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小1国語科「どうやってみをまもるのかな」全時間の板書&指導アイデア

特集
文部科学省教科調査官監修「教科指導のヒントとアイデア」
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大塚健太郎

文部科学省教科調査官の監修のもと、小1国語科「どうやってみをまもるのかな」(東京書籍)の全時間の板書例、発問、想定される児童の発言、ワークシート例、1人1台端末の活用例等を示した授業実践例を紹介します。

小一 国語科 教材名:どうやってみをまもるのかな(東京書籍・新しい国語 一上)

監修/文部科学省教科調査官・大塚健太郎
編集委員/相模女子大学学芸学部 子ども教育学科准教授・成家雅史
執筆/東京学芸大学附属大泉小学校・山下美香

1. 単元で身に付けたい資質・能力

本単元で身に付けたい資質・能力は、事柄の順序を考えながら内容の大体を捉え、分かったことを伝え合う力です。説明の順序を考えながら内容の大体を捉える力を育みます。

文章を繰り返し読んでいく過程で、「どのようにしてみをまもるのでしょう。」という「問い」に対する「答え」が示される説明文の基本的な形式に慣れ、「答え」の部分で説明されている事柄を正しく読み取ることができるようにすることが大切になります。その際、言葉や文を、絵とQRコードの動画と対応させて読むことで、理解を深められるようにしたいものです。

事柄のまとまりとしては、それぞれの動物の身の守り方の説明が5文で構成されていることを読みます。
事柄の順序としては、①動物名、②動物の体の特徴、③「問い」、④「答え」身の守り方、⑤敵が来たときの様子、です。このような順序になっていることを読むために、文章の重要な語や文に気付く力も必要になってくるでしょう。
留意点として、文章を読むことの中で、主語と述語で文が組み立てられていることや、語にはまとまりがあることに気付かせていくとよいでしょう。

言葉や文を、絵やQRコードの動画を基に動物の様子を具体的に想像し、それぞれの動物の体の特徴と身の守り方を読み取ります。そして、お気に入りの動物の身の守り方とその理由について伝え合います。

2. 単元の評価規準

単元の評価規準

3. 言語活動とその特徴

動物の身の守り方について説明している文章です。生活の中で、動物と関わったり、動物園で様々な動物を見たりした経験がある子供は多いでしょう。
導入で、やまあらし、あるまじろ、すかんくの3匹の動物の身の守り方の絵を提示します。1年生の児童は3枚の絵を見比べ、動物が何をしているところなのかを考え、それぞれの動物の違いを見つけることができ、興味・関心をもって学習に入ることができるでしょう。

「どのようにしてみをまもるのでしょう。」「〇〇は、〜してみをまもります。」「てきがきたら、〜して、〜します。」という「問い」と「答え」が繰り返され、1年生の児童はクイズを答えているかのように読み進めることができるでしょう。
3種類の動物について、①動物名、②動物の体の特徴、③「問い」、④「答え」身の守り方 、⑤敵が来たときの様子の順で繰り返し説明されています。
繰り返し音読をすることで、「問い」と「答え」、身の守り方、敵が来たときの様子の順で説明されていることに気付くことができるでしょう。何回も音読をして、繰り返し出てくる文章や言葉に着目させると、同じ文型に気付くことができるでしょう。

第三次(5~6時間目)では、3種類の動物の身の守り方について、体の特徴、身の守り方、敵が来たときの様子を具体的に想像しながら読み、どの動物の身の守り方が好きだったか、おもしろかったかなどお気に入りの動物の身の守り方を選択し、その理由を伝え合う活動を行います。
今回の単元では、主に指導事項の知識・技能(1)カとC(1)アの読むことの事項に関わります。
お気に入りの動物の身の守り方とその理由を伝え合うために、動物の体の特徴と身の守り方を書いてまとめたり、改めて全文を読み返したりします。そうすることで、「問い」と「答え」の形式や、身の守り方や敵が来たときの様子の説明の順序が同じこと、それぞれの動物の身の守り方の違いへの理解を確かにすることができます。

4. 指導のアイデア

主体的な学び〈深い学び〉「お気に入り」を選び、理由を伝え合う

児童は、自分の好きな動物の身の守り方やおもしろいと感じた身の守り方を選び、その動物の身の守り方を説明する文章を視写し、選んだ理由を書きます。「この身の守り方がおもしろい」「この身の守り方が好き」と考えた理由を、言葉や文、絵を根拠として考えさせていきます。

自分のお気に入りを選び、伝え合う活動を通して、文章を読み直し、事柄を意識したり事柄の順序を読んだりしながら、動物の身の守り方の様子を具体的に想像し、読み広げていきます。

対話的な学び  児童の言葉を大切にする

本文では、動物の身の守り方について、①動物名、②動物の体の特徴、③「問い」、④「答え」(身の守り方)、⑤敵が来たときの様子、という内容及び事柄の順序で説明しています。
どの文がどの内容を表しているか、児童同士の話し合いを通して児童の言葉でまとめていくと、そのクラスだけの読みができていきます。
教師が一方的にまとめるのではなく、児童の言葉を取り上げつつ授業で使っていくことで、児童が語りやすくなるでしょう。

5. 単元の展開(6時間扱い)

 単元名: おきにいりのみのまもりかたをつたえよう

【主な学習活動】
・第一次(1時
①「どうやってみをまもるのかな」を読み、題名や絵から内容を想像したり、初発の感想を交流したりして、学習の見通しをもつ。

・第二次(2時3時4時
② やまあらしの身の守り方を読む。
 ①動物名、②動物の体の特徴、③「問い」、④「答え」身の守り方、
 ⑤敵が来たときの様子の事柄の順序、などを考えながら、内容の大体を捉える。

③あるまじろの身の守り方を読む。
 ①動物名、②動物の体の特徴、③「問い」、④「答え」身の守り方、
 ⑤敵が来たときの様子の事柄の順序、などを考えながら、内容の大体を捉える。

④すかんくの身の守り方を読む。
 ①動物名、②動物の体の特徴、③「問い」、④「答え」身の守り方、
 ⑤敵が来たときの様子の事柄の順序、などを考えながら、内容の大体を捉える。

・第三次(5時6時
⑤ お気に入りの動物の身の守り方を選び、感想を交流し、単元の学習を振り返る。

全時間の板書例と指導アイデア

【1時間目の板書例 】

1時間目の板書例

イラスト/横井智美

令和6年度からの国語科新教材を使った授業アイデア、続々公開中です!

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