小学校教員の「失敗談」告白集【授業編】

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みんなの教育技術』で募集した、全国の先生方の「失敗談」をご紹介します。ここでは、授業に関する失敗事例を教えていただきます。

私の「失敗体験」告白集【授業編】

子供に「やってはいけない」と指導したことを、自分がやってしまった

初めて一年生を担任した夏の日のこと。生活科の授業で水遊びをすることになりました。子供たちに事前指導で「水をかけられたくないお友達もいるので、ゾーンを分けます。屋根のあるところにいる子には水はかけちゃだめだよ」と何度も伝えて外に出ました。

いざ水遊びを始めると、勢い余って私が屋根の下にいる子供に思いきり水をかけてしまい、子供たちが泣きだしてしまいました。その後保護者にお詫びをしたところ、「全然大丈夫!」とおっしゃってくださいましたが、しばらく子供との間にはわだかまりがあったような気がします。(福岡県・女性・25歳)

学級で育てていた野菜を、ある子がフライングで収穫

教師2年目、二年生の担任のとき、すぐに離席をして外へ出てしまう子を受け持ちました。新米の私はどのように支援したらよいか分からないまま、どうにか一日一日を乗り切ろうと必死でした。

ある日の授業中、気付くと、その子が教室にいません。何分か経ち、教室に帰ってきましたが、その子の手には、みんなで大切に育て、収穫を待ちわびていた水菜ときゅうりが!!  しかもまだ食べるにはほど遠い大きさ……。あのときの教室の空気は忘れられません。(鹿児島県・女性・27歳)

子供たちのサプライズ企画を誤解して激怒してしまった

教員人生で一番の失態だと思う出来事です。

ある日、他学級の先生が公開授業をすることになり、私の学級は「自習」となりました。黒板に学習内容を書き、黙って学習することを指示し教室を出たのですが、授業の途中でクラスの様子が気になり教室に戻ると、子供たちが席を立ち、ざわざわしていたのです。その瞬間、思わず「何をしてる!」と、理由も聞かず激怒。しかも、普段は失敗しても正直に話してくれる子供たちが、その日は何も話してくれないので、「みんなのことを信用していたのに悲しいです」と冷たく言い放ちました。多くの子供たちが悲しい顔をして、泣き出す子もいました。

するとその日の放課後、学級委員が「先生、ちょっといいですか」と声をかけてきたのです。話を聞くと、「自習の時間は、先生の誕生日をサプライズで祝おうと準備していた。授業中に準備してしまったのはいけないことだけど、先生にバレずに準備するには今日しかなかった。だからみんなのこと許してほしい」という内容でした。その話を聞いたときは言葉が出ず、子供たちに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。数日後の誕生日、感謝の言葉を伝えるとともに、精いっぱいの謝罪をしたことを今でも忘れません。(岐阜県・男性・33歳)

構成/出浦文絵 イラスト/宇和島太郎

『教育技術 小一小二』2021年12/1月号より

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