小学校教師・保育者・保護者の認識ギャップが判明!HugKum × ほいくる × みんなの教育技術三者合同アンケート調査
このたび小学館の三つのWeb媒体(みんなの教育技術、ほいくる、HugKum)が合同で実施した「教育に関する合同アンケート調査(小学校教師226名、保育者132名、保護者549名、計907名対象)」の結果から、とくに小学校進学時点における小学校教師・保育者・保護者の相互の認識ギャップが判明しました。ユニークな本調査から浮かび上がった、単一の立場からでは見えない三者間の「相互認識のすれ違い(見えないすれ違い)」について要点をご紹介します。
目次
1. 小学校入学時に「育っていてほしい力」の優先順位のギャップ
まず「就学時点で子どもに身につけてほしい力」について、教師と保育者で認識が逆転しています。教師は「身辺自立(着替え・片付け等)」(88.1%)や「指示を聞いて行動する力」(67.3%)など、学校生活の基本動作と規律を圧倒的に重視しています。一方、保育者は「感情を言葉で表現する力」(70.5%)や「友だちと協力する力」(47.7%)など、子どもの情動と人間関係の基盤を最優先しており、ここが三者の教育観のズレの出発点となっています。

2. 保育者の「学力軽視と思われている」は思い込み
保育者の半数(50.8%)は小学校教師から「遊び中心=指導がない」と誤解されていると感じており、27.3%は「学力軽視だと思われている」と不安を抱いています。しかし、実際に教師が園に「学力の基礎」を期待している割合はわずか1.3%です。教師が園に求めているのは学力の前倒しではなく「集団行動のルール理解」(45.6%)であり、保育者の意識と教師の期待は正反対であることが判明しました。

