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47都道府県縦断!全国オリジナル地域教材でつくる「本気!」の道徳授業#36  受け継がれる思い~日航機墜落事故

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北海道公立小学校教諭

藤原友和
連載「47都道府県縦断!全国オリジナル地域教材でつくる「本気!」の道徳授業」バナー

全国各地の「ひと・もの・こと」を教材化し、子どもたちの感情、思考、価値観を大きく揺さぶる道徳授業をつくる。さらにそれらを集めてアーカイブ化しようという野望に満ちたリレー連載。原則として毎週公開します。今回の執筆者は、群馬県高崎市の久下 亘先生です。

編集委員/藤原友和(北海道函館市立鍛神小学校教諭)
執筆/久下 亘(群馬県高崎市立東小学校教諭)

1 はじめに

群馬県の高崎市で小学校教員をしております、久下 亘と申します。

今年で教員23年目になりますが、教員になって3年目に初めてセミナーに参加するようになりました。そこから現在に至るまで、全国で行われるさまざまなセミナーに参加し、全国の志の高い先生方の実践や発表を伺う中で、自分も刺激を受け、機会がいただけるときは自分の拙い実践を発表させていただいております。

ここ数年は、道徳の模擬授業をさせていただく機会もあり、自作による道徳授業も行ってきました。

それまでは、自分の問題意識から授業を作ることが多かったのですが、昨年、北海道の大野睦仁先生と宮城の安彦俊宏先生が定期的に行っている「道徳の風」のセミナーで模擬授業をする機会をいただいたところから、地域教材で自作道徳を行い始めました。

私が住む群馬県で材となるものを考えたとき、いくつかの材が頭をよぎりました。その中で真っ先に授業として行いたい材として思い浮かんだのが、1985年に発生した「日航機墜落事故」でした。

私は、小学生になる頃に群馬に移り住んできた、いわゆる、転勤族と言われる家族でした。ですから、この事故は幼心に群馬県外に住んでいた頃にテレビで見ていただけのものでした。

それが群馬に住むようになってから、この県が墜落現場であったこと、そして、多くの地元の人々がこの事故の対応にあたったことを聞きました。

事故から今年で41年が経ちます。毎年、時期が来ると思い出されるものですが、同じ県内でも、この事故のことを知らないという子どもたちが多いことを教員になってから知りました。

そこで、道徳で事故を知らない子どもたちに知ってもらいたいという思いから、授業をつくろうと考えました。


2  教材について

日本の史上最も悲惨な航空機事故として知られる「日本航空123便墜落事故」は、その事故の悲惨さや衝撃の大きさから、ルポルタージュや小説や絵本、ドラマや映画などたくさんの作品が残されています。

読者のみなさんも何かしらの形で、この事故に触れた経験があるのではないでしょうか。

突然、最愛の家族を失ったという事実、一生消えることのない悲しみ、どこにぶつけたらいいか分からない怒りをもつご遺族の思いを想像すると、当事者でない私たちでさえ、胸が張り裂けそうな思いになります。

しかし、あるニュース映像を見たときに、ご遺族以外にも、この事故が大きな影響を与えていたことを知ることになりました。

それが墜落現場となった御巣鷹の尾根がある、「上野村の住民の方々」です。

そのニュースでは事故後39年(放送当時2024年)の節目に、事故当時小学生だった方のインタビューを中心に、事故に遭った方々を今なお悼み続ける上野村の人々の様子が放送されていました。

事故から長い年月が経ってなお、事故を風化させることなく、被害を受けた方々への追悼の思いと空の安全を祈り続ける姿に感銘を受け、教材とすることにしました。

3 授業の実際 〜受け継がれる思い〜

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