週末はしっかり休む!そのために金曜日にしておくべき3つのこととは?
せっかくの週末なのに仕事のことを考えてしまう…。こんな先生は多いのではないでしょうか。オンとオフの切り替えがしっかりできていないと、体調不良の原因にもなります。また、仕事へのモチベーションを下げることにもなりかねません。ただでさえ休むのが苦手な先生たちです。休みの日くらいは休みましょう。リフレッシュできる休日にするために、金曜日にやっておきたいこととは、どんなことでしょうか。
執筆/大阪府公立小学校教諭・浅野学
目次
休めない最大の理由は「週明けの仕事への不安」
少し余談になりますが、僕の周りの先生にも真面目な先生は多く、休みの日にも関わらず、児童の習い事の発表会や児童が出場する野球の試合などに観戦へ行ったりしている先生もいます。
しかし、それでいいのでしょうか。もちろん、児童の校外での成長を見るというのは教師として嬉しいことでもあると思います。
でも、学級の子ども全員の課外活動の様子を見ることができないのであるならば、できるだけ特定の児童のみの課外活動を応援に行くのは避けたいところです。習い事については、習いたくても家庭の状況で習えない児童もいます。
・・・さて。日曜の夜が憂鬱なのはみんな同じです。
週末に仕事のことを考えてしまう一番の理由は「週明けの仕事への不安」があるからだと思います。
それならば、金曜日のうちに「月曜日の準備を万端にしておく」というのはいかがでしょうか。
1、翌週月曜日の教材研究を綿密に行う
まず、せっかくの金曜日ではありますが、少しくらいの残業を覚悟して月曜日の教材研究をしておきましょう。いつもよりも熱心にします。すると、月曜日に授業をするのが少し楽しみになります。
綿密に準備した授業で子どもたちが生き生きとしている様子を見るのは教師冥利につきます。子どもたちからしても、憂鬱な月曜日に、先生が綿密に準備をした素敵な授業をしてもらえたら嬉しい気持ちになりますよね。
2、翌週の放課後の予定を確認する
次に、月曜日の放課後の予定を確認します。何もなければ、火曜日と水曜日くらいも確認しておきましょう。提出書類があるのならば、なるべく金曜日の間に終わらせます。翌週の見通しが立てば、週末の不安感の軽減につながります。週末に翌週の予定を把握しておくというのは、普段から習慣化したいところです。
3、黒板にメッセージを書く
最後に、月曜日の準備として、黒板に子どもたちへのメッセージを書いておきましょう。月曜日は先生と同じように子どもたちも憂鬱です。そんな気持ちで教室へ入ると、そこには先生からのメッセージが。これは簡単でもいいのです。何か書いてあれば、子どもたちは反応を示します。そんな反応を考えながら短めのメッセージを書いてみましょう。
月曜日の価値を高めると、休みの価値が上がる!
用意周到な金曜日を過ごすことができたあなたは、月曜日が待ち遠しくなるでしょう。華の金曜日ではありますが、週末にゆっくりと過ごすことができるのなら、いつもより少しだけ残業をすることで、気持ちとしては「月曜日よ早く来い」くらいになっているかもしれません。それが大事なのです。普段、なかなか翌日への準備が出来ないのなら尚更です。
月曜日の価値を高めて、自分から月曜日を迎えにいきましょう。