教員の「4月の静かな疲れ」とは? スタート1か月間の働き方を振り返り、連休明けによいリスタートを切ろう【学級経営1年間の見通しと毎月のアイデア#11】
新採・若手教員の皆さん、新学期から1か月間、お疲れさまでした。入学式、始業式、健康診断、授業参観、保護者会と続く行事に、職員会議や校内研修まであって、曜日の感覚がなくなるほどの忙しさではなかったでしょうか。
まずは、この1か月を乗り切ったことについて、自分を褒めてください。
「周りの先生たちについていくのがやっとだった」
「周りの先生が会議で話していることが、まるで外国語みたいだった」
誰もみな、始めのうちはそう感じるものです!
ゴールデンウィークで心と時間に余裕ができますから、ちょっとだけ働き方を振り返り、連休明けから、より楽に、より自分らしく働けるようなリスタートの準備をしましょう

執筆/環太平洋大学教授・内田仁志
目次
頑張る人ほど「静かな疲れ」がたまります
4月を走り抜け、学級が少しずつ形になってくるころ。
あなたは「やっと慣れてきた」と感じていると思いますが、実は疲れも静かに積み重なっているといえます。
なぜなら、人は忙しいときほど疲れを自覚しにくいのです。気が張っているからです。
学級で子どもたちと過ごしている時間が最高に楽しいと感じる先生や、指導に一生懸命で疲れを感じる時間すらないと感じる先生は、とても多いのではないかと思います。
さらに若手のうちは、頼まれた仕事も断れず、「これも勉強」と引き受けてしまいがちですよね。
こうして頑張って過ごしているうちに、消耗が少しずつ積み重なっていきます。
楽しんでいることや、元気で一生懸命なことと、疲れないことは別なのです。

「静かな疲れ」のサインはありませんか?
仕事に慣れていない人は、わからないことがたくさんあります。ほとんどの作業にも慣れていません。そのため力の抜きどころがわからずに、何でも全力で取り組んでしまいます。
周りの先生が妙に落ち着いて見える一方で、自分はいつもあくせくしている…。そんな風に感じるのは当然のことです。特に次のようなサインがある場合、疲れが蓄積しやすいです。
サイン1 平均して毎日1時間以上残業している
一般的に、心や身体の健全性を保ちながら働くためには、月の残業時間を20時間程度に抑える必要があるといわれます。これは1日平均に直すと、1時間未満ということになります。もちろん忙しい時期はありますが、それを過ぎたら残業はしない、というようなメリハリが必要です。
サイン2 提出物を忘れることがある
学校には、調査、アンケート、集金など、提出物が次々にやってきます。「何が何だかわからない」状態になっていないでしょうか。締め切りを守ることは信用を積み重ねることでもあります。すべてを完璧にこなす前に、まず“見える化”できているかどうかを確かめてみましょう。
サイン3 授業準備がギリギリになることがある
授業の直前に教科書を開き、「あ、ここはこういう内容だった」とあわてた経験はないでしょうか。準備不足は、教師の不安をそのまま子どもに伝えてしまいます。また、準備不足が次の準備不足を生むという、負の連鎖が起こりやすいことも意識しましょう。
