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「博報賞」受賞者の交流から生まれた教育実践の新たな絆【PR】

2026 年 8 月、兵庫県三木市で行われた教職員向け人権研修で、第 55 回「博報賞」を受賞した「ことばの貯金箱『夢』プロジェクト」代表・渡邉裕子氏が講師として招かれ、講演とワークショップを行いました。宮城県での実践である同プロジェクトが、兵庫県で紹介されるきっかけとなったのは、「博報賞」受賞者同士の交流でした。2025 年 11 月に開催された事例共有勉強会「創発ディスカッション」でたまたま同じテーブルになったという出会いをきっかけに、遠い距離を越えた交流が始まりました。

本記事では、研修会の様子をレポートするとともに、研修会後に実施した渡邉裕子氏と三木市教育委員会の竹尾嘉一氏との対話を通して、受賞関係者同士の交流がどのように生まれたのか、そして「博報賞」受賞によってどのような変化があったか、ご紹介します。

※「博報賞」とは、公益財団法人 博報堂教育財団が主催する、児童教育の現場で尽力する学校・団体・教育実践者の草の根的な活動と貢献を顕彰する賞です。創設から半世紀以上の歴史を持ち、「ことばの力を育むこと」や教育実践の活性化を軸に優れた取り組みを表彰しています。

宮城県「ことばの貯金箱『夢』プロジェクト」代表・渡邉裕子氏(左)と、兵庫県三木市教育委員会の竹尾嘉一氏(右)

提供/公益財団法人 博報堂教育財団

三木市「夏季教職員人権研修会」レポート

「ことばの貯金箱『夢』プロジェクト」実践研修

2026年8月、兵庫県の三木市にある「三木南交流センター」にて、三木市教育委員会主催の「夏季教職員人権教育研修会」が開催されました。会場には三木市の教職員を中心に、約300名の教育関係者が集まりました。

研修会には、約300名の教職員等が参加。終始会場は熱気に包まれていました

講師は、宮城県仙台市を拠点とし、子どもたちにことばの大切さを伝える活動を長年続けている「ことばの貯金箱『夢』プロジェクト」代表・渡邉裕子氏。同プロジェクトは、東日本大震災をきっかけに笑顔の消えた子どもたちを支援するため、ことばによって励まされ、気持ちが温かくなる体験を通じて、ことばの力を育むことを目的に設立され、2024年に第55回「博報賞」を受賞しました

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第55回「博報賞」を受賞「ことばの貯金箱『夢』プロジェクト」活動レポート

そして、翌2025年には三木市国際交流協会の活動も第56回「博報賞」を受賞、贈呈式とその後の勉強会に出席した三木市教育委員会の竹尾嘉一氏がそこで渡邉氏と出会い、その場で「ぜひ三木市で同プロジェクトを実践したい」とオファーを送ったことをきっかけに、今回の研修会実現に至る関係が生まれました

前半は被災地で生まれた「ことばの貯金箱」プロジェクトの紹介

研修会の冒頭では、竹尾氏が挨拶を行い、渡邉氏との出会いのきっかけについて触れつつ、元アナウンサーで元中学校教師でもある渡邉氏の経歴を紹介し、講演へとつなぎました。

軽妙なトークで会場を盛り上げる渡邉氏

登壇した渡邉氏は、まず「三木市と仙台市の距離は何キロあるでしょう?」「お互いの県の共通点はなんでしょう?」という問いからスタート。元アナウンサーの軽妙な語り口で会場をつかみます。そして仙台と三木市の直線距離は約740㎞もあり、お互いに4つの府県に囲まれているという意外な共通点を紹介して、参加者を驚かせていました。

その後、プロジェクト設立の背景の他、これまでの活動歴、実際に体験した子どもたちや保護者からの感想コメント、学校現場や少年院等で示された教育的効果についてスライドで具体的に解説しました。

講演の途中では、実際にわが子が同プロジェクトを体験したことがきっかけで自身も実践者となり、勤務する中学校で積極的にプロジェクトを実施しているという宮城県公立中学校教諭・齋藤美佳先生がサプライズで登場。保護者であり、実践者である齋藤先生の説得力あるコメントに、参加者も前のめりになり聞き入っていました。

講演後半では体験ワークショップを展開

研修会の後半には、実際に参加者がプロジェクトを体験するワークショップが開かれました。

「ことばの貯金箱」のやり方は、至ってシンプル。まず、新聞から気に入ったことばや写真を切り抜き、「チャリーン」と言いながら透明ケースなどで作った貯金箱に貯めていきます。その後、集めたことばを台紙に貼って作品を作り、お互いにその作品を紹介し合うという活動です。

会場では、参加した先生方がその「ことばの貯金箱」を実際に体験。各々持参した新聞を広げ、その中から気になることばや写真を切り抜き、台紙に貼っていきました。最初は戸惑っていた先生方も、ことばを探して切り取る楽しさに、徐々に夢中になり、次々と新聞を切り抜いていきました。

講演の後半には新聞を活用し、実際に「ことばの貯金箱」を体験するワークショップを実施
新聞の中から気になる言葉や写真を次々と切り抜きます
新聞から切り抜いたことばや写真を台紙に貼って作品を作り、互いに紹介し合います

渡邉氏は会場を回りながら、先生方が切り抜いたことばを読み上げ、全体に共有していきます。

「今が一番幸せ」「この1年苦しんだ」「このままにしてはいけない」など、先生方の心の内が伝わるようなリアルなことばが読み上げられると、そのたびに参加者全員で「いいね!」と言って称えます。

参加者が切り抜いたことばを全体に共有する渡邉氏
「またまたステキなことばを見つけてしまいました」と言いながらことばを共有する渡邉氏。会場も大盛り上がりに

最後は、作成した台紙を紹介し合う紹介タイム。ここでも渡邉氏が巡回しながら、先生方の作成した台紙を取り出して全体に共有。参加者から「いいね!」という大きな掛け声とともに、盛大な拍手が送られ、会場が笑顔と熱気に包まれる中、研修会は終了しました。

新聞から切り抜いたことばを台紙に貼った作品を共有。なぜこのことばを選んだのか、各参加者に解説してもらいます
ことばや作品を紹介したら、全員で親指を立て、「いいね!」と言ってたたえ合うのが「ことばの貯金箱」のルール

ワークショップを通じ、新聞からことばを切り抜き台紙に貼るというシンプルな活動にもかかわらず、心の奥にしまいこんでいた自分の想いがどんどん引き出されていく感覚を、参加した先生方は体験できたようです。さらに、活動自体の楽しさに加え、取り組みやすさといった魅力も体感したことで、幅広い教育現場への応用可能性を感じられる有意義な学びの時間となりました。

終了後のアンケートでは「すぐに自校でも取り組んでみたい!」という積極的な声も届いていました。今回の研修会をきっかけに、東北の仙台市で生まれた「ことばの貯金箱」活動が、遠く離れた兵庫県三木市でも実践・定着していくことが期待されます。

偶然からすべてが始まった

ワークショップ終了後、渡邉氏と竹尾氏のお二人にお話を伺いました。

「ことばの貯金箱『夢』プロジェクト」代表・渡邉裕子氏
三木市教育委員会・竹尾嘉一氏

受賞者同士が参加する勉強会で聞いた「ことばの貯金箱」の活動理念が心にグッときた(竹尾氏)

竹尾氏 渡邉さんと交流することになったきっかけは、昨年の第56回「博報賞」贈呈式の翌日に行われた事例共有勉強会「創発ディスカッション」です。「創発ディスカッション」は、前半に前年度「博報賞」を受賞した方の事例発表があり、後半は受賞者同士によるグループワークの2部構成で実施されます。渡邉さんは前半の事例発表に登壇されたのですが、そこで発表された「ことばの貯金箱」プロジェクトの活動内容に感銘を受けました。

とくに心にグッときたのが、活動理念であることばは「人を傷つけるため」ではなく「人を幸せにするため」にあるというフレーズです。そのフレーズがものすごく自分の心に響いてきて、絶対に発表後に渡邉さんにあいさつに行こうと決めていました(笑)。ただ、あいさつする機会を探すまでもなく、後半のグループワークで偶然同じグループになったんです。これはチャンスだ!と思いましたね。

渡邉氏 4人1組のグループワークで、竹尾先生は私の前の席に座っていらっしゃったんです。そこで熱心に私の活動について質問してくださり、しかもその場で「ぜひ三木市に来てください」とおっしゃるので正直驚きました(笑)

2025年11月に行われた「創発ディスカッション」の様子。写真左手前が竹尾氏、右手前が渡邉氏

三木市で研修会が実現できたのは

仙台市と三木市の距離は……、お誘いを受けたときは半信半疑でした(渡邉氏)

竹尾氏 「博報賞」の受賞者交流会での事例発表に加え、グループワークで詳しくお話を聞き、改めて素晴らしい活動だと感じ、なんとか三木市とつなぎたいと思いました。決め手となったのは、渡邉さんの「経験してみないとわからないですよ」ということばです。「どんなによい事例であっても、話を聞くだけで終わってしまう人は実行しないし、実行できても継続できない。一方で、実際に体験してみて、自分自身でこの活動の楽しさに気づいた人は、ずっと続けている。そういう実践者が多いですよ」とおっしゃるので、なんとしても三木市で実践する場を作りたいと思ったんです。

渡邉氏 その場では確かにそう言いましたが、本当にお誘いいただけるなんて想像できませんでした(笑)。私の活動は「いい活動ですね」と言われることは多いのですが、「一緒にやりましょう」とはなかなかならないのです。しかも、宮城県仙台市と兵庫県三木市は遠く離れた地でもあるので、最初は半信半疑でしたね。竹尾先生がその気でも、教育委員会として実現に至るまでにはいろいろなハードルがあるだろうと思っていました。ただ、そのときの竹尾先生の目力がものすごく強くて(笑)、これは本気なのかもしれないとも感じてはいました。

絶対に子どもたちのためになる活動だと感じ、なんとしても三木市につなげたいと思った(竹尾氏)

竹尾氏 もうそこからは開催実現に向けて一直線です(笑)。絶対にこの活動は子どもたちのためになると信じていましたし、なんとしても実行しようという強い思いをもって三木市に戻り、渡邉さんとお話ししたときに感じた熱量ごと、そのまま教育長へ直接お伝えしました。「すごい取り組みに出合いました!」と(笑)。

「創発ディスカッションの際に聞いた『ことばの貯金箱』の活動理念に強く心を動かされ、ぜひ三木市で実践したいと思った」と語る竹尾氏

また私がこの活動を三木市で実践したいと考えたのには、もう一つ理由があったんです。三木市では、人権が尊重され、一人ひとりが大切にされる心豊かな街をつくるために、2001年に「人権尊重のまちづくり条例」を制定しています。その中で、街づくりはもちろん、学校現場でも一人ひとりの人権を大切にしたいという思いのもと、先生方向けに人権課題に関する研修を行っていました。子どもたち一人ひとりの心にアプローチし、心の扉を開いていく渡邉さんの実践は、まさに市の目標にも合致するものだと感じ、ぜひ三木市の人権尊重の取り組みとつなげたいと強く思いました。

渡邉氏 今日の研修会には夏休み中にも関わらず、約300名もの先生方にご参加いただき感謝しています。竹尾先生をはじめ関係者の皆さんの「実りある研修にしたい」という熱い思いと丁寧な準備があったからこそだと思います。

三木市での講演を終え、「今回の講演が実現したのは、「博報賞」がつないでくれたご縁のおかげ。絆を感じます」と語る渡邉氏

地域を越えて受賞者同士が交流することの価値

全国の受賞者との交流は大いに刺激になり、他の地域の実践を地元の教育にも活かせる(竹尾氏)

竹尾氏 昨年の「博報賞」の贈呈式は大変有意義な時間でした。単なる表彰式ではなく、その後に食事会や事例共有勉強会、グループワークなど、じっくり交流できる場が設けられているので、多くの実践者と情報交換ができ、ものすごく刺激になりました

渡邉氏 私たちのグループは個性豊かな実践者が集まっていましたね。竹尾さんの隣に座られていた新潟県公立小学校の樋口大輔先生が行っている「漫才を音読する国語の実践」もとても面白く、興味を持ちました。

竹尾氏 私自身は推薦団体として参加したのですが、実践者の皆さんはそれぞれに熱い思いをもち様々な活動に取り組んでいるので、そうした熱い思いに触れ、それぞれの実践を吸収できるのはとてもありがたかったですね。実は、樋口先生とはその後も交流し、実際に授業の具体案を送っていただきました。このようにつながりを持ち、他地域の実践を学びながら、次に自分たちは何ができるかなと考え、自分の地域の教育に活かせるのはとてもよいことだと思います。

博報賞」がつないでくれたご縁により、絆と信頼関係を構築できた(渡邉氏)

渡邉氏 私はこの「ことばの貯金箱」活動を約15年続けてきましたが、こんなにも素晴らしいご縁に巡り合えるなんて本当にうれしいです。もし「博報賞」に応募していなければ、そして受賞していなければ、お互いに出会うことができなかったのですから、まさに「博報賞」がつないでくれた絆だと思います。先日「ことばの貯金箱」プロジェクトのことを書籍化(※)するにあたって、本のタイトル案を竹尾先生にもご相談させていただきました。これまで交流させていただく中で、お互いに信頼関係を築けたからこそお願いできたんです。しかも竹尾先生の案が採用されることになったのですから、ますますご縁に感謝です(笑)。

※『心の扉をノックする「ことばの貯金箱」: ちょきちょき ぺたぺたが育むことばの力』として出版されました。

竹尾氏 ちょうど今回の人権研修についてメールでやり取りしているときにご相談いただいたのでびっくりしましたが、書籍のタイトルを考えるなんて初めてのことだったので、逆に光栄でした(笑)。

著書「心の扉をノックする「ことばの貯金箱」ちょきちょき ぺたぺたが育むことばの力」(学びの未来研究所)について語り合う両氏

研修会をやれたから実感できた「ことばの貯金箱」のパワー

改めて「ことばの貯金箱」の力を実感できた(渡邉氏)

渡邉氏 今日は暑い中、皆さんとても熱心に取り組んでくれて、感激しました。実は、開始前まではそこまで盛り上がると思っていなかったんです。とくに後半のワークショップで、先生方が夢中になって作業にのめり込んでいるのを見て、これが「ことばの貯金箱」の力なのだと実感することができ、大きく気持ちが揺り動かされました。

竹尾氏 私はとにかく開始前から楽しみで仕方なくて、ずっとワクワクしていました。そして今回の研修会を通じて、「ことばの貯金箱」が持つパワーを肌で感じることができました。最後の紹介タイムで、先生方が自分の選んだことばを渡邉さんから全体に共有してもらうとすごくうれしそうな表情をしていたのが印象的でしたね。

渡邉氏 紹介タイムでは、みなさん他の方の選んだことばを真剣に聞いていたし、私が紹介した先生たちは、恥ずかしいけどうれしい……そんな顔をしていましたよね。それは活動を通して、「ことばを獲得する」という体験をしたからなんですよ。新聞の中からことばを選び、切り抜いて台紙に貼るという行為によって、ことばが自分のものになり、「自分でそのことばを獲得した」という実感を得ることができるんです。すると、ことばに力が湧いてきて、2倍、 3倍にも大きくなり、自分自身に迫ってくるのです。 それが心の扉をノックするという感覚なんですよね。

きっと先生たちは無意識のうちにそのことを感じたはずです。 だからあんなにも夢中になっていたのだと思います。そして自分が体験すると、他の人の選んだことばを知りたくなるし、自分が獲得したことばも知ってほしいという気持ちになるんです。それは子どもたちも同じです。

受賞者同士の関係から、地域をつなぐ交流ネットワークへ

つながりをさらに発展させ、学び合いのネットワークがつくれたら(渡邉氏) 

竹尾氏 私は、今後もこのご縁を大切にしていきたいと思っています。今回の研修参加者からは、ことばに触れて自分の気持ちを言語化することができるので、学習でも活用ができるといった声も届いています。学力向上など他の研修においても活用できないかなと考えています。また近年は他市と連携し、情報交換を行っているので、今後は他の地域とも互いの取り組みを共有し、交流を広げていきたいです。 

渡邉氏 本日の参加者が約300人だったので、三木市に300粒の種まきができたかなと感じています。もし今回参加してくださった先生方がそれぞれご自身で実践したり、手応えを感じて他の先生にこの活動を伝えてくれたりすれば、この活動が地域一帯に広がっていきますよね。今後もこのご縁をきっかけに、つながりを次々と発展させて、地域同士の支え合い&学び合いのネットワークになったら素敵ですよね。

今後も交流を続け、お互いの活動を深め、濃くしていきたい(竹尾氏)

竹尾氏 私も、地域を越えて人と人がつながることで、大きな教育的効果を生み出すことができると感じています。「博報賞」を受賞した方の活動内容は様々ですが、みなさん、子どもたちとどう関わっていくのか、どう支援していくのかということを、本当に真剣に考えている方たちなので、受賞者同士でつながり合うことで、お互いの活動が深まり、濃くなっていくと思います。

「博報賞」受賞の大きな効果

受賞により活動に対する周囲の関心度が大きく変わった。自分には程遠い賞だと感じている人にもぜひチャレンジしてほしい(渡邉氏)

渡邉氏 私は以前から「博報賞」のことは知っていたものの、自分には程遠い賞だと思っていたんですが、ある方から応募を薦められたこともあり、思い切って応募することにしました。応募書類の作成には苦戦したものの、審査委員の方がものすごく丁寧に読み込んでくださって、多くの応募があるにも関わらず、こんなに細かく見て評価してくださるのかと感動しました。だから受賞のお知らせをいただいたときは格別にうれしかったですね。

「博報賞」を受賞する前と後では、私の活動は大きく変わりました。「ことばの貯金箱」はとても地味な活動でして、長年継続する中で少しずつ県外にも広がって行きましたが、評価される基準もなく、知名度もなく、まさに地道な種まき活動だったのです。しかし「博報賞」を受賞してからは、周囲の関心度が格段に変わりましたワークショップに参加してくださる方の受け止め方も変わりましたし、主催する側の意識も変化しました。ファシリテーターの方も、以前よりずっと自信をもって堂々とワークショップを進めてくれているのがわかります。なによりも、竹尾先生と出会い、遠く離れた三木市とのつながりと絆が生まれました

おそらく私のように、「博報賞」は自分には程遠いだろうと思っている方はたくさんいらっしゃると思いますが、得られる効果は絶大ですから、ぜひ多くの方に応募していただきたいと思います。

全国の実践者と連携し「実践交流の機会」を得られることも、「博報賞」の価値であると知ってほしい(竹尾氏)

竹尾氏 「子どもたちが、しっかりと幸せを感じることができる」ということを一番大事にしたいと思っています。三木市国際交流協会の取り組みに関しても、その視点を軸にして考え、三木市教育委員会として推薦させていただきました。

そして今回の「博報賞」受賞によって、その三木市国際交流協会の取り組みを知ってもらう機会をいただきとてもうれしく思っています。自分自身、贈呈式とその後の創発ディスカッションを通して、子どもたちを笑顔にする全国各地の様々な実践を知ることができました。また各活動の実践者と交流し、つながりを作れたことは、本当に素晴らしい経験だったと思っています。

つながることで実践者は自身の活動の幅が広がるし、推薦者側も、活動を多くの人に届けるために他地域の取り組みとコラボレーションするなど、プロデュースの幅を広げることができます。「博報賞」には、そんな多くの可能性を感じることができました。

だから、もっと多くの方にこの賞について知ってもらいたいですね。賞をいただけるだけでなく、全国の実践者との連携を生み出す実践交流の機会を得ることができるのも、この賞の大きな価値だと思いますので。  

「博報賞をきっかけに生まれたつながりを大切にして、今後もさらに発展させていきたい」と語ってくれた渡邉氏と竹尾氏

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「博報賞」の詳細・最新情報は公式ウェブサイトで

現場の先生方が培ってこられた独自の教育実践や革新的なアプローチは、次世代の教育にとって貴重な財産です。皆さんの実践知を社会に共有する機会として、「博報賞」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

※本賞の応募には推薦者資格を有する第三者(教育長、校長会会長、教育関連団体代表者など)による推薦が必要となっています。自薦はできませんのでご注意ください。

「博報賞」の詳しい情報については、博報堂教育財団の同賞公式ウェブサイト(下記)をご覧ください。

取材・文/出浦文絵、撮影/行友重治(三木市研修会+対談)、杉原賢紀(創発ディスカッション)

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