8月2日（水）開催の研究会・研修会

＜講師からのメッセージ＞
いわゆる発達障害といわれる子どもについて、環境的な観点からはどのように理解したらよいか、一日ワークを通じて皆さんと一緒に考えたいと思います。

家族の不調はそれだけでも子どもの成長・発達、社会適応・対人適応に様々な悪影響を与えます。子どもが受ける影響、反応は子どもの個人的な特性だけでなく、年齢や発達段階に応じても異なってきます。その全般的な特徴、また発達障害と呼ばれてきた子どもについて、基本的な理解の枠組みを共有したいと思います。

さらに、トラブルメーカーといわれる子どもについて、どのような対応が考えられるか、ロールプレイを通じて皆さんと一緒に考えたいと思います。

全体を通して家族状況の反映としての子どもの状態、行動についての理解を共有できたらと思います。よろしくお願いいたします。

＜担当講師＞
山本 恒雄 先生（愛育研究所 客員研究員・NPO法人性暴力救援センター大阪SACHICO 理事）
▼講師プロフィール
2008年まで33年間、大阪府児童相談所で心理判定員（現・児童心理司）、青少年相談担当児童福祉司、健全育成課長、次長兼虐待対応課長として勤務。2008年より社会福祉法人恩賜財団母子愛育会・日本子ども家庭総合研究所部長として厚生労働省等の科学研究や調査事業に従事。全国児童相談所における性的虐待対応ガイドライン2011年版の策定や司法面接のトレーニング等を担当。2015年より現職。その他、日本子ども虐待防止学会理事、虐待防止協会理事、厚生労働省児童福祉審議会委員、各地方自治体の虐待相イザー談アドバなどとして活動中。