小学校のオンライン保護者会:初めてでも成功する7つのコツ

「オンライン保護者会」。今、どの先生も興味があるのではないでしょうか。つい先日実施したという樋口万太郎先生が、オンラインでの保護者会をトラブルなく実りあるものにするためのポイントや注意点について、自らの体験からまとめてくれました。
執筆/京都教育大学附属桃山小学校教諭・樋口万太郎

目次
1、マイクはオフに、「ビデオオン」は強制しない
7月初旬、初めてオンラインで学級懇談会を行いました。
オンライン授業は4月から行ってきていましたが、懇談会となると話は別で、通常の懇談会よりも緊張しました。
通常の懇談会では、授業と同じで、参加されている保護者の反応を見ながら話をすることができます。しかし、オンライン懇談会では参加していただく方を「マイクオフ」にしなくてはなりません。「マイクオン」にしていると、様々な音が入ってきて、懇談どころではなくなってしまうからです。ですから、保護者の反応は基本的にはわかりません。
ということで、今回、「ビデオオン」にできる方にはしていただくようにお願いをしました。
ただ、様々な状況が考えられるため、「ビデオオン」を強制してはいけません。
2、スライドを用意する
今回は学年初の懇談会なので、内容としては、
- どのような学年、学級にしたいのか
- 最近の学級の様子
- 行事の日程など
このような順番で、事前に作成しておいたスライドを全体共有しながら進行していきました。話だけでなく、スライドがある方が内容を理解しやすくなると思います。