教科横断の英語ゲーム2種|15分でできる外国語活動アクティビティ
小学生の英語ゲーム。地図や地図記号など、社会科の題材と外国語を組み合わせたアクティビティで、 友達と交流する活動を具体的に提案します。また、身近な食べ物のメニューで文字だけの情報を読み取り、楽しいアクティビティを展開してみましょう。
聞くことの必然性がある外国語の授業での「インプット」の活動や、他教科での知識を生かすなど、本当に自分の思いの入った「アウトプット」ができるワークシートを使用します。
15分程度のモジュール授業にも使いやすくなっています。印刷やダウンロードもできますので、ぜひお役立てください!!
執筆/宮城県公立小学校教諭・尾形英亮

目次
ワークシート1:Where is the 地図記号?
We Can! 1 の「Lesson Unit 7 Where is the treasure? 位置と場所」では、「友達の道案内を聞いて、目的地をさがす」というアクティビティがあります。テキストでは建物のイラストが用いられていますが、ここではイラストではなく社会科の授業と関連させて、「地図記号」を用います。そうすることで、高学年の児童に知的な負荷をかけることができるのです。
さらに、ペアで道案内クイズを出し合う際には、お互いにオリジナルの町をワークシートに描き、相手には見せないようにします。「インフォメーション・ギャップ」を活用することで、「聞きたい、伝えたい」という児童の意欲を高めることができます。

●基本の活動の流れ

★ワークシートを配付する
① 担任はワークシート上の8つの地図記号をカードにしたものを示しながら、それらの記号が何の建物を意味するのか、確認していく。
② 児童はペアをつくり、どちらかのワークシートを1枚、お互いの間に置く。担任が英語で発話した建物の地図記号を、2人で指差しする。
③ ある程度地図記号と建物の英語に慣れ親しんだら、ワークシートの「MY TOWN」と書かれた白地図に、8つの地図記号を自由に書き込み、オリジナルの地図を完成させる。
④ 一方の児童が “Where do you want to go?” と質問し、もう一方は “I want to go to the library. Where is the library?” と道を尋ねる。
⑤ 道を聞かれた児童は、自分の「MY TOWN」の地図を見ながら、 “Go straight for three blocks.” “ You can see it on your right.” などと英語で道案内する。もう一方の児童は説明を聞きながら「MY FRIEND’S TOWN」の地図上を進み、目的地に地図記号を書き入れる。
⑥ 答え合わせをし、役割交代して活動を続ける。
●プラスアルファ
「スーパーマーケット」や「デパート」は外国人のために作られた地図記号であることや、「郵便局」や「病院」など外国人向けに分かりやすくした地図記号も作られていることなどを伝えると、グローバルな視点からの学びにつながります。
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