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学級開きで信頼を得る「自己紹介」【教師の印象戦略】

2019/4/5

4月、初めてのクラスで子どもや保護者へ挨拶、自己紹介は緊張するという声をよくお聞きします。では、自分の緊張をコントロールし、信頼を得るためにはどのようにすればよいのでしょう。脳科学・心理学などに基づいた独自の「印象戦略」メソッドを提唱し、小・中・高の教師・児童・生徒向けにも研修を実施している、ちとせさんに教えていただきました。

写真/浅原孝子

まずはセルフイメージを明確に

まずは、先生自らが「〇〇な先生である」というセルフイメージを明確に持つことが重要です。
例えば、「私は、元気に遊ぶのが大好きな先生です」というセルフイメージを持ち、それを子どもに伝えることができれば、休み時間に子どもたちから「先生、一緒に遊ぼう!」「先生の好きな遊びは何?」といった言葉が発せられるようになるでしょう。子どもたちは、先生のセルフイメージを受信するからこそ、「先生と一緒にこんなことをしたい」「先生にこれを聞いてみよう」などと、具体的な欲求や興味が生まれてくるのです。

自己紹介の内容を準備

セルフイメージが定まったら、ここでやっと自己紹介の準備です。新学期初日までに子どもたちや保護者に何を話すか、自分に対してどう感じてほしいかを考えておきましょう。 核となるメッセージを整理しておけば、緊張しても伝えるべきことをしっかり話すことができます。 行き当たりばったりは絶対にNGです。初回の挨拶、自己紹介こそがその後のイメージや信頼感を決める重要な印象戦略です。人は最初に受けた印象を、後にまで引きずる傾向があり(例:第一印象で “ 退屈な先生”だと感じると、その後の授業も退屈だと感じてしまう)、第一印象から、ほかの側面まで判断する傾向がある(例:礼儀正しい子どもだと、その親もきちんとしているはずだと無意識に認識する)からです。

自己紹介に入れるべき要素1「長所」

「体力があります」「人に元気になってもらえる指導をします」など、セルフイメージを形成する際に考えた自分の長所やこだわりを伝えましょう。

自己紹介に入れるべき要素2「ポジティブな背景」

例えば、私が自己紹介で必ず伝えるのは「20年間、人に何かを伝える仕事をしています」ということ。新任であれば、「若いので、体力には自信があり、子どもと何時間でも遊べます」など、現時点の自分の背景をポジティブに伝えます。

自己紹介に入れるべき要素3「短所」

全てがポジティブな自己紹介だと、何だか逆に信頼がおけない印象になってしまうかもしれません。そこで、ネガティブな短所や背景は、親しみや共感を誘う言葉として伝えましょう。

例えば、新任で教師としての経験が浅いというような不安要素でも、「経験は浅いですが、そのぶん新しいことの吸収力は抜群です。“こうした方がよい”というアドバイスやお子様の様子をたくさん教えて下さい」などと、いかに共感を得られる表現に変換できるかがポイントです。

内容のバランスとしては、長所(ポジティブな背景・宣言・価値付け・メリット)が7割、短所(親しみ・共感)が3割のイメージで配分するとよいです。

話す「姿勢」は超重要

忘れてはならないのが、話す内容とともに、話す時の姿勢です。ここでは、信頼感のある印象を残すための基本の姿勢を紹介します。

〇明るさを感じさせる姿勢

明るさを与える写真

〇エネルギーは上の方に集中。〇笑顔。〇声は高め

〇落ち着きを感じさせる姿勢

落ち着きのある姿勢を取る

〇エネルギーは体の中心に。〇軽いほほえみ。〇声は低め。胸に響かせる。

×自信がなさそうな姿勢

自信なさそうな姿勢

×背筋が丸まっている。×左右にゆらゆら揺れる。

×偉そう・威圧的な姿勢

偉そうで威圧的な姿勢

×目線が上からになっている。×あごが上がっている。

教えてくれたのは・・・

ちとせ:印象戦略家

脳科学・心理学などに基づいた独自のメソッドで、人と企業の価値を高めて理想の成果を導く、「人」育成の専門。年間300の講演・研修・企業等を通して、5000人以上のビジネスシーン向上に関わる。幼稚園教論経験を活かし、小・中・高の教師・児童・生徒向けにも研修を実施。

『 信頼される先生への4分2秒 自分の印象、大丈夫ですか?』
 ちとせ・著 定価: 1200円+税 小学館 ISBN978-4-09-840192-5
https://www.shogakukan.co.jp/books/098401

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