<小4・小5・小6向け>夏休み明け 不安や緊張をほぐす 子供の心と体を育てる 「折々のレク&ゲーム」⑫

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子供の心と体を育てる「折々のレク&ゲーム」

今回のテーマは「夏休み明け 不安や緊張をほぐす」レク&ゲーム。夏休み明け、子供たちは久々の学校生活、再開です。不安や緊張などの心をほぐし、みんなのつながりが再び生まれる教室レクを紹介します。机を端に寄せ、いすを使って手軽にできます。クラスがまとまり、子供たちが学校に行きたくなる「レク&ゲーム」の連載12回目。レク&ゲームは動画で分かりやすく、指導ポイントを授業者に話していただきます。

※動画の中の音声が途切れている部分は、子供の名前を消している個所です。

監修/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一(THE体育代表)、アップ研究会
授業者/東京都公立小学校指導教諭・岩田純一

レク1 仲良くなれるかな


久しぶりに会った友達と関係性を築き、気持ちをほぐす。


いす:人数分


 全員が輪になって、いすに座ります。
 キリンのポーズは両手を上へ、モグラのポーズはしゃがむ、ツルのポーズは両手を大きく開きます。教師は歌いながら、キリン、モグラ、ツルのポーズをしていきます。
 教師は、「草原にいるのはキリン、キリン、土にいるのはモグラ、モグラ、水辺にいるのはツル、ツル」と歌いながら、ポーズを付けていきます。そして、「仲良くなれるかな~。せーの、ポーズ」のときに、教師と子供たちは自分の好きなポーズをします。
 教師と同じポーズをしたら「仲良し」。
 最初は、教師対子供たちで行い、慣れてきたところで、子供同士(2~3人)で行います。友達を変えて何回も行い、みんなが「仲良し」という気持ちになるようにするとよいでしょう。

遊び案:堀内亮輔(東京女子体育大学)

<活動の動画はこちら>

岩田先生からの<ポイント&留意点>

レク2 夏休み思い出バスケット


夏休みの思い出をみんなで共有して、楽しい気持ちで夏休み明けのスタートを切る。


いす:人数分マイナス1


 全員が輪になって、いすに座ります。
 ルールは「フルーツバスケット」と同じ。
 最初は教師が鬼になります。「夏の思い出」をお題にします。
お題の例:「夏休みに海に行った人」「夏休みに花火をした人」「夏休みにゲームをたくさんした人」など。

全員が移動するときには「夏休み最高!」など、自分たちで言葉を考えると盛り上がります。

※3回アウトになったら夏休みの思い出をスピーチするなど、自分たちで工夫して楽しみましょう。

<活動の動画はこちら>

岩田先生からの<ポイント&留意点>

レク3 思い出ビンゴ


これまでの学校生活の思い出をふり返り、思い出をみんなで共有し、「これからもよい思い出をつくりたい」という願いをもって、これからの学校生活に期待をもたせる。


いす:人数分
ビンゴ用紙:人数分(終わりにビンゴ用紙のダウンロード資料があります)
筆記用具:人数分
子供たちの思い出ランキング:(あらかじめ準備しておく)


 このクラスになってからの学校行事や授業、活動など、学校生活での思い出アンケートを前もって子供たちからとって、集計しておきます。
 子供たちにビンゴ用紙を配り、空欄にこのクラスになってからの学校生活での思い出を記入するように指示します。ただし、上位1位から3位までの思い出はビンゴ項目からはずすことを伝えておきます。
 思い出アンケートの上位1位から3位まではあえてはずし、ビンゴの項目は4位からにします。
 4位から順に発表し、ビンゴできた数が多い人が勝ち。ビンゴ1つ完成につき、点数を決めておいてもよいでしょう。

※思い出は、楽しかった思い出に限定すると子供が前向きの気持ちになるでしょう。

<活動の動画はこちら>

岩田先生からの<ポイント&留意点>

ダウンロード>>
大きさが異なる2種類のビンゴ用紙がありますので、お好きなほうをご活用ください。

取材・文・構成/浅原孝子 撮影/北村瑞斗

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