっているのではないかという葛藤を感じます。どの先生も子どものためを思えばこそ、悩んでおられることが痛いほど伝わります。
 
 ただ、これらの前提になっている「できるのに」「できないから」は、立ち止まって再考してみる必要があると思っています。

 「できるのに」と言われた子ども達の中には、「できるけど滑らかになっていない」ケースが複数ありました。理解力が高くても学びにくさがあり既習事項が「定着」していない状況は、実は「できる」が成立していません。それなのに、説明しているその場ではこなせているように見えるため、「できるのに」と支援がスタートしにくくなってしまいます。

  「できないから」と言われた子ども達の中には、情報の入力や出力に課題のあるケースがたくさんありました。しっかりとした理解の力がありそこを信じてもらえない状況は、課題をやさしくすることで解決することはなく、むしろ自己肯定感を下げてしまい、適応をより困難にしてしまいます。

 「できるのにやらない」「できないからやらない」は、どちらも不適応な状況の原因を「子どもの側の問題」にしてしまっているという共通点があります。そして、そうした発想は「支援者にできること」を見えにくくしてしまいます。この子のために何かしたいと思っているのに、方法の提案や選択に関して支援者ができることはたくさんあるのに、その試みにたどり着けないのは、子ども本人はもちろん、支援者にとってもつらいことではないでしょうか。
 
 「検討するべきは方法なんだ」というシンプルな発想からスタートすることで、選択肢は広がっていくと信じています。

 午前中は、そうした「できる・できないを疑うこと」の大切さを教えてくれた子ども達の事例を取り上げながら、学び方の選択肢が支えるものについてお話します。最初のバトンは、私たち支援者側にあり、だからこそ「方法の検討」が必要だということについてお伝えできればと思います。
 
 午後は、「そのバトンを生かしていく選択肢を増やす」ことを目指して、たくさんの具体的な支援についてお伝えします。アナログ、デジタル両方を取り上げますが、一人一台端末が入ってきた現状を踏まえて、デジタルの手立てについての情報を多めに取り上げていけたらと思っています。

 「最初のバトンは私たち支援者側にある」ということは、「できることがたくさんある」ということでもあります。それってすごくわくわくしますよね(≧▽≦)参加者の皆さんに、「これ、あの子に提案してみよう」「ここをもう少し直したら、あの子もやれるんじゃないかな」と思っていただける情報を共有できる時間にしていきたいです。

 本当は直接お会いして、たくさん実物の教材を触っていただいて、一緒に考えていく時間にしたいテーマなんですが、今年は社会情勢上、遠隔での開催です。残念な気持ちもある反面、「遠隔でも学びを共有することができる」という体験ができる機会でもあると感じています。井上、すごい勢いでしゃべるので、なかなかご質問を受けられずに終わることも多くて反省していますが、遠隔だからこそ、「ここをもう少し聞きたい」「ここはどうなんだろう」と思われたことをその都度chatに書き込んでいただくことができるという利点もあります。「遠隔は苦手」と言われる方もあるかと思いますが、ぜひ「遠隔で学ぶ良さ」を一緒に作っていただければ、嬉しいです(≧▽≦)。

【井上賞子先生のプロフィール】通常学級、通級指導教室を経て、現在に至る。特別支援教育士。特性のある子どもたちの学びを支える方法を模索しながら教材開発を行っている。平成23年度より、東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクグループが実施する情報端末の活用が障害を持つ子どもたちの生活や学習支援に役立つことを目指した実証研究「魔法のプロジェクト」に参加、ICTを活用しての支援にも取り組む。著書に、『特別支援教育 はじめのいっぽ!』『はじめのいっぽ! 算数のじかん』『はじめのいっぽ! 国語の時間』(学研)などがある。

※リアルタイム配信となります。(開催日時に1回限りのライブ配信)

参加費:5,300円~9,000円(参加区分による)

開催期間 2021年8月13日(金)
開催地住所
会場 Zoom
参加費
開催情報HP http://www.246.ne.jp/~kanald/seminar.html
主催者情報 〒2260025
神奈川県横浜市緑区十日市場町801-8
神奈川LD協会 セミナー事務局

主催者HP http://www.246.ne.jp/~kanald/index.html
主催者メール kanald@246.ne.jp

ドイツと繫ぐオンライン4日間・教育関係者向けスタディツアー [2021年夏]

オンライン
主催
NPO法人ホロコースト教育資料センター
テーマ

ドイツと繫ぐオンライン4日間。新しい人権・平和教育について考えてみませんか

ドイツと繋いで、人権・平和教育を考える4日間のオンライン版スタディツアーを開催します。テーマは、第二次世界大戦時のナチズムとホロコーストの歴史です。ゲスト講師を迎えて現代に生きる歴史を学習し、問いづくりや対話を通して次世代のための教育について共に考えてみませんか。最終日には、「ドイツ国際平和村」と繫ぎます。 ※現地ガイドによる館内のヴァーチャルツアーではありません。各施設の歴史ガイドや職員の方をお迎えして、じっくり話を聞き、対話します。

【開催日】
8/13(金) 20:00~22:30 事前学習「アウシュヴィッツからの問い」
8/14(土) 20:00~22:00 テロのトポグラフィー
8/21(土) 20:00~22:00 ドイツ抵抗記念館
8/22(日) 16:00~18:00 ドイツ国際平和村

【定員】
先着30名

【参加方法】
参加申込は下記のホームページで受け付けています
https://kokoro20210813.peatix.com/

参加費:4日間9,500円

開催期間 2021年8月13日(金) 〜 2021年8月14日(土)
開催地住所
会場 Zoom
参加費
開催情報HP https://kokoro20210813.peatix.com/
https://www.npokokoro.com/
主催者情報 〒141-0021
NPO法人ホロコースト教育資料センター
石岡史子
090-4072-4402
主催者HP https://www.npokokoro.com/
主催者メール info@npokokoro.com

RTF教育ラボ・リアル会場実施【教員採用試験対策講座(個人面接・集団討論)】

東京都
主催
RTF教育ラボ
テーマ

リアルでしかできない教員採用試験対策(個人面接・集団討論)をしよう!

RTF教育ラボの【教員採用試験対策講座(個人面接・集団討論)】は”元教員採用試験面接官監修”です!
しかも、”サーキットトレーニングスタイル”で極力待ち時間を少なくし”ビデオ撮影”することで自身の状態を”メタ認知”できるので【効率よく効果的な】トレーニングができるのです!

当日は感染対策をして実施いたしますが、みなさまも【マスク】の着用をお願いいたします。
※会場にお越しになれない方は【オンライン(ZOOM)完全個別指導】 もご利用いただけます。詳しくは下記ホームページをご覧ください。

【日程・会場・内容詳細・問い合わせ・お申し込み】
弊団体ホームページをご覧ください。
https://goseminarcourse01.wixsite.com/rtfkyouikulab/onlin

【参加費】
・個人面接対策1回 80分¥6,000
・集団討論対策1回 80分¥3,500

開催期間 2021年8月13日(金)
開催地住所 杉並区
会場 阿佐ヶ谷地域区民センター、杉並区立産業商工会館、ほか杉並区内施設
参加費
開催情報HP https://goseminarcourse01.wixsite.com/rtfkyouikulab/onlin
主催者情報 〒1660011
東京都杉並区梅里1-13-14-201
RTF教育ラボ副代表 村上亜樹
主催者HP https://goseminarcourse01.wixsite.com/rtfkyouikulab
主催者メール goseminarcourse01@gmail.com

2021年度 宇宙教育シンポジウム開催報告WEBサイト

オンライン
主催
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
テーマ

2021年度 宇宙教育シンポジウム

JAXA宇宙教育センターでは 2021年 6月 19日 (土 )~ 20日 (日 )に、宇宙教育のさまざまな魅力や教材、実践例の紹介とワークショップや教材体験を通じた宇宙教育の理解増進とすそ野拡大を目的に、 2021年度宇宙教育シンポジウムを開催いたしました。
本年度の開催テーマは、「宇宙教育とICT~新たな学びのツールをどう活かすか~」です。
ICT(情報通信技術)が宇宙教育活動の実践において、理念を実現できる有効なツールであることを、事例を挙げてご紹介するとともに、 ICTを体感していただくプログラムも実施しました。
また今回も、自身が実践されている宇宙教育について発表していただくポスターセッションの場を設けまして実施しましたセッションも個別に掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
視聴者皆様が、このサイトを通して宇宙教育に関する現状に触れていただき、宇宙教育の環が広がることを期待しております。普段から宇宙教育活動をされている方々、宇宙教育に関心のある方々、また当日、ご参加いただけなかった方々など、多くの皆様の活動のご参考になれば幸いです。

ホームページ開設期間:2021年8月31日(火)まで

参加費:無料

開催期間 2021年6月30日(水) 〜 2021年8月31日(火)
開催地住所
会場 HP
参加費 無料
開催情報HP https://onestep-sound.jp/jaxa-sympoweb2021/TopPage.html
主催者情報 〒2520222
神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1
八木岡 民洋
主催者HP
主催者メール

研究会カレンダー

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2024年5月
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2024年6月
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2024年7月
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2024年8月
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18192021222324
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2024年9月
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