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水泳学習を始める前に確認したい「水遊びや水泳運動の心得」とは?~実技が苦手な先生こそ! アタマで分かる体育指導②~

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国立学園小学校教諭

河田侃也


執筆/国立学園小学校教諭・河田侃也


今回は、「水遊び」及び「水泳運動」の学習を始める前に行いたい「水遊びや水泳運動の心得」について紹介します。水泳学習では、泳力を高めることだけでなく、自分の命や安全を守ろうとする態度を育てることも大切です。子供たちが安全に楽しく学習に取り組めるよう、水泳運動の心得を学ぶ意義や学校でのけがの実態、系統生などについて確認します。水泳学習への期待を高めながら、安全意識の醸成につなげる授業づくりのポイントをお伝えします。

(前回)水泳運動の考え方①はこちら

プールの環境で、自分自身を守る力を身に付けよう

子どもたちの大半は水遊びが大好きです。ついついはしゃぎすぎたり、夢中になってしまう子どもたちもいるでしょう。
ですから、昔から水泳の指導は、「1に安全、2に安全、3に指導」と言われてきました。この徹底した安全意識とプール施設の安全運用により、警察庁のデータ等によると、管理された「プール」での事故は、海や川に比べて格段に少ないのが実態です。

危ないのはどこ?夏の水難事故から命を守ろう!

改めて皆さんと確認しておきたいのは、皆さんもぜひ、プールの活動においては安全に授業する意識を徹底していただいたうえで、学校プールでの学習を通じて、「水に対する正しい心得」と「安全確保の技能」を子どもたちが身に付けて、将来的に海や川といった自然界で「自らの命を守る力(セルフレスキュー)」へとつなげてもらいたい、ということです。

単に「泳げるようになること」だけが目的ではなく、いかにして水と共生し、不測の事態に備えるかを教えること。これこそが学校教育における水泳指導の本質的な価値と言えるでしょう。

学習指導要領が示す「心得」の重要性

学校の環境や地域の実態によっては、自校にプールがない、あるいは公営プールの活用が困難な場合もあるかもしれません。しかし、学習指導要領解説 体育編(平成29年告示)には、非常に重要な記述があります。

「学校及びその近くに公営のプール等の適切な水泳場がない場合が挙げられる。しかし、その場合であっても、事故防止等の観点から、これらの心得を必ず取り上げること」

つまり、実際に水に入ることができない環境であっても、「安全に関する心得」は体育科の教育課程において省略できない「必修事項」なのです。

系統性を踏まえた「水泳運動系」の学び

水泳の授業は、教育指導要領でも小学校6年間を通じた系統性が整理されています。


執筆
河田侃也(かわた なおや)

・国立学園小学校教諭
・令和4年度東京教師道場部員
・令和6年度第14期NPO健康・体育活性化センター小学校体育研究員
・令和7年度東京都小学校生活科・総合的な学習の時間教育研究会研究員

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