生成AI「と」創る!学級じまい&学級開きのススメ~「Kahoot!問題生成Gem」をプレゼント!

年度末の学級じまいで、子どもたちが前のめりになる活動をしたい。年度当初の学級開きで、スタートダッシュを決める核となるものがほしい――。そんな願いをお持ちの先生方に、「学年末~年度当初の生成AI活用術」をご提案します。学級編「学級目標ソングづくりマニュアル」と、授業編「Kahoot!クイズの爆速生成マニュアル」の豪華2本立て。記事をご購入いただいた方には、もれなく「Kahoot!問題生成Gem」をプレゼントします!
執筆/鈴木優太(宮城県公立小学校教諭)・大内秀平(シンガポール日本人学校チャンギ校教諭)
はじめに
「学級目標ソング」の作曲なんてハードルが高い…。クイズ作りだって時間がかかる……。この時代、そう思って諦めてしまうのはもったいない! 生成AIを活用することで、誰にでも「神曲」「神授業」がつくれる時代になったのです。
目次
作詞の壁!歌詞に「魂」を込める技
まずは、クラスの団結力を高める学級目標ソングづくりです。「SUNO AI(スノ・エーアイ)」を使えば、誰でも数秒でプロ並みの曲が作れます。
※SUNO AIは、アメリカ発の音楽生成AIサービスです。歌詞・メロディー・歌声まで含めた楽曲を自動生成できます。日本語の歌詞にも完全対応しており、無料で利用可能です。
以下生成した学級目標ソングの例です。
どれも素敵ですよね。このように厳選した数曲を子どもたちに提示し、投票で決定しています。子どもたちは最終的に、どれを選んだと思いますか? 答えは後ほど。
しかし、ただAIに任せるだけでは子どもたちの心に響きません。思った通りの曲にならない「生成ガチャ」に陥りがちです。
曲づくりの主役は子どもたちです。歌詞づくりの段階では、ホワイトボードや模造紙などを用いて、あえてアナログな話合い活動を行うのも効果的です。良い歌詞かどうかよりも、友達と顔と膝を付き合わせ、お互いの「願い」を聴き合うことに大きな価値があると考えるからです。
話合いの議題は、「学級目標ソングの歌詞ベスト3を班で決める」です。学級目標づくりのプロセスの詳細は「みんなの教育技術」の過去記事『「願いごと」と「合言葉」でインパクト大の3D学級目標』をご覧ください。
自分たちの願いを言葉として紡いでいく時間が、学級目標に込めた願いの解像度を上げ、集団としての絆を強めます。子どもたちがホワイトボードに書き出した歌詞に入れたい言葉のリストは、端末などで写真に撮影します(下写真)。
この写真を、GeminiやChatGPTなどの生成AIに添付します。そして、次のように指示します。
テキストを抜き出して
手書きの文字でも、生成AIなら一瞬で文字情報としてデータ化できます。
テキストデータができた後は、そこから歌詞の原案をAIに自動生成してもらうことが可能です。以下のように指示します。
「学級目標ソング」の歌詞生成においては、次のように指示することがポイントです。
サビは学級目標をリフレインします。
歌詞は1番のみリフレインします。
学級目標(今回私の学級でつくったのは、『にじほかシーソー』)にした言葉を繰り返す歌にすると、子どもたちの耳に残るキャッチーな曲になります。長すぎると覚えられません。歌詞はあえて1番だけに絞るのがおすすめです。
子どもたちから「学級目標ソングプロジェクト・リーダー」を募り、生成AIが提示する原案をもとに、歌詞を形にしていきます。
こうして、子どもたちの願いを凝縮した『学級目標ソング』の歌詞が完成しました。
これをSUNO AIの「Lyrics(歌詞)」欄に貼り付けます。じつは、Suno AIにはテーマを入力するだけで歌詞を自動で作ってくれる便利な機能もあります。しかし、今回は子どもたちの願いが詰まった言葉を一言一句そのまま歌にします。「Custom Mode」にすることで、AIは勝手に言葉を変えたりせず、その歌詞の通りに作曲をしてくれます。

作曲の壁! 曲調を「ガチャ」にしない裏技
Suno AIなどの音楽生成で一番難しいのが、「Style(曲調)」の指定です。
適当に入力しても曲はできます。しかし、どんな曲が出てくるか分からないという「ガチャ」状態になりがちです。
そこで私が実践しているのが、「メタプロンプト」という手法です。AIへの指示(プロンプト)自体を、AIに書いてもらうのです。生成の質が著しく向上します。AIの言葉を一番よく理解しているのは、AI自身だからです。

Suno AIの「Style」欄に入力する前に、まずは,GeminiやChatGPTなどのテキスト生成AIに、以下のように入力します。
【プロンプト例】
SUNO AIで〇〇〇〇(アーティスト名など)風の曲を作りたいです。
スタイル欄に入力するスタイルをカンマで区切って英語で生成してください。
女性ボーカルにします。
ただし、アーティストの名前は入れないこと。
こうすると、AIがそのアーティストの曲調の特徴(テンポ,楽器,雰囲気など)を分析し、生成AIに伝わる最適な言葉に変換してくれます。小学生にとっては、女性ボーカルの曲の方が圧倒的に歌いやすいものです。また、Suno AIのスタイル欄に具体的なアーティスト名を入れてしまうと、著作権保護のため生成されない場合もあるため、最後の一文を入れておくことは重要です。
スタイル部分の英語をコピーし、Suno AIの「Style」欄に貼り付けるだけ。これが、生成の質を劇的にアップする裏技なのです。

この方法で生成すると、狙い通りの曲調で、かつバリエーション豊かな曲が仕上がります。
実際にお試しいただくと、驚くほどのクオリティで出来上がってきます。
子どもたちが選んだのは、3の「クラップス ver.」でした。今風のノリのいい曲で、手拍子をしながら一体感を持って歌える一曲になりました。学級の行事の度にみんなで歌ったり、教室のBGMとして流したりしています。繰り返すうちに自然と学級の誰もが気付いたら口ずさんでいる……。そんな学級の文化として学級目標と共に「育てていくこと」が大切です。「作って終わり」ではいけません。
授業じまいの総復習&授業開きの導入に!「Kahoot! 問題生成Gem」
学年末や学年始めには、「総復習」を行う教室も多いことでしょう。しかし、ただプリントを解くだけの学習では、子どもたちも先生も中だるみしてしまいます。
そこで有効なのが、教育クイズアプリ「Kahoot!(カフート)」です。
※ Kahoot!は、ノルウェー発の教育用ゲーム学習プラットフォームです。4択クイズなどを通じて、ゲーム感覚で楽しみながら学習内容の定着を図ることができます。BGMや効果音、解答速度に応じたポイント・ランキング機能があり、まるでテレビのクイズ番組のような演出で、教室が一体となって盛り上がることができます。

画面に映し出される問題に、子どもたちは自然と前のめりになります。正解すると歓声が上がり、間違えても「次こそ!」と笑顔になります。教室全体が一つになって学びに向かう、そんな時間が生まれました。
3月、「授業じまい」のまとめ学習としてチーム対抗クイズ大会を行えば、楽しみながら苦手を克服できます。4月の「授業開き」の導入として使えば、前年度までの学習の実態を把握しながら、子どもたちの心を一瞬で掴むこともできます。
しかし従来は、こうしたクイズ大会を開催する上で、最大の課題がありました。それは…。
問題づくりが大変!
30人〜40人のクラスで盛り上がるためには、30問〜40問程度の問題数が必要です。教科書を見ながら問題を打ち込み、選択肢を4つ考え、正解を設定し……、これを30回繰り返す。想像しただけでゾッとしますよね。

「無料で、楽に、教科書の内容に沿った問題を作りたい!」
そんな先生方の願いを叶えるために、とっておきの裏技を開発しました。
「Kahoot!問題生成Gem」です。
じつはKahoot!には、「Googleスプレッドシート(Excel)を読み込んで一括で問題を作成する」という機能があります。この機能を活用し、写真1枚から、Kahoot!用の差し込みデータを全自動で作ってしまう機能を自作しました。使い方は驚くほど簡単です。
1 練習問題等のページを写真に撮る。
2 Gemにアップロードする(PDFなどのデータを貼り付けてもOKです)。
3 出来上がった表をダウンロードして、Kahoot!に入れる。
これだけで4択問題、正解、制限時間の設定が完了したクイズが、一瞬で30問でも40問でも出来上がります。
今回、この「Kahoot! 問題生成Gem」を、読者の皆様にプレゼントします。
ただし、この記事を購入して読んでくださった方限定のプレゼントです。
これさえあれば、面倒だった問題づくりが秒で終わります。教科書内容の定着に、クラスのレクリエーションに……。光の速さでクイズを生成して、子供たちと熱狂の教室にしましょう。
Gemの入手方法と具体的な使い方については、以下の記事で詳しく解説します。
↓↓↓ 続きは有料記事で(Kahoot! 問題生成GemのURL配布) ↓↓↓
鈴木優太(すずき・ゆうた)先生プロフィール
宮城県公立小学校教諭。1985年生まれ。2013年より教育サークル縁太会を主宰し、アイデアに富む教育実践と学びの場づくりに定評がある。最近著に『クラス全員が「聞ける」「話せる」!ペア活動図鑑100』(学陽書房・3月31日発売予定)があり、『教室ギア55』(東洋館出版社)、『日常アレンジ大全』(明治図書出版)はベストセラーを記録。みんなの教育技術では5年にわたり連載を担当、現在は「子供たちが前のめりになる学級経営&授業アイデア」を連載。
大内秀平(おおうち・しゅうへい)先生プロフィール
シンガポール日本人学校チャンギ校教諭。1994年生まれ。文部科学省の在外教育施設派遣として、シンガポール日本人学校に3年間勤務。探究的な学びを軸に、総合的な学習の時間やICTを活用した授業づくりに取り組んでいる。Google認定教育者。共著に紺野悟・大野睦仁編『どの教科でも通用する授業づくりのワザだけ集めました。』(明治図書出版)、阿部隆幸編『学級経営DX 60のエピソードで示すデジタル活用の実践』(学事出版)などがある。
執筆者二人によるオンライン講座、参加者募集中です!






