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クイズやAIを活用して、歴史授業で子どもたちの「楽しい!」を引き出そう! 小中対応歴史授業キー発問 〜縄文・弥生時代〜

連載
「楽しい!」を引き出す!歴史授業のキー発問
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北海道教育大学附属釧路義務教育学校教諭

澤田康介

歴史の学習は現代からかけ離れた昔の人々を知ることであるため、子どもたちにとっては遠い存在に感じられる上に、覚えることが中心になりがちで、関心を高めることがなかなか難しいといえます。そこで、ちょっとした発問の工夫をしてみましょう、縄文人と弥生人は、なぜ顔が違うの?」「北海道には、なぜ弥生時代がなかったの?」――子どもたちの「楽しい!」を引き出す問いは、歴史学習を大きく変えます。本稿では、縄文・弥生時代の授業で使える「キー発問」を紹介します。貝塚や金印、生成AIの活用などを通して、子どもが自ら疑問をもち、資料をもとに考えを深めていく授業づくりのアイデアを提案します。小・中学校の接続も意識しながら、歴史を「覚える学習」から「問い続ける学習」へと変えていきます。

縄文時代編

①(2枚の絵の)どっちが縄文人かな?

絵をもとにしながら、子どもたちの素朴な疑問をもとに、「縄文人っぽさ」を引き出します。

弥生人
弥生人
縄文人
縄文人

何も言わずに上の絵のような絵を教師が描きます。その後、「どっちが古くから生きていた人かな?」と問いかけます。子どもたちの実態によっては「どっちが縄文人?」と問うてもよいかもしれません。

実際の授業では、輪郭や目の形などに着目しながら理由を述べる姿が見られました。子どもたちの発言には鋭いものがたくさんあります。素朴な疑問をたくさん引き出すことにより、教科書や資料集と照らし合わせたときのつながりを見いだすことができます。発言を引き出した上で、右側を縄文人、左側を弥生人だと伝えた上で、「なぜ顔の違いがあるのか?」という問いへつなげていきます。

展開場面では、顔の違いをもとにして「なぜ縄文人と弥生人には顔の違いがあるのか?」を追究していきます。本時におけるキーワードは「食べ物」や「大陸」です。こうしたキーワードをもとにしながら、問いの解決を目指していきます。

食べ物の変化朝鮮半島から人がやってきた
縄文時代の食べ物は、木の実など比較的に硬いものを食べていたが、弥生時代になり米づくりが始まり柔らかいものも食べるようになった。中国で土地をめぐる争いが起こり、大陸から土地を求めて日本にやって来るようになった。

② 縄文人がグルメって本当?

クイズをもとに、縄文人が様々なものを食べていた事実を引き出し、自然環境を生かしながら暮らしていた姿をイメージできるようにします。

貝塚は「縄文人のゴミ捨て場」とも呼ばれます。貝塚には貝殻や動物の骨が腐らずに残っているので、貝塚を調べれば縄文人が食べた動物の種類がわかります。子どもたちには、クイズを通して食べていたものを予想させることで、現代との違いから驚きを引き出し、追究の意欲を引き出します。

Q. 縄文人が食べていたとされているものは、次のうちどれ?
  イノシシ、シカ、ツキノワグマ、オオカミ、イヌ、モグラ、カメ類、ヒキガエル
A. 全て正解

執筆/北海道教育大学附属釧路義務教育学校 澤田康介

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