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「先生、嫌い!」と言われた時の対処法|沼田晶弘の「教えて、ぬまっち!」

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沼田晶弘の「教えて、ぬまっち!」
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国立大学法人東京学芸大学附属世田谷小学校教諭

沼田晶弘

独特の実践で子供のやる気を伸ばすカリスマ教師、沼田晶弘先生。
一学期中、ある子供に「先生嫌い!」と言われたことが気になり、自信をもてないという先生の悩みに、アドバイスをいただきました。

撮影/下重修

クラス全員に好かれることはない。
3分の1はアンチだと考えよう

ボクは基本的に「先生嫌い」と言われても、あまり気にしない。

「嫌い」と言われたとしても、仕事なんだから、気にしていてもしかたがないし、そもそも、クラス全員に好かれるなんて無理だと思っている。

ボクが若手だったころ、当時の副校長に言われた言葉がある。

「どんなにクラス運営が上手くいっても、3分の1はファンで、3分の1はアンチ、3分の1は無関心だからね」

この言葉は、今ふり返っても正しいと思うよ。

「今日の授業は完璧!8割はファンにできたな」って思うときがあるけれど、やっぱり何をしてもある程度の割合でアンチはいると考えていたほうがいいと思う。

それは保護者に対しても同じように思うようにしている。

教師も苦手な子供のタイプを
認識することは大事

先生だって苦手な子供はいるんじゃないかな。

自分が苦手なタイプの子にどう接していくかは、試行錯誤しながら経験して覚えていくしかないよね。

先生が子供に対して苦手意識を持つのはよくないと思いがちだけど、ボクは「自分はこういうタイプの子が苦手なのだ」と認識しているほうがよいと思っている。

自分の苦手なタイプの人を認識していることで、それならばどう接していけばよいか、自分なりに改善できるよう工夫しようという気持ちになるからだ。

「先生、嫌い!」は「私をもっと見て!」のサインかもしれない

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