【LINEオプチャ交流中!課題8】授業の振り返り方<音声・動画・指導案>

連載
★毎月25日更新★ 自分もまわりも笑顔にする! 中堅教師のリフレクションタイム

岩手県公立小学校教諭

古舘良純
「自分さえ頑張れば」「あの子さえこうならば」から解放された時、なりたかった自分に出会えるはずです!

教師が冬休みにしなければならないこと、それは「学級の状態を振り返る」ということ。そのためには授業を振り返る必要があるーー。
さて、今回のテーマは、<授業の振り返り方>
古舘良純先生本人も「ヒットした」と言うその具体的な方法を伝授します!
読者向けのLINEオープンチャット(記事末にリンクがあります)では、古舘先生からの直接のフィードバックやメンバーによる質の高い交流が行われています。(100円の有料記事です)
ぜひご参加ください!

執筆/岩手県公立小学校教諭・古舘良純

授業こそ、学級づくりのど真ん中

この連載では、「自分もまわりも笑顔になる」ことを目的とし、同世代の中堅教師を中心に、多くの先生方と「自身の学級や働き方を見つめ直す時間」を共有したいと考えています。よろしくお願いします。

先生方、今年もお疲れ様でした。
個人的にはあっという間だったと感じていますが、先生方はどうでしょうか。
学級の状況によっては、大変厳しい中で走り切った方もいるでしょう。逆に、順調に子どもたちが育ち、自走し始めている学級もあるのではないでしょうか。
そこで私たちが冬休みにしなければならないこと、それは「学級の状態を振り返る」ということです。良くも悪くも、なぜ今の状態が生まれたのかを探る必要があります。
なぜなら、目の前の学級は偶然育ったわけでもなく、意識的に崩したわけでもないからです。
では、「学級を振り返る」ために具体的に何をしていくか。
それは、「授業を振り返る」という営みです。

赤坂真二先生の著書「アドラー心理学で変わる学級経営 勇気づけのクラスづくり」では、「学級を崩壊させる方法」として5つのステップをマニュアル化しています。
以下、引用します。

1.「気になる子」を見つける
2.注意し続ける
3.他の子どもたちが落ち着かなくなったら、その子どもたちも注意する
4.ちゃんとやっている子どもたちのことはスルーする
5.あとは、クラスが崩壊するまでじっと待つ

では、この1〜5のステップは、教室のどの場面で起こるのかを考えてみます。
どの場面で「気になる子」を見つけ、「注意し続け」るでしょうか。休み時間ですか? 掃除時間ですか? いいえ、「授業中」です。
つまり、崩壊マニュアルのほとんどが「授業中」に行われているのです。「学級を振り返ること」はイコール「授業を振り返ること」になるのです。
それでは、自分の授業がどのような機能を果たしているのかを考えてみましょう。
また、無意識に行っている教授行為について見つめ直し、振り返ってみたいと思います。


今回もまた、誰か第三者に見てもらう(公開する)前提で書いてみてください。オープンチャットでシェアをしていただけると、古舘先生本人からのフィードバックもあります。よろしくお願いします!

来月は、2023年1月25日の配信です。
「学級を手放す」というテーマで考えていきたいと思います!
それでは、また!

学校の先生に役立つ情報を毎日配信中!

クリックして最新記事をチェック!
連載
★毎月25日更新★ 自分もまわりも笑顔にする! 中堅教師のリフレクションタイム

学級経営の記事一覧

雑誌『教育技術』各誌は刊行終了しました