小3算数「ぼうグラフ」指導アイデア

関連タグ

執筆/福岡教育大学附属久留米小学校教諭・松永剛典
編集委員/文部科学省教科調査官・笠井健一、福岡教育大学教授・清水紀宏

棒グラフ
イラストAC

本時のねらい

本時9/11時

複数の棒グラフを組み合わせるときに、部分どうしを比較するときには棒を横に並べるなど、目的に応じたグラフの表し方について考える。

評価規準
目的に応じた複数の棒グラフを組み合わせたグラフの表し方を考えている。(思考・判断・表現)

問題

好きな本について学級別に表されたグラフがあります。本のしゅるいごとのちがいが分かりやすくなるように、2つのグラフを合わせたぼうグラフをかきましょう。

3年菊組の好きな本について表したグラフ
3年桜組の好きな本について表したグラフ

2つの棒グラフだと棒が離れていて比べにくいですね。もっと分かりやすいグラフはできますか。

2つの棒を合わせます。

種類ごとに棒を横に並べます。

学習のねらい

ぼうグラフの組み合わせ方について調べよう。

※はじめに2つのグラフで表されたグラフを提示し、物語や図鑑などの棒が離れていて違いが分かりにくいことから、2つの棒グラフの組み合わせ方について調べるというめあてへとつなげます。

見通し

種類ごとに棒を合わせます。

種類ごとに棒を横に並べます。

自力解決の様子

A つまずいている子
2つの棒グラフを、ただ1つの棒グラフにしている。学級別が分からない。

2つの棒グラフを、ただ1つの棒グラフにしている様子

B 素朴に解いている子
種類ごとに縦に積み上げたグラフをかいている。種類ごとの違いが分かりにくい。

種類ごとに縦に積み上げたグラフ

C ねらい通り解いている子
本の種類ごとに横に並べてグラフをかいている。

本の種類ごとに横に並べたグラフ

学び合いの計画

自力解決の後は、グループでの交流活動を行い、作ったグラフが「種類ごとの違いが分かるようにする」という目的に沿っているかを確認させます。それぞれのグラフの表し方の共通点や相違点を確認することで、縦に積み上げたグラフと横に並べたグラフの特徴に気付かせましょう。

ノート例

ノート例

全体発表とそれぞれの考えの関連付け

グループで複数のグラフの表し方を捉えた後は、全体でそれらの作り方と特徴を確認していきます。

どのようなグラフの表し方にしましたか。発表しましょう。

僕は、菊組と桜組を合わせました。

合わせ方をくわしく説明できますか。

同じ本の種類の棒を上につなげました。

私は、2つのグラフを同じ本の種類ごとに横に並べました。

どちらも1つの棒グラフになっていますね。「本の種類ごとの違いが分かる」という目的に合った表し方は、どちらの方法ですか。

2つのグラフを横に並べた表し方です。

上につなげても多い、少ないが分かるけど、横に並べたほうが分かりやすいと思います。

学習のまとめ

同じ種類の部分どうしを比べたいときは横に並べ、合計どうしを比べたいときは縦に積み上げると分かりやすい。

評価問題

図書館の先生は、桜組と菊組の全体で、どの本の種類が好きかを知りたいと考えました。この目的に合う棒グラフを選びましょう。

期待する子供の姿

上に積み上げた2つのグラフをかいている。

感想

  • 2つのグラフを1つのグラフに組み合わせると分かりやすくなる。
  • 目的によって組み合わせ方を変えることが大切。

イラスト/小沢ヨマ・横井智美

『教育技術 小三小四』2020年6月号より

学校の先生に役立つ情報を毎日配信中!

クリックして最新記事をチェック!
関連タグ

授業の工夫の記事一覧

雑誌最新号