小2国語「たんぽぽの ちえ」指導アイデア

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教材名:「たんぽぽの ちえ」(光村図書 二年上)

指導事項:Cア、オ
言語活動:ウ

執筆/茨城県公立小学校教諭・大友亜紀子
編集委員/文部科学省教科調査官・菊池英慈、茨城県公立小学校校長・橋本浩志

小2国語「じゅんじょに気をつけて読もう」指導アイデア

単元で付けたい資質・能力

①身に付けたい資質・能力

「たんぽぽの ちえ」では、文章の中から時を表す言葉や、理由を表す言葉を見付けることが、四つの「ちえ」を読み解く手がかりになることを学習します。

題名の「ちえ」という言葉は、まとめの段落にしか使われていないことや、たんぽぽの様子を述べた後、理由を述べるという説明方法がとられていることなど、具体と抽象の関係から段落の役割やその関係に気付くことができるようにします。

低学年のうちから、説明的文章を読むときに、部分だけでなく、全体を見渡して構成をつかもうとする態度を身に付けていきたいものです。

②言語活動とその特徴

本単元では、低学年の目標である「順序」を捉えるための言葉が用いられています。時間的順序をおさえ、三部構成を捉えることができるよう、年表形式で構成を整理し、問題解決チャートを使って論理的順序をおさえることを言語活動として位置付けます。

題名から問いをつくり、「たんぽぽの ちえ」とはどんな「ちえ」なのか、「ちえ」はいくつあるのかを読み取っていきます。

単元の展開(10時間扱い)

主な学習活動

第一次(1時)

①「たんぽぽの ちえ」を読み、たんぽぽについて知っていることや、題名について話し合う。

【学習課題】「たんぽぽニュース」で、「ちえ」をしょうかいしよう。

第二次(2~8時)

②時間を表す言葉に着目し、年表形式に整理して意味段落を確かめる。
→アイデア1 主体的な学び

③④「はじめ・中・終わり」を捉え、「ちえ」が書かれているところを探す。

⑤⑥「たんぽぽの ちえ」はどんな「ちえ」か、「問題解決チャート」にまとめて二つの段落の関係を考える。
→アイディア3 対話的な学び

⑦⑧「たんぽぽの ちえ」には、どんなものがいくつあったかまとめる。

第三次(⑨~⑩時)
⑨⑩一番すごいと思う「ちえ」をニュースにして紹介する。
→アイデア③ 深い学び

アイデア1 時間を表す言葉

主体的な学び

まずは時を表す言葉を見付け、年表形式の表でたんぽぽの様子を整理していきます。その際、主語と述語を意識してまとめることで、「なぜこんなことをするのでしょう」という問いに自然に目が向くようにします。

年表形式の表でたんぽぽの様子を整理していきます
クリックすると別ウィンドウで開きます

なぜこんなことをするのでしょう。

アイデア2 問題解決チャート

対話的な学び

たんぽぽの様子から、「なぜ」の理由を見付けていきます。文末表現に目を向けるようにしましょう。

問題解決チャート

問題解決チャート

④できて きます
 ↓
⑤とばすのです

⑥おき上がります
 ↓
⑦とばす ことが できるからです

⑧とんで いきます
 ↓
⑨できないからです

様子と理由が書いてあるけれど、どちらが「ちえ」なのかな?

アイデア3 たんぽぽニュース

深い学び

一番すごいと思ったたんぽぽの「ちえ」を絵に描きニュースにして紹介します。

なぜ自分が一番すごいと思ったのかを友達に紹介するためには、四つの「ちえ」とその理由を比較しながら、もう一度全体を読み返す活動が必要になります。

何が書かれているかを確かめることが目的ではなく、何かの目的のために文章を読み、そこから自分なりの考えをもつことができるような学習の場を設定しましょう。

たんぽぽの「ちえ」を絵に描きニュースにして紹介します

イラスト/やひろきよみ 横井智美

『教育技術 小一小二』2019年5月号より

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