<小5・小6>年度末 クラスの楽しい思い出づくり 「折々のレク&ゲーム」⑯【高学年】

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子供の心と体を育てる「折々のレク&ゲーム」

今回のテーマは小5・小6のための「年度末 クラスの楽しい思い出づくり」レク&ゲーム。3学期が始まったら、学年末がすぐ目の前。「楽しくて、すてきなクラス」というクラスの一員としての誇りをもって、よい思い出となる教室レクを紹介します。今回は手軽にどこでもできるレクを中心にお届けします。クラスがまとまり、子供たちが学校に行きたくなる「レク&ゲーム」の連載16回目。レク&ゲームは動画で分かりやすく、指導ポイントを授業者に話していただきます。

※動画の中の音声が途切れている部分は、子供の名前を消している個所です。

監修/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一(THE体育代表)、アップ研究会
授業者/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一

レク1 着地成功


いつでも、どこでも、だれとでも行うことができ、偶然性を楽しむ。


なし


 ペアになって、いすを向かい合わせにします。
 片手はパー(地面に見立てる)、 片手はグー(いん石に見立てる)にし、相手のパーの手のひらの上に、グーの手を置きます。
 ♪「着地、着地」のリズムに合わせて、パーの上にグーをトントンと2回置きます。♪「目を閉じても」のところで、目を閉じて手を後ろにして、♪「着地」で再び手を前に出して、パーにグーを載せます。
 いん石が地面にうまく着地すれば、成功!

※うまくできても楽しいし、うまくできなくても楽しい。

<活動の動画はこちら>

岩田先生からの<ポイント&留意点>

レク2 モラジャンケン


友達と関わりながら、じゃんけんを通して心と心をつないで仲良くする。「モラジャンケン」はイタリアの遊び。世界の文化を知る。


なし


 ペアになって、いすを向かい合わせにします。
 「モラ〇〇(2~10の数字)」と数字を言いながら指を出します。指は1本から5本まで出せます。
 2人で交互に行い、言った数と場に出た数(2人の出した指の数を足す)が同じだったら勝ち。
:Aが「モラ5!」と言いながら指2本を出す。Bが指3本を出す。足して「5」になるので、Aの勝ち。

※「モラジャンケン」は、アップ研究会で行った世界の遊びシリーズの1つ。「アップ研究会」のYouTubeには、他にもたくさんの遊びが紹介されています。

<活動の動画はこちら>

岩田先生からの<ポイント&留意点>

レク3 勝ったらお引っ越しゲーム


友達と関わりながら、一発逆転のゲームを楽しむ。


新聞紙


 ペアになり、1ペアに新聞紙を3枚ずつ配ります。
 じゃんけんをします。勝ったらもう1つの新聞紙に引っ越し、負けたら、 乗っている新聞紙を半分に折ってから乗ります。「勝ったらお引っ越し」「負けたら半分に折る」。
 新聞紙がだんだん小さくなり、乗れなくなったら負け。

※新聞紙の上を移動するときには、すべりやすいので、あわてて飛び乗らない、落ち着いて移動するなどの注意をゲーム前にしておきましょう。

※勝ちにこだわりすぎる学級集団や子供がいると、トラブルやズルなどにつながる可能性があるために、勝っても負けても、友達がいるから楽しくゲームができることの価値を伝えます。
遊び案:東京女子体育大学・堀内亮輔

<活動の動画はこちら>

岩田先生からの<ポイント&留意点>

レク4 ベストアンサー


学年末だからこそ、友達の興味関心が分かり、また新たな一面にも気付き、仲を深めることができる。


用紙(トランプ大) 1人当たり10枚を人数分
筆記用具


 6人グループで円になって座り、6人で1~6の番号を決めます。
 トランプサイズの用紙を1人10枚、鉛筆を1本ずつ配ります。
 出題者(今回は教師)がお題を出す。
例:「1番が今、欲しい物は?」
 他の人は、1番の人が欲しいと思っているだろう物を紙に書きます(無記名)。
 書いた紙を裏返しで集めて、1番の人に渡します。
 1番の人は、すべてを見て、一番良い回答(自分の気持ちにより当てはまっている回答)を選びます。選ばれた人は、ベストアンサーポイントが入ります。
 ポイントを一番獲得した人が勝ち。

<活動の動画はこちら>

岩田先生からの<ポイント&留意点>

取材・文・構成/浅原孝子 撮影/北村瑞斗

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