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子どもたちの人気者・カエルの変態を観察!

連載
モンタ先生の自然はともだち
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森田弘文

私たちのもっとも身近な両生類、カエル。なんとも愛らしい顔立ちと名前のせいか、昔から歌や物語、キャラクターのモチーフなどとして、人々に親しまれてきました。
しかし、私たちはどれだけカエルのことを知っているでしょうか? 今回は、カエルがもつさまざまな魅力のうち、特にその興味深い成長の姿に関してご紹介したいと思います。

【連載】モンタ先生の自然はともだち #37

執筆/森田弘文

カエルって、どんな生き物なの?

日本には、さまざまな色や形をしたカエルが約40種類分布しています。カエルは両生類と呼ばれる種に属しています。両生類には、他にイモリやサンショウウオがおり、その一番の特徴は、脊髄動物の中で唯一、変態することです。
両生類は、子どものうちは水の中に住み、エラ呼吸をしています。これが大人になるときに劇的な形態変化をして、陸上に適化した肺呼吸の身体になります。中でもカエルの変化は大きく、子どもの頃の姿(オタマジャクシ)と大人の姿(カエル)は全く異なります。子供の頃には影も形もなかった手足がニョキニョキ生えてくるさまは驚異の一言です。これに対し、サンショウウオやイモリは、子供の頃から大人の姿に似た形をしています。

ニホンアマガエル(写真AC)
オタマジャクシ
オタマジャクシ

また、姿形ばかりではなく、食性がガラッと変わるのもカエルだけの特徴です。サンショウウオやイモリが、生涯を通して肉食なのに対し、カエルはオタマジャクシの頃は雑食性で、どちらかと言うと草食です。水草や川底の苔などをこすり取って食べることが多く、プランクトンや小さな虫なども食べます。大人になると完全な肉食に変化します。カエルは基本的に生き餌しか食べません。

子どもは卵からかえります

カエルの卵は卵塊(らんかい)と呼ばれる塊になっています。水の中にゼリー状の卵塊を産むものが多いのですが、中には水辺の木の上などにスポンジ状の卵塊を産むものなどもあります。
ニホンアカガエルなどは、冬眠から覚めた早春(2~3月頃)に卵を産みます。また、アオガエルは4~6月、トノサマガエルやモリアオガエルは5~7月頃など、夏までに卵を目にできるチャンスがありますから、ぜひ皆さんも探してみてください。

ヤマアカガエルの卵
ヤマアカガエルの卵
モリアオガエルの卵塊
モリアオガエルの卵塊
シュレーゲルアオガエルの卵
シュレーゲルアオガエルの卵塊

写真/モンタ先生


森田弘文

森田弘文(もりたひろふみ)
ナチュラリスト。元東京都公立小学校校長。公立小学校での教職歴は38年。東京都教育研究員・教員研究生を経て、兵庫教育大学大学院自然系理科専攻で修士学位取得。教員時代の約20数年間に執筆した「モンタ博士の自然だよりシリーズ」の総数は約2000編以上に至る。2024年3月まで日本女子大学非常勤講師。その他、東京都小学校理科教育研究会夏季研修会(植物)、八王子市生涯学習センター主催「市民自由講座」、よみうりカルチャーセンター「親子でわくわく理科実験・観察(植物編・昆虫編)」、日野市社会教育センター「モンタ博士のわくわくドキドキ しぜん探検LABO」、あきる野市公民館主催「親子自然観察会」、区市理科教育研修会、理科・総合学習の校内研究会等の講師を担当。著書として、新八王子市史自然編(植物調査執筆等担当)、理科教育関係の指導書数冊。趣味は山登り・里山歩き・街歩き、植物の種子採集(現在約500種)、貝殻採集、星空観察、植物学名ラテン語学習、読書、マラソン、ズンバ、家庭菜園等。公式ホームページはこちら。

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