2020年度いじめ認知件数、過去最多54万件に。みんなの知見でいじめに立ち向かおう!

関連タグ
写真AC

文部科学省が発表した「平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」によると、小学校、中学校、高等学校および特別支援学校におけるいじめの認知件数は、過去最多の54万3933件、児童生徒1000人あたりの認知件数は、40.9件になるとの発表がありました。

この中で、小学校におけるいじめの認知件数は実に42万5844件。前年度調査では 31万7121件で、飛躍的な増加をしたと言えます。

いじめの認知経路については、
●「アンケート調査など学校の取組により発見」が52.8%
●「本人からの訴え」が18.3%
●「学級担任が発見」が10.6%
となっていました。

また、SNSなどのITを使ったいじめは16,334 件(前年度12,632 件)で、 いじめの認知件数に占める割合は3.0%(前年度3.0%) となっていました。

なお、本調査では、 いじめられた生徒のうち、約80%は学級担任に相談しているとの結果になっています。

いじめは増えているの?

実は、いじめの認知件数は2012年度の結果から急速に増加しており、2011年以前は多くても15万件程度と、児童生徒の総数から見ると大きな数字とは言えないものでした。

これは、過去2回にわたって調査方法が変わり、調査の精度がより上がったこと、法や制度の整備が進んで、いじめに対する大人たちの対処の網の目が細かくなっていった結果だと考えられます。それは同時に、いじめに対する感度と対応力が、今まで以上に先生たちにも求められる時代になったのだと、言い換えることができるのではないでしょうか。

いじめは、教師にとって絶対に避けて通れない問題の一つと言えます。さまざまな先達の先生たちの知見をもとに、しっかりいじめに対応していきましょう。

いじめの可能性をキャッチしたら!

いじめや不登校の問題に長く取り組んできた、北海道公立中学教諭・千葉孝司先生の知見です。初期段階からの対応法を、分かりやすくまとめています。

ぬまっちなら、いじめにどう立ち向かう?

国立大学法人東京学芸大学附属世田谷小学校教諭の、ぬまっちこと沼田晶弘先生の知見です。児童とのコミュニケーションを何よりも重視する先生ならではの、子どもからの本音の引き出し方など、ヒントがいっぱいです。

授業からもいじめ対策を!

山形県公立小学校校長・佐藤幸司先生の知見です。いじめ問題を可視化して考えるなど、教材を効果的に分析することで、アクティブ・ラーニングの観点からいじめ問題を子どもたちに理解してもらう指導案です。

ミニゲームでいじめ対策

やまかん先生こと、元小学校教諭・八巻寛治先生の知見です。いじめの要因として、いじめる側、いじめられる側の意識にズレがあることが挙げられますが、それをミニゲームの形で解決していこう、という有益な実践例です。

家庭と連携!いじめっ子を作らない防止策!

兵庫県公立学校・関田聖和先生の知見です。いじめ対策は、なんと言っても未然の防止策こそ大切。どんな子がいじめっ子になるのか、家庭と学校の両側面から問題をあぶり出し、対処していく方法を紹介してくれます。

保護者への対応はオールスクールで!

東京都公立小学校校長・井口修 先生の知見です。いじめの当事者・特に被害者となった児童の保護者となれば、その心痛は計り知れないもの。適切な対処法を伝えます。

構成/みんなの教育技術


この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

先生の教養の記事一覧

雑誌最新号