朝の会の「日直クイズ」が子供の話す力・聞く力を養う【動画】
日直の子供に「簡単なクイズ」をやってもらうだけで、毎朝の学級の雰囲気が変わります! どの子にも回ってくる日直という仕事を使って「話す・聞く」のトレーニングを学級全体で楽しく実践する、そんなアイデアを教育技術本誌でもおなじみの小学校教諭・佐々木陽子先生が紹介します。
目次
毎朝、日直から3択クイズを出題!
朝の会で、やるべきことが終わったら、最後に日直から、
「私が今朝食べた朝食は何だったでしょうか?」と、3択クイズを出題!
絵を描いてきてもいいし、もちろん話すだけでもOK。
日直は、問題を出すためにみんなの前で話さなくてはならないというプレッシャーはあるけれど、
話すのが苦手な子は絵を用意することもできるし、何より、つい先ほど食べてきた朝食は記憶に新しいので、問題を考えやすい。
簡単に問題にできるから、「話す」ということが誰でもスムーズにできるのです。
解く側も、3択のうちのどれかに手をあげればいいだけなので、とても答えやすい。
「朝食モーニングクイズ」は、簡単にかつ楽しく、「話す・聞く」力をつけるトレーニングとしてもってこいなのです!
どんどんアレンジしよう!
とは言っても、朝食のクイズばかりだと飽きてしまいます。
そこでアレンジしていきましょう!
例えば。
Q「私の家族のうち、一番早起きした人はだれでしょう?」
3択「1:お父さん 2:お母さん 3:私」
このようなクイズが考えられますね。
朝の会でのクイズの題材として、朝の出来事はとってもクイズにしやすいのです。
これが夜ご飯のことだったとしたら、だいたいの場合、すぐ出てきません。
私もそうです。何食べたっけなぁ…(笑)。
朝の出来事をクイズにすれば、スムーズに朝の会が流れていきます。
「教室に入って、最初にあいさつした友達は誰?」
などなど、
朝の出来事だけでも、いろいろなクイズがつくれますよ。
さあ、子供たちが大好きな3択クイズで「話す・聞く」の力を伸ばしつつ、朝からクラスを盛り上げましょう!
小学校教諭。著書に『クラスがまとまる!小学1年生学級づくりのコツ』(ナツメ社)、『子どもの心をガッチリつかむ!とっておきの教室トーク&学級経営ネタ60』(明治図書出版)ほか。一児の母。