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「コグトレ」でコミュニケーション力を育てよう〔違った考えをしてみよう〕#3ダウンロードプリント付

連載
子どもたちの認知機能を高める 教室コグトレ
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立命館大学教授・一般社団法人日本COG-TR学会代表理事

宮口幸治
「コグトレ」でコミュニケーション力を育てよう〔この人たちはどんな気持ち?〕#2ダウンロードプリント付 バナー

3回目の今回は、他者の感情を理解する力や自分の感情をコントロールする力を養う「段階式感情トレーニングのなかの〔違った考えをしてみよう〕にチャレンジしましょう。「コグトレ」とは、宮口幸治先生たちが開発した「コグニティブ(認知)機能」に着目したトレーニングのことで、身体面、学習面、社会面の3方面から包括的にトレーニングする特徴があります。本連載では、社会面のトレーニング(認知ソーシャルトレーニング)を基に、感情を上手にコントロールしたり、相手の気持ちを考えたりする、コミュニケーション力を高めるトレーニングを紹介します。ダウンロードプリントを活用して、ぜひ試してみてください。

監修/立命館大学教授・宮口幸治

認知ソーシャルトレーニングとは

コグトレの認知ソーシャルトレーニングは、感情を統制する、危険を予知する、対人スキルを高める、問題を解決するなど、社会で生きる力を養うトレーニングです。以下の表のように「段階式感情トレーニング」「危険予知トレーニング」「対人マナートレーニング」「段階式問題解決トレーニング」など、4つのトレーニングから成り立っています。

コグトレ 表1

今回は、「段階式感情トレーニング」のなかから、〔違った考えをしてみよう〕の課題を紹介します。

このトレーニングは、トラブルのもとになる怒りなどの感情をコントロールする力を養います。過去1週間を振り返り、不快な気持ち、場面について、何があったか、あなたは何をしたか、どう思ったかなどを課題シートに書き込みます。そのときの怒りなど不快な気持ちの強さが0~100%の範囲でどれくらいあったかを書きます。

そして、その不快な気持ちを下げるために、違った考え方を3つ挙げて書き、その不快な気持ちの強さや感想を書き入れます。

多角的な考え方をすることによって、怒りなどの感情をコントロールする力をトレーニングします。

〔違った考え方をしてみよう〕にチャレンジ!

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