ポストコロナ時代の学校に求められる校内研修のあり方

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予測困難なこれからの時代においては、時代の変化に敏感に反応し、それに対応すべく学び続ける教師が求められます。コロナ対応を含め学校のあり方が急速に変化するなか、求められる校内研修のあり方とはどのようなものでしょうか。

ポストコロナ時代の学校に求められる校内研修のあり方
撮影/金川秀人

コロナ禍で変化を余儀なくされた校内研修のあり方

2020年から1年半以上続くコロナ禍は、学校運営や授業づくりにも大きな影響を与えてきました。

2020年3月からの全国一斉休校においてはオンライン授業の実施や家庭学習の見取りなどの対応に追われ、「学校の新しい生活様式」のもとでの感染対策や授業の工夫、さらには授業時数の確保や行事の縮小・中止など、年間計画の変更を余儀なくされた学校も多くありました。さらにはGIGAスクール構想の前倒しにより「1人1台端末」の教育環境が整備されたことで、ICTを活用した「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現をめざした教育実践にも取り組んでいかなければなりません。

当然、こうした変化に対応するには教師自身の学びや学校としての共通理解が必要になりますが、コロナ禍は従来の形での校内研修の実施をも困難にしてしまいました。そのため、オンラインでの研修や、密を避けての少人数での研修、研修内容の精選など、さまざまな工夫を凝らしながら何とか教師の学びの場を確保したという学校も少なくないでしょう。

Society5.0時代に対応できる教師の学びとは

もちろん、教師の学びが必要なのはコロナ禍のためだけではありません。2021年1月に出された中央教育審議会答申「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して〜全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現〜」でも、時代の変化に対応するためにこれからの教師に求められる資質・能力として、AIやロボティクス、ビッグデータ、IoTといった技術が発展したSociety5.0時代の到来による情報活用能力、とりわけ学習履歴(スタディ・ログ)の利活用など、教師のデータリテラシーの向上が一層必要であるとしています。

さらに、これからの社会ではさまざまな分野で予測のできない非連続的な変化が起こっていくことが考えられ、教師や学校はそうした変化に背を向けるのではなく、訪れる変化を前向きに受け止めていくことが必要であると指摘しています。教師がそうした姿勢で継続的に新しい知識・技能を学び続けていくことで、子供一人一人の学びを最大限に引き出す質の高い指導が可能となり、教師自身も一層やりがいを感じ、教職生涯がより充実したものとなることも見込まれるとしています。

教員自身が日々研鑽し、ともに学び合う姿は、必ず児童生徒にもいい影響を与えるでしょう。これからの教師に求められる学びと校内研修のあり方を考えていく必要があります。

構成・文/葛原武史(カラビナ)

『総合教育技術』2021年10/11月号より

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