<小1、小2、小3、小4、小5、小6>ゴールデンウィーク明け もっと仲良くなろう 子供の心と体を育てる 「折々のレク&ゲーム」⑲

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子供の心と体を育てる「折々のレク&ゲーム」
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今回のテーマは小1から小6まで楽しめる「ゴールデンウィーク明け もっと仲良くなろう」レク&ゲーム。ゴールデンウィーク明けは、子供たちが学校生活から離れていたために、学校生活や友達関係をやり直す再度のスタート時期にもなります。クラスのみんなが、互いを知り、もっと仲良くなるための教室レクを紹介します。クラスがまとまり、子供たちが学校に行きたくなる「レク&ゲーム」の連載19回目。レク&ゲームは動画で分かりやすくなっています。

監修/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一(THE体育代表)、アップ研究会
授業者/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一

レク1 大人数orオンリーワン

ねらい
誰もが知っている童謡の物語を使って、先生や友達と自然に交流し、仲を深めることができる。

用意するもの
なし

進め方
 一番多いものを言った人と、他の人とかぶらないものを言った人が勝ちというゲーム。先生がお題を出します。子供たちは、お題に合うものを想像します。
お題例:おにぎりの具はやっぱり〇〇。
 「せーの!」の合図で、子供自身が想像したものを一斉に言います。一番多い回答をした人と1人だけの回答をした人が勝ち。ただし、回答が1人だけでも1人が複数いる場合は勝ちになりません。この場合は一番多い回答をした人の勝ち。

回答例:うめぼし、うめぼし、うめぼし、しゃけ、たらこ、いくら
となったら、一番多い、「うめぼし」と言った人たちの勝ち。
回答例:うめぼし、うめぼし、しゃけ、しゃけ、たらこ
となったら、1人だけの「たらこ」の勝ち。
回答例:うめぼし、うめぼし、しゃけ、しゃけ、たらこ、いくら
となったら、「うめぼし」「しゃけ」の引き分け。
お題例:
◎「か」の付く食べ物は?
◎校庭で行いたい遊びは?
◎一番強い動物は?
◎給食でうれしいメニューは? など。

<活動の動画はこちら>

<ポイント&留意点>
お題を先生が言って、子供たちがその答えを想像する先生対子供たちで行うゲーム。お題は先生が前もって考えておきます。お題は子供たちに身近で思い付きやすいもの、選択肢が少ないものにするとよいでしょう。同じ答えになると同じことを考えていたことがうれしくなります。また、いろいろな答えが出ることによって、友達の好みがよく分かります。答えを言うときには、はっきり大きな声で言うように伝えます。ユニークな答えでもそれを否定しないで、みんなで認めるようにします。クラスの実態によって、子供たちにもそのことを伝えておくようにします。ゲームに慣れてくると、お題を子供たちに任せてもよいでしょう。

レク2 ゴースト

ねらい
学級全体で交流することにより、互いを知り、仲を深めることができる。

用意するもの
いす

進め方
 机を端に寄せて、いすだけで円を作ります。
 先生がゴースト役を数人決めます。
先生は「全員顔を伏せてください。ゴーストを決めます」と言ってから、肩にタッチしてゴースト役を数人決めます。
そして、ゴースト役だけ顔を上げて、ゴースト役の人たちだけ誰がゴーストかが分かるようにします。
 ゴーストが顔を伏せたところで「全員顔を上げてください」と言って、交流するお題を伝えます。
お題例:好きな遊びは何ですか?
 立ち上がって、近くの人と2人組を作って交流します。今回のお題である好きな遊びをお互いに伝え合います。 ゴーストは何を聞かれても「ゴースト」と答えます。交流相手から「ゴースト」と言われた人はアウト。黙っていすに座ります。
交流例:A「好きな遊びは何ですか?」→B「野球」=Bは一般人→Aはセーフ。
A「好きな遊びは何ですか?」→C「ゴースト」=Cはゴースト→Aはゴーストに出会ってしまったから黙っていすに座る。
 一般人に出会ったら、また別の人と交流を続けます。
 ゴースト役の人は座らず、いろいろな人と交流していきます。
 制限時間内にゴーストに出会わず、交流し続けられた人の勝ち。
お題例:
◎好きな食べ物は?
◎休みの日に行きたい場所は?
※ゴーストに出会ってしまった人は、誰がゴーストなのかを言わないようにし、黙って座ります。
※出会った人とは交流を避けることができません。必ず交流します。
※時間が限られているときには、制限時間を決めておいてもよいでしょう。

<活動の動画はこちら>

<ポイント&留意点>
先生はお題を前もって考えておきましょう。初めにルールの確認をします。「ゴースト」と出会っても、「〇〇さんがゴーストだ」とみんなに知らせないようにすることを子供たちに言っておきます。ゴーストが分かると、ゲームのおもしろさが半減するからです。また遊ぶ範囲を決めておかないと、どこまでも逃げる子が出てくることが予想されますので、遊ぶ範囲を決めておきます。今回はいすで囲った中で行っていて、いすで囲った枠内で遊ぶようにしています。多くの友達と楽しく交流することが一番のねらいですから、制限時間内にいろいろな友達と交流することを子供たちに伝えておきましょう。

取材・文・撮影・構成/浅原孝子 

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