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体育のケンカを防ぐ! 子どもの気持ちを否定しない勝敗との向き合い方を教える指導【絶対うまくいく! 体育の超マネジメント#14】

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絶対うまくいく! 体育の超マネジメント
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中安翼

体育の授業では、勝敗を伴う活動が多くあります。サッカーやバスケットボールのようにチームで勝敗をつける場合もあれば、かけっこやハードル走のように個人で勝敗をつける場合もあるでしょう。

こうした活動では、どうしても勝ち負けをめぐるトラブルが起こりやすくなります。
多くの先生が、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

しかし、だからといって、勝敗をつけないようにしたり、「勝っても喜ばないようにしよう」と指導したりすると、子どもたちは窮屈になり、活動の楽しさまで失われてしまいます。

大切なのは、勝敗へのこだわりを否定することではありません。
勝ったり負けたりする中で生まれる気持ちを大事にしながら、勝敗に対する反応の仕方を学ばせていくことです。今回は、体育で起こりやすい勝敗トラブルを減らすための考え方と指導のポイントを紹介します。

執筆/環太平洋大学次世代教育学部講師・中安翼

勝敗トラブルの原因は2パターンある

勝敗によるトラブルの原因を考えると、大きく2つのパターンに分けられると私は考えています。

勝敗へのこだわりが強い子どもが、負けたことで感情を爆発させてしまう。
これは主に「悔しさ」が原因です。

負けた子どもが、勝った子どもにバカにされたり、チームメイトに責任を押し付けられたりしたことで感情を爆発させてしまう
こちらは「悲しさ」や「怒り」が原因だと言えます。

この2つは、同じ勝敗トラブルのように見えても、中身は違います。
前者は、勝敗そのものに対する感情です。
後者は、勝敗のあとに起きた友達の言動によって生まれた感情です。

だからこそ、勝敗によるトラブルを減らしていくには、同じように叱るのではなく、それぞれに応じた指導を考える必要があります。

悔しさは否定せず、表現の仕方を教える

まず、負けた悔しさから感情が爆発してしまう場合です。
ここで大切なのは、悔しい気持ちそのものは否定しないことです。

悔しさ自体は問題のある感情ではありません。
悔しいということは、それだけ一生懸命に活動に向き合っていた証拠ですし、その悔しさが次への原動力になることも多いからです。

問題なのは、悔しさの表現の仕方です。
大きな声で汚い言葉を叫ぶ、物を蹴る、周りの友達に当たる。そうした行動は、周囲に迷惑をかけてしまいます。

そのため私は、
「悔しくなるくらい頑張ったんだね」
「その気持ちを持つことはとても大切だよ」
と、まず悔しさ自体を認めます。

その上で、
「気持ちは分かるけれど、悔しいからといって大きな声で叫んだり、物に当たったりするのはいいことなのかな」
と、表現の仕方を考えさせる
ようにしています。

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