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47都道府県縦断!全国オリジナル地域教材でつくる「本気!」の道徳授業#31 龍と築いた「絆」と「再会」の文化

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北海道公立小学校教諭

藤原友和
連載「47都道府県縦断!全国オリジナル地域教材でつくる「本気!」の道徳授業」バナー

全国各地の「ひと・もの・こと」を教材化し、子どもたちの感情、思考、価値観を大きく揺さぶる道徳授業をつくる。さらにそれらを集めてアーカイブ化しようという野望に満ちたリレー連載。原則として毎週公開します。今回の執筆者は、長野県北佐久郡の吉野嵩史先生です。

編集委員/藤原友和(北海道函館市立鍛神小学校教諭)
執筆/吉野嵩史(長野県北佐久郡御代田町立御代田南小学校教諭)

はじめに

皆様の抱く「生まれ育った土地での記憶」は、どんな形をしていて、どんな色をしていますか。

思えば私の故郷は、過ごしてきた日々の記憶を映像だけではなく、匂いや温度、当時の感情と共に色濃く蘇らせてくれる……そんな場所だったように思います。

はじめまして、吉野嵩史と申します。長野県で小学校の教員をしております。

勤務校は御代田町立御代田南小学校。私の母校でもあります。

代こそ違うものの、大学の先輩である藤原友和先生に声をかけていただき、連載記事「日本全国〈本気!〉のオリジナル地域教材道徳」に実践記録を載せることになりました。拙い実践ではございますが、何卒ご容赦ください。

私は今年度(令和7年度執筆時)、3年生の担任をしております。クラス替え後の、様々な個性、特性を持った30人近くの子どもたちと今日まで一緒に過ごしてきました。

本クラスにはAさんというお子さんがいます。Aさんには「4月から決まっていたこと」がありました。詳細は省きますが、Aさんは10月頃をめどに、長期的にこの町を離れることが決まっていたのです(家庭内で問題が起きた、という類では全くありません)。いずれは戻って来るということですが、それがいつになるのかは全くの未定です。年度内に戻ってくるかもしれないし、年度をまたぐくらい長期になるかもしれないとお家の人は話していました。

話を聞いて以来常に願っていたのは、いずれ旅立つAさんも含め、クラスにいる全ての子どもたちが仲間から見捨てられない…そんな学級集団の実現でした。藤原先生に声をかけていただいたのは、その実現に向けて日々奔走していた8月中旬。送られてきた企画書に目を通していたら、印象深い一文を目にしました。

誰の心にも「ふるさとの風景」ってあるのだろうな、と思います。

私にはありました。思い起こされる「ふるさとの風景」が。大人になっても忘れられない、今なお生き続ける我が故郷の町だけの風景が。そしてその風景は時代を超えて、今目の前にいるクラスの子たちやAさんの心に何かを残してくれるかもしれない。そんなことに思いを馳せながら、今回の中心題材を選定しました。クラスの子どもたち全員に向けてはもちろん、旅立つAさんに少しでも届くものがあれば…そんな思いで授業を設計しました。

1 教材について

今でも忘れられません。幼い頃、御代田駅付近での大行列の中、母の胸にしがみつき号泣しながら見つめた巨大な龍。間近で見た際の迫力に圧倒され、当時の私は恐怖に怯えることしかできませんでした。しかし年を重ねるたびに、それはいつしか家族や友達と一緒に目に焼き付けていく代えがたい毎年の思い出へと変化していくのです。45mの龍神神輿「甲賀三郎」が縦横無尽に舞い踊る……それが御代田町の夏の一大イベント「龍神まつり」です。

45mの龍神神輿「甲賀三郎」の写真
引用元:信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023072900539

祭りの始まりは、今から約50年前。御代田町内には真楽寺というお寺があります。そこには「甲賀三郎伝説」という、「離れ離れになった夫婦が龍となって再会する」といった古い伝承が残っていました。当時の御代田町青少年団体連絡協議会と御代田町商工会青年部が、その伝承をもとに現在の祭りの原型を作り上げたのです。年々町民に親しまれ、町を挙げての一大行事へと成長していきます。それに伴い平成4年には「龍の舞保存会」が結成され、 今なお多くの町民がそこに所属しています。✳︎1

引用元:信州御代田 龍の舞保存会の画像
引用元:信州御代田 龍の舞保存会 https://ryunomaihozonkai.com/

保存会は、祭りの際に披露される龍の舞の継承や、龍神神輿の修繕と保管だけを目的とした会ではありません。一番の目的は、「町民同士のつながりを強め、コミュニティーを深化させること」にあります。換言すると「町内に絆を築き深めること」です。結成から約30年近く経ちますが、龍神まつりの伝統継承を通して、様々な年代の町民が交流することのできる場であると同時に、人と人を結びつけるという使命を大切にしている組織なのです。✳︎2

本授業は、「龍神まつり」と「龍の舞保存会が大切にする使命」の2つを中心素材に据え、展開することにしました。「龍神まつりが単なる楽しい伝統祭である」という多くの子どもたちが抱いているであろう認識が、「町の人同士を結びつけている重要な催しである」という認識へと転換し、「御代田町は絆と再会の町でもある」と彼ら彼女らが感じ取ってくれることを願って実施しました。また、一時の別れではあるものの、「繋がれた絆は切れることなく、我々やこの町はいつでもあなたの帰りを待っている」というAさんへのメッセージも同時に届けたいと考えました。

2 授業の実際〜あなたにとってどんなお祭り?〜

対象:小学3年
主題名:御代田町ってどんな町?
内容項目:C-17 

授業冒頭、テレビ画面に龍神神輿の写真を見せました。当然子どもたちは「龍神まつりだ!」と声をあげます。間髪入れずに問いました。

導入 「あなたにとって、龍神まつりとはどんなお祭りですか?」

様々な意見が出てきましたが、集約すると以下のようにまとめられました。

楽しい祭り
龍が舞うお祭り
町の伝統的なお祭り

発問1 それぞれ何年前から伝わっているでしょう?

子どもたちは様々な年代を予想しました。30年前や100年前、500年前、1000年前など、思いつくままに声をあげていきます。

ここで答え合わせをします。一番上の寒の水から順に正解を紹介しました。

何年前から伝わっているか、の正解を示したスライド

子どもたちからは驚きの声が上がります。中には「そういえば(龍神まつりは)今年で51回目だったじゃん!」と悔しそうに呟く子もいました。

説明

龍神まつりは約50年前、当時の御代田町青少年団体連絡協議会と御代田町商工会青年部が興していったものであることを、スライドで簡潔に説明しました。

龍神まつりが始まった経緯を解説するスライド1
龍神まつりが始まった経緯を解説するスライド2
ひらめいた!の電球イラストを示したスライド3
龍神まつりの始まりを示したスライド4

こうして龍神まつりが町の一大行事にまで発展してきた頃、「龍の舞保存会」が結成されたことを子どもたちに説明します。スライドの画像を見せながら紹介することで、「龍を動かしている人たちだ!」「僕のお父さんも入っているよ!」と声を上げる子たちもいました。私が『この中に、隣のクラスのBさんのお父さんもいるよ』と紹介すると、「え?うそ?!」と食い入るように見つめる子も。

ここまでのまとめとして、

◯「龍神まつり自体は比較的新しい行事」
◯「当時の若い人たちが声をあげ、チームで作り上げたお祭り」

であることを確認しました。
ちなみにこのクラスには、(私が一言も提案していないのに)子どもたちが自主的に「部活動」を作って楽しむという文化があります。バスケ部、サッカー部、なわとび部、理科研究部、工作部等、子どもたちが自ら声を上げ、仲間を募り、ルールを決めて活動しています。スライドにクラスの部活紹介が掲示されている様子を見せた後、このように問いました。

『ねぇCさん。どうしてサッカー部を作ろうと思ったの?』

「え? みんなでサッカーを楽しみたかったから…」

『サッカーを楽しむことを通して、みんなにこうなってほしい、みたいなのはある?』

「ある。入ってくれたみんなや、いろんな人たちが仲良くなってくれたら嬉しい」

『そうなっていったら素敵だねぇ。ところでさ、みんな。さっき龍の舞保存会の人たちの写真を見せたでしょ?』

「うん」

『この人たちはさ、ただ単に龍神まつりで龍の舞がしたくて集まった人たちだと思う?』

「え? そうじゃないの?」

「違うと思う。何かあるんだ」

『そう。この人たちにもあるんだ。龍の舞を踊る以外の目指したいこと、大切にしたいことが。もう少しわかりやすい言葉で伝えるね』

その後、以下のスライドを見せながら発問しました。

発問 2 この人たちは、御代田町をどんな町にしたいと思いながら活動しているでしょう?

この人たちは、御代田町をどんな町にしたいと思いながら活動しているでしょう?、という問いが書かれたスライド

子どもたちの考えを集約すると…

・御代田町をもっと楽しい町にしたい
・御代田町をもっと明るく元気にしたい
・御代田町を有名な町にしたい

等があがってきました。

そこで、数年前に撮影された龍の舞保存会のドキュメンタリー風動画を子どもたちに見せました。皆で円陣を組む際、当時の保存会会長が発した言葉に注目してもらいました。

会長「今年のテーマは『つなぐ』だからね」

それを聞いた子どもたちの中から、「一体何をつなぐんだろう?」という声があがってきました。数人の子たちに予想させましたが、この時点ではあまりピンと来ていない様子です。

次の資料を提示しました。

保存会会長・櫻井進さんの写真とメッセージを示したスライド
引用元:信州御代田龍の舞保存会20周年記念誌 2012

『▢は漢字、◯はひらがなです』

「えぇーっ、何だろう?」

「難しいなぁ…」

『じゃあ、少しヒントをあげよう。▢の中はこうです』

保存会会長・櫻井進さんの写真とメッセージを示したスライド

引用元:信州御代田龍の舞保存会20周年記念誌 2012

『町民同士…つまり、町の人たち同士ってことだね』

「わかった! しあわせ!」

『悪くない! けどブブー。ヒントはさっきの会長の言葉』

「なんだっけ…あ、『つなぐ』だ!」

「つなぎめ!」

『なんだそりゃ(笑)。でも惜しい!』

「きずな!」

『すごくいい言葉! でもこれは4文字!』

「かんけい!」

『お! ある意味正解!答えはこうです』

正解を示したスライド

引用元:信州御代田龍の舞保存会20周年記念誌 2012

「『つながり』かぁ〜」

『会長が言っていたのは、町の人たちをつなぐ、って意味だったんだね。ついでにもう一問

龍の舞保存会会長・重田嘉一さんのメッセージを穴あきで示したスライド
引用元:信州御代田龍の舞保存会20周年記念誌 2012

『これも▢は漢字。◯はひらがな。どちらも同じ字です。3分あげます。わかった人は、こっちに来て耳元で先生に教えてください。』
このように指示したのは、先程の問題で既に正答が出てしまっていたため、子どもたち同士でヒントを出し合って考えられる場を作りたいと考えたからです。案の定、数人の子どもたちはこの答えに気づいていました。3分後に全員着席させ、以下のスライドを提示し答え合わせをしました。

正解を示したスライド

引用元:信州御代田龍の舞保存会20周年記念誌 2012

『ちなみに誰も答えがわからなかった時は、これを紹介しようと思っていました』

と言って、Aさんの提出した自由研究作品をみんなに見せました。

(Aさん)「あ!俺の自由研究じゃん! なんで?!」

『題名に“きずな”って言葉がついてたからさ。改めてお返しします。ありがとうね』

「きずなってどういう意味?」と聞いてくる子もいたので、子どもたちには「目には見えないけれど、決して切れない心にある強いつながり」と説明しました。お父さんが保存会に所属している子が、「この話お父さんから教えてもらったことがある!」と話していたので、保存会の人たちが大切にしている使命としておそらく間違いはないようです。

ここまでのまとめとして、

◯「保存会の人が大切にしていることは、御代田町に絆を作ること」

であることを子どもたちと確認しました。

とはいえ子どもたちの中には、「御代田町に、本当にそんな絆って育まれているの?」と考えている子や、実感としてピンときていない子もいることは十分考えられます。ここで教師による最後の説明を、スライドとともに解説していきました。

説明

『この数字を見てください。多分訳がわからないと思うけど』

「なにこれ?」

『これはね、先生が今まで働いていた所の小学校の数です』

「小学校の数?」

『そう。最初は〇〇県▢▢町。先生はここで5年間働いていました。その5年間で、4つあった小学校が2つ消えてなくなってしまいました』

「えぇーっ?!」

『2つ目は〇〇市の△△地区。ここで3年間働きましたが、3年間で3つの小学校がなくなって今は1校だけです。ところで、なぜだと思う?』

そう聞くと、
「学校が古くなって使えなくなったから」「事故や事件が起きて壊れてしまったから」と答える子たちがいる中、「子どもがいなくなっちゃったから」と答えた子がいたので理由を問い返しました。
すると、「子どもを産む大人がいなくなっちゃったから」「町の絆がなくなっちゃったから」「町の外にお引越しして人がいなくなっちゃったから」という回答が出始めます。

『ですが、1つだけ学校数が変わっていない所がありますね。一番下の数字です。君たちもよく知っている所です。どこでしょう?』

「……あ! 御代田町だ!」

『その通り。御代田町は3年とか5年とかの話ではありません。先生が生まれてから◯年間、学校の数も、クラスの数も変わっていません。人の数が少し増えた年もあるくらいです』

ここで、私の思う御代田町のすごい所を紹介しました。

「御代田町のすごいところ」と書かれたスライド

『御代田町のすごい所は、“いろんな人たちがたくさん集まっている”ということです。町の外や外国から人がやってくるだけではなく、子どもの頃からずっと御代田町で暮らしている人もたくさんいます。先生の同級生もたくさんいますよ』

もう一つ別のスライドを見せました。

甲賀三郎伝説「はなればなれになっても龍になって再会!」と書かれたスライド

『君たち、甲賀三郎伝説知ってる?』

「知ってるよ! 龍神まつりで毎年お話やってるよね!」

『あの話を簡単にまとめるとさ、“離れ離れになった夫婦が龍になって再会する”って話じゃない。先生の思う御代田町のもう一つすごいところって、“大人になってからこの町に帰って来る人も多い”ってことなんだよね。君たちのお父さんお母さんにも、そういう人がたくさんいるんだよ。甲賀三郎伝説じゃないけれど、御代田町って“再会”の町……離れ離れになった人たちがもう一度出会える町なんじゃないかって感じるんだよね』

御代田町のすごいところ「大人になって帰ってくる人が多い!」と書かれたスライド

授業の終わりが見えてきたタイミングで、以下のスライドを見せながら話をしました。

龍神神輿の写真と「御代田町は絆と再会の町」と書かれたスライド

『今日の話をまとめるね。君たちの住んでいる御代田町は、“絆”と“再会”の町と言えるかもしれないんだ。そして御代田町をそういう町にしてくれているのは、授業で紹介した龍の舞保存会の人たちの頑張りのおかげかもしれないし、何より君たちの大好きなこの祭………龍神まつりが続いているからかもしれないね。では、今日最後の問題です』

発問3「あなたにとって、龍神まつりとはどんなお祭りですか?」

子どもたちにワークシートを配り、一人ひとり書いてもらいました。冒頭のような「ただの楽しいお祭り」「ただの龍のお祭り」ではなく、「人同士の絆が深まる祭り」「歴史と伝統を重ねてできた、町の人が支え合い、協力して楽しく交流する祭り」と、考えを深化させた子たちもいました。その振り返りの一つを紹介します。

「私はさいしょ、楽しい(祭り)やおもしろい(祭り)としか思いつかなかったけれど、きずなや、さいかいできるおまつりをめざしているのがわかりました。りゅうじんまつりの、かいちょうさんの言葉をちゅうしんに、かこのこともわすれずに『きょ年は、これができなかったから、ことしは、それをがんばろう』となるようなまつりに(保存会の人たちは)したいんじゃないかと私はおもいます」

3 どこにどのようにつなげるか

4年社会科の教科書には、町の文化財や伝統行事について調べる単元があります。活用している町の副読本にも、本授業で紹介した「龍神まつり」「寒の水」「小田井道祖神祭り」が掲載されているため、事前知識を得た上での学習に臨めることが期待できます。
また、本授業で龍神まつりを支えている先人達(保存会等)の存在や願いにも触れたため、学習指導要領社会科4学年目標(1)の達成に役立つかもしれません。

総合的な学習の時間では、本校3学年は「御代田町」をテーマに様々な活動を展開しています。我々のクラスはものづくりを通して、御代田町の良さをより多くの人たちに広報していこうと考えています。広報することを通して、御代田町が「絆」に溢れた「再会」の町でもあることを伝えようとする子たちが増えるかもしれません。

学習指導要領特別活動2内容(1)のイとウ「学級内の組織づくりや役割の自覚」「学校における多様な集団の生活の向上」にも寄与することが考えられます。本授業でも紹介しましたが、我々のクラスには子どもたちが自主的に立ち上げた「部活動」という文化があります。今回の授業を経て、ただ楽しむだけではなく、活動を通した目的や願いの実現のために、仲間と折り合いをつけながら話し合いを重ね、よりよい活動を実現していってくれたらと願っています。

おわりに

4月から「一人も見捨てない」という言葉をずっと子どもたちに投げかけてきました。

『私はあなたたちを見捨てないし、これからも見捨てたくないと思っている。でも私一人が頑張ってもそれは実現できない。ここにいるみんなの幸せのために、どうか力を貸してほしい。同じ思いを持って行動できる人たちがクラスから生まれたら、すごく嬉しい。』

この言葉を軸に据えて集団づくりをしてきました。今回の授業もそうです。龍神まつりや、それを支える龍の舞保存会の人たちの根底にあるのは「人とのつながり」です。誰かと共に生きること、安易に仲間を切り捨てないこと、それが自分やみんなの安心と幸福に直結していること……その大切さを少しでも感じてもらえたらと願ってやみません。

最後に少しだけ後日談を紹介させてください。

道徳授業を終えた翌日。おそらくAさんがこのクラスで過ごす最後の日。私は一言も声をかけてはいませんでしたが、たくさんの子たちがAさんに向けて手紙を作ってきたり、自作のラミネート工作を手渡していました。Aさんも「なんか今日、めっちゃ貰うんだけど!」とまんざらでもない様子。

その日の帰りの会でした。

『Aさん。最後に何か言いたいことある?』

「ない!」

『ないのかい(笑)。まぁ、それはそれで君らしいね』

「……あ! 一つだけある!」

『お?何?』

「(帰ってきたら)みんなとバスケがしたい!」

Aさんは無類のバスケ好き。このクラスでそれを知らない人は一人もいません。その答えを聞いて、多くの子ども達が「そうだよなぁ」と思っていたことでしょう。間髪入れずに、

「いいよ!!」

という声が教室に響いた時、不覚にも心にこみあげてくるものがありました。

最後にテレビの画面をつけ、用意していたスライドを見せつつ私から一言。

『いつでも帰っておいで。何故なら御代田町は、「絆」と「再会」の町だから。』

「御代田町は絆と再会の町」と書かれたスライド、再掲


『では起立。Dさんどうぞ』

「さようなら!」

「さようなら!Aさん!またね!!」

拙い実践発表でしたが、読んでいただきありがとうございました。
来週の更新もお楽しみに!


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