【家での過ごし方提案】手づくりチーズで結合と分離を学習してみよう
元小学校教師で「ひらめきクッキング教室」を主宰する吉岡洋子さんが、子どもでもカンタンにできる「手づくりチーズ」と「ホエイゼリー」の作り方と、学習ポイントを教えてくれました。
料理体験は科学の入り口です!
監修/(株)クック・エデュケーション代表 吉岡洋子

お子様が料理をするときは、保護者の方がつきそって安全に配慮して行ってください。
目次
「チーズ」ができる仕組み
牛乳に酢を加え火にかけると、牛乳に含まれるタンパク質のカゼインと、酢にふくまれる酸が結合することによって、牛乳の中で分離を起こします。そうしてできた白いチーズはカゼインと脂肪。その下は、ホエイ(乳清)です。
「手づくりチーズ」の作り方

材料
- 牛乳・・・500ミリリットル
- 酢・・・・大さじ2
作り方
- 片手鍋に牛乳と酢を入れ、軽くかきまぜる。
- 鍋を火にかける。
- モコモコとした白い粒と透明の液が見えてきたら火を止める。
- ざるにガーゼをひき、3を入れてこす。
- クラッカーやサラダの上にのせて、めしあがれ!
残った液体は、「ホエイ(乳清)」といって、ヨーグルトの上にある透明の液体と同じものです。ホエイはタンパク質、ビタミン、ミネラルなど、たくさん栄養が含まれています。チーズを作って残ったホエイは捨てずに、ゼリーを作ってみよう。