授業の始まり・終わりの挨拶が気持ち良くできる方法3つ!【動画】
授業の始まりと終わりに日直が挨拶をします。でも、クラス中がガヤガヤして挨拶ができない、なかなか学習が始まらない、終わらない⋯ということはありませんか? そこで、子供たちが自然と落ち着いて気持ち良く切り替えができる対策を、佐々木陽子先生が紹介します。
目次
ガヤガヤ・ザワザワ対策は3つ!
今回は、授業の始まりと終わりの挨拶についてお話しします。
休み時間と授業の切り替えは、大事ですよね。そのために、日直が挨拶をします。
授業の始まりには、
「これから〇〇の学習を始めます。宜しくお願いします。」
終わりには、
「これで〇〇の学習を終わります。ありがとうございました。」
と挨拶します。
ここでよくあることですが、クラス中がガヤガヤ、ザワザワして日直さんが挨拶できない、なかなか学習が始まらない、終わらない、と困っていませんか?
それには、3つの対策があります!
1. 先生が姿勢の良い人を褒める
まず、教師が姿勢の良い子供を褒めます。
一人褒めると連鎖反応で次から次へと姿勢が良くなります!
2. 1分間目を閉じて精神統一する
1分間、目を閉じて、精神統一します。
クラス全員でやるので、クラス中が静かになり心が落ち着きます。
3. 日直が姿勢の良い人の名前を言う
今度は、日直が姿勢の良い人の名前を言います。
例えば、『そのとき姿勢が良い人3名の名前を挙げる』というルールを決めます。
「今、姿勢が良い人は〇〇さんと、〇〇さんと、〇〇さんです。」
と、毎回、日直が名前を挙げることで、挨拶のときになると、子供たちは自然と静かになって姿勢を良くするようになります。
このような取り組みを既に行っている先生もいると思いますが、ぜひ、いろいろなやり方を試してみて、気持ちよく学習がスタートできるように、また終わることができるように取り組んでみてください!
「静かに!!」と言われても、誰かが話せば自分も話し⋯おしゃべりはなかなか止まらないものですよね。でも、目を閉じると外からの情報が減ることで落ち着き、名前を呼ばれるルールがあることで自分の姿勢に意識が向きます。外に向いていた意識を内側に向け、子供たちが自然と静かになれる3つの対策、みなさんのクラスでも試してみませんか?
小学校教諭。著書に『クラスがまとまる!小学1年生学級づくりのコツ』(ナツメ社)、『子どもの心をガッチリつかむ!とっておきの教室トーク&学級経営ネタ60』(明治図書出版)ほか。一児の母。